ドーナツ戦線に異常あり?

一時期、どこのコンビニでも出来たてドーナツを置いていましたが、今は、定番化したものしか売り場にはありません。

阪急曽根駅の高架下に、ミスタードーナツのお店がありますが、定点観測していますと、客足が鈍ったのは、ほんの一時期でした。

有名パティシエとのコラボや高級ドーナツの販売、抹茶シリーズの展開と、コンビニドーナツに対する意識は、そうとう高かったようです。

それに、auとタイアップして、毎週、ドーナツ2個分に相当するクーポンを会員限定特典に付けるなど矢継ぎ早にキャンペーンを展開。

コンビニドーナツは、そのせいか、売り上げは、思ったより伸びなかったようで、尻すぼみになってしまいました。

その道の専門店には、コンビニもかなわなかった事例のひとつですね。

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若者のジュエリー離れに思う

現在働いている職場には、アルバイトを含め、若手正社員が入れ替わり立ち替わり入店してきます。その中で、何組かのカップルが生まれ、若者特有の微笑ましい場面に偶然遭遇することもあります。

クリスマスが近づきますと、プレゼント交換を何にしようかと社員食堂で同僚で話しあったりしています。ジュエリーもプレゼントにあがるアイテムのひとつなんですが、彼女、彼氏たちの普段着を見ていますと、装身具を身に着けている若者はほとんどいません。

仕事が終わって、お店で買い物をしてレジに行きますと、学生アルバイトの女性が私の帽子のピンスタッドを目ざとくチェックして、「おっしゃれ〜、意外」と冷やかしてくれます。

若者の「○○離れ」の筆頭が車という調査結果が出ているようですが、「ジュエリー離れ」もそうとう深刻な現象です。

今の若者に、必要と感じないものを何とかして買わせるプロモーションは、辞めたほうが懸命という分析には、同感です。

ただ、身を飾るアイテムとして、アクセサリー、ジュエリー、宝石は魅力的なものなんだと提案する努力は、ジュエリー業界にとって必要だと思います。

最初は、天然石アクセサリーであっても、シルバーアクセサリーであっても身に着けるようになっていれば、やがて、金銭的に余裕が生まれたときに、ワンランク、ツーランク上のジュエリーに興味を持つようになる、そう思います。

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珈琲道一直線〜こだわりのコーヒー探しの旅〜

珈琲道一直線〜こだわりのコーヒー探しの旅〜
5月もカフェーパウリスタから、森のコーヒーとともに5月の月変わりコーヒーが届きました。毎月、こだわりのコーヒーが味わえるとともに、社長のコーヒー原産地を紹介するレポート「珈琲道一直線」が届くのも楽しみのひとつ。

今回は、パプアニューギニア。赤道直下の国、パプアニューギニアで出会った極上のコーヒー豆と現地の人との交流。

社長長谷川氏の奮闘ぶりに感動。

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Yoshitomo というブランド

Yoshitomo というブランド
誰が考案したのか、Yoshitomo のブランドロゴ。まったく、良くできてます。丸に「吉」。しかも「吉」が笑っている。

その吉本が今年100周年。こちら、大阪では、様々な企画が進行中。

私が子供のころ、阪神タイガースの勝ち負けより、昨日の吉本新喜劇の内容、ギャグについて知ってることが重要で、知らないと話題のなかに入れないで、悔しい気持ちになるものでした。

しかも、新喜劇の役者のギャグを忠実にマネることも必須?というように、子供のころからYoshitomo ブランドは、完全に「刷り込まれて」いるのです。

ですから、関西圏、特に大阪では、阪神タイガースとともに、その人気は絶大。
いま、100周年のカタログを見て、改めてそのブランド力の凄みを目の当たりにしています。

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珈琲道一直線

毎月、銀座カフェーパウリスタでコーヒーを定期購入しています。社長長谷川勝彦氏が世界のコーヒー生産地にコーヒー豆を買い付けるレポートが同封されてきます。今月は、それがカラー刷りになり内容が一段と濃くなっています。(コーヒーだけに?)

