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宝生家の宝食なる日々〜第3話 (3-34)仁と透とダイヤモンド

確かに、ハートとアローが見えることは、そのダイヤモンドのひとつの個性である。

ダイヤモンドの販売は、4C +P。Pは、personality。respect each diamond ’s personality ひとつひとつのダイヤモンドの個性を語れてこそプロ。

仁は、ダイヤモンドの販売に関してそう考えてこれまで実践してきたし、ジェムクラフトのメンバーにもそう指導してきた。しかし、ある時期、日本のブライダルダイヤモンドのほとんどと言っていいほどハートとアローが見えるダイヤモンドになってしまっていた。もちろん、海外ブランドジュエリーショップではそういうことはなかった。

海外ダイヤモンドディーラーたちは、日本のバイヤーがハートやアローが見えるエクセレントカットしか買わなくなってしまった日本の特異性に対し驚きを隠せなかった。日本のバブル崩壊後、安価なダイヤモンドしか売れないという百貨店、チェーン店側の意向に沿い、SI-Iクラスのロークラリティーのダイヤモンドばかりを買っていたのに、今度はVS-Hup、Excellentばかりを買っていくからである。極端から極端に振り子が大きくふれるがごとく購入するダイヤモンドの品質が変わってしまっていた。

ちなみに、「ハート&アロー」は、社団法人日本ジュエリー協会発行「ジュエリー用語事典」によると
「ブリリアント・カットのダイヤモンドのパビリオン側から見えるハートマークとテーブル側から見えるアローマーク。プロモーションとシンメトリーの優れたカットに見える。ハート・アンド・アローは商法登録となっているので、一般にはハート・アンド・キューピッド(H&C)と表示される」とある。

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