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宝石専門店の潮流

当ブログの過去エントリーから。
今から、約8年前に投稿しています。

「らしさの宝石店」

ショップオーナーの個性が光る「らしさの宝石専門店」は、不断の経営努力、時代の流れを読んだ営業戦略により、インバウンド消費の変化にかかわらず、売り上げを維持、あるいは売り上げを増加させているようです。

「らしさ」といっても、オーナーのこだわりだけが優先し、「お客様ファースト」を軽んじた販売戦略では、次第にお客様が離れていくのは自明のことです。

宝石専門店に限らず、「らしさの専門店」は増える傾向にあり、繁盛する専門店のひとつの潮流を形成していると思います。

最近、もうひとつ、新しい専門店の潮流が生まれてきています。

ネット環境が整備され、スマホやSNSの普及により、同業や異業種のお店どうしにおける地域ネットワークが出来上がってきています。コーヒー専門店とベーカリーショップ、はちみつ専門店、ジャム専門店とベーカリー、ラーメン店とスパゲッティ専門店などです。お店どうし相互に宣伝しあう、お互いのお店に案内パンフを置き合うなど、協力し合って売り上げを伸ばそうとする動きです。

地元の若手創業者にこの傾向があるようです。特に、私の地元豊中市では、そういうことが盛んです。豊中市役所が、「協業」をテーマに市民に呼びかけてきた、そんな土壌があることもこの潮流を生み出しているひとつの要因ではと思っています。

この傾向が、豊中市だけの局地的なものなのかどうか、今後、まだまだ検証余地はあると考えています。

宝石専門店でも、こうした事例があります。これから注目していこうと思っています。

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