さらに、「こだわりのコーヒー探しの旅 珈琲道一直線」とタイトルがついています。今回は、コスタリカでした。コーヒー好きの私とすれば、コーヒーをすすりながらそのレポートを読むことは、至福のひとときになっています。

珈琲道で思い出したのですが、GI A Japan のライブラリーに、「宝石道」という本があり、デザイン担当の先生に特別に許可をもらって貸し出してもらったことがありました。

非常に興味深く読みました。ご興味があれば、東京GI A Japan にお問い合わせ、あるいは、卒業生であれば閲覧できると思います。ひょっとしたら、ミキモトライブラリーにもあるかもしれません。こちらは、一般の方でも事前予約をすれば閲覧できます。

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めぐり・あう・きょうと

阪急電鉄の秋のキャンペーン「めぐり・あう・きょうと」。京都にいけば、こんな「べっぴんさん」と巡りあう!わけないやん。すれ違うことはあっても。

ところで、11月15日まで「謎解き京めぐりマップ」をやっています。

小野小町が、今の世の女性に伝えるキーワードとは!?嵐山・河原町に隠された6つのキーワードを見つけよう。

参加無料で、参加賞とWチャンス賞あり。阪急電鉄各駅に専用パンフがあります。

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矢野経済研究所、「日本の宝飾品小売市場規模は2010年以降緩やかに回復」と予測

矢野経済研究所は2月24日、2009年に年間を通じて宝石専門店チェーン、百貨店や時計宝石店など約4000社を調査し「宝飾品(ジュエリー)市場に関する調査結果2010」の調査結果概要を発表しました。

それによりますと、2009年の宝飾品小売市場規模は前年比11.9%減の9283億円と落ち込んだ一方、2010年以降は緩やかな回復傾向になると予測しています。

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宝飾品市場は1991年には3兆円超の市場規模だったが、2009年にはその3分の1以下に落ち込んだ。2009年全体では、百貨店や宝石専門チェーン店の落ち込みが大きく、市場全体の2割近くを占めるブライダルジュエリーも、婚姻件数の減少や単価の落ち込みなどで市場は縮小した。

また、宝飾品の単価の下落が続き、還流市場も拡大した。還流市場は、消費者の宝飾品市場在庫(いわゆる箪笥在庫)を買取業者が買い取って再販するもので、これも店頭価格を押し下げる一因となった。ただし、インターネットによる宝飾品販売が伸張したため通販チャンネルだけは大幅に伸びた。

2010年には富裕層による高額品購入も徐々に出はじめ、単価の下落もほぼ底を打つと見られている。また贅沢品に対する消費マインドも回復し、市場は緩やかに回復基調を辿ると予測している。

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一方で、海外ブランドジュエリーとの競争が激化するでしょう。日本の小売市場における海外ブランドジュエリーの割合は、今や3割以上を占めているとも言われています。市場が緩やかに回復するとしても、それを海外ブランドジュエリーに持っていかれていてはなにもならないということも同時に認識しておくべきです。

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ぎょうさん買うたろう!商品券

ぎょうさん買うたろう!商品券
大阪で売り出した「ぎょうさん買うたろう商品券」。


10000円で商品券を買えば、11500円の買い物ができます。つまり、15%お得。5%を大阪府、10%を販売店が負担する仕組み。


橋下府知事もいろいろ考えまんなぁ。

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不況で質流れ品減る

質流れ品バザールが毎年人気を集めている阪神百貨店梅田本店(大阪市北区)が11日から2日間、高級ブランドなどの買い取りフェアを開催します。

毎日.JPから

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質流れ品バザールは今年で10周年。高級ブランドのバッグや時計、宝石などが格安に購入できるとあって、昨年2月には8日間の期間中の売上高が15億円を超えた。

バザールでは全国の質屋の「質流れ品」を販売してきたが、人気ぶりに比べ、最近は商品が集まりにくくなっている傾向が続いていた。不況のため高級ブランド品の流通が減り、質屋に持ち込まれる品自体が減っているためとみられる。同百貨店ではさらに広く、良質な品を集めようと、今回は事前に買い取りも実施することにした。

買い取りフェアは11日正午~午後7時、12日午後3時~7時に、11階グリーンルーム。売却は20歳以上の客に限定。全国質流れ品大バザールは21~28日の午前10時~午後8時(28日は午後4時まで)に8階催場。

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貴金属製品、ダイヤモンドを買い取る専門店が乱立気味です。実家近くの阪急岡町駅前商店街にも、貴金属、ダイヤモンドを買い取るチェーン店、買い取りを実施しているリフォーム店がありますが、実際に多くの持ち込みがあり、採算にあっているか疑問です。

不況が長引き、質屋にとっても、持ち込む側にとっても「良質な品物」はもうすでに持ち込まれてしまっていて、品不足になっているのでしょう。

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「専門店不老長寿論」

 天野秀二氏は、老舗の果物店、新宿高野の社長室長兼ギャラリー支配人を長らく務め、現在もフルーツ評論家として活躍されています。

 フルーツが地上の宝石であるならば、宝石はまさに地中の宝石であるわけです。フルーツ専門店として新宿高野の発展に貢献した天野氏の戦略は、ジュエリー専門店の成長におおいに参考になることがあります。

 <反すう ~考え方の原点>

 過去を整理すると、さまざまなアイデアが出ます。昔の知恵や知識を現代風にアレンジして提案することが大切。「逆転の発想」で有名な組織工学研究所の所長だったロケット博士の糸川英夫氏は、「人間は老化する動物だ。だから、絶えず過去の出来事や覚えた知識を反復、反すうすることが大切。」と言っています。

 <レポート>

 「中央公論」に評論家の草柳大造さんが「専門店滅亡論」という論文を発表。近代小売業であるスーパーマーケットに押され、専門店や中途半端な店はどんどん整理統合されていくという論旨でしたが、天野秀二氏はそれに対抗して、「専門店不老長寿論」を展開。


 『消費者が商品を購入する場合の価値観は、合理的価値と情緒的価値の二つ。「実」「美」の二極の価値である。貿易自由化によって目新しい舶来商品が上陸し、消費者が群がったとしても、それは一時の現象にすぎず、やがて賢明な消費者は、「実」と「美」を分けて求めるだろう。「美」を求める消費者のニーズに合わせるのが専門店である以上、専門店は不老長寿なのである』。

 以上の見解は、まったく今のジュエリー業界に当てはまる現象ではないでしょうか。もし、海外有名ジュエリーブランドが「実」、持っていること自体が実質だとしたら、それに対抗するのは、専門店はやはり「美」を追求しなければなりません。

 しかし、伝統に培われたヨーロッパの宝飾文化に対抗して、「美」を追求することは、並大抵の努力では成し遂げることは困難でしょう。ただ単に、ヨーロッパのジュエリーのものまねをしているようでは、日本の宝飾文化は育ちません。日本の消費者の感性に訴えるような作品を提案しなけれればなりません。例えば、江戸小紋や薩摩切子、日本独自の文様をアレンジしたジュエリーを提案する、漆、七宝、象嵌、打ち出しなどの技法を応用するなど工夫が必要です。

  <新しい戦略>

 天野秀二氏は、「フルーツ頒布会」を始めました。果物に情報という付加価値をつけて個性化を図ろうとしました。毎月、旬の果物とそれにまつわる物語をセットで宅配しました。名前は聞いたことがあっても、見たことも食べたこともない果物や、一度食べてみたいと思っていた果物などが毎月定期的に配達され、各家庭で喜ばれました。

  「フルーツ倶楽部」は、産地へいって食べながら学ぼうという試食ツアーです。

 ジュエリーでは、毎月、旬な宝石を頒布することは不可能です。旬な宝石というものがありません。毎月、誕生石を頒布することはナンセンスです。しかし、情報という付加価値をつけることは可能です。宝石にまつわる情報、歴史は調べればいくらでもあります。最新のジュエリー事情をお客様にはがきでご案内することも可能です。情報の発信をどうジュエリーの販売に結びつけるか、それが専門店の知恵です。

  専門店は、今、攻めの経営が求められています。海外のジュエリー業界展には、今や多くの専門店のオーナーが視察に行っていますし、現地で買い付けをしています。過去、ヨーロッパのジュエリーショー視察は、日本では、メーカーや大手の卸業が主体でしたが、もうそういう時代ではありません。ジュエリー専門店は、海外の情報をいちはやくキャッチし、海外に飛び出る姿勢がなければ、この先発展は望めないのではないでしょうか。

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