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宝生家の宝食なる日々〜第2話 ヒカルとメレ・ダイヤモンド(2-13)

「ヒカルちゃん、おもしろいサンドイッチ食べてるね」ジェムクラフトのオーナー浅見透は、のぞきこんでそう言った。

「パパが朝作ってくれたの。なんでも、大阪風たまごサンドだって」

「そうなんや。相変わらず、まめやね、奴は」

コンコン。

「よう、ここか」
「あら、パパ!」
宝生仁(ひとし)がキッチンに勢いよく入ってきた。

「11月22日、いい夫婦の企画ジュエリー、順調に進んでるか」

「ああ、おかげさんで注文をこなすのに大変やねん、猫の手も借りたいくらいや」と、浅見。

「そうか、そら良かった、良かった」

仁は、ジェムクラフトの商品企画、広報を担当している。東京で培った人脈を生かして、ダイヤモンド、色石などの調達も兼ねている。

「パパ、あのデザイン、石合わせが大変!」ヒカルがぼやく。

「いい夫婦、縁を重ねて」の企画は、円(まる)をふたつ重ねたモチーフのリング、ペンダントのジュエリーの提案。

ただ、単純にラウンドのメレ・ダイヤモンドを使わず、ペアーシェイプとマーキスのダイヤモンドがメインの材料。バリエーションとして、ルビーを使ったパターンも展開している。しかも、価格は、夫婦に引っ掛けて、すべて「22」万円に統一している。

「浅見、オレも値段に見合った材料捜すの苦労したわ、値段もこの品種だと破格のプライスになる」

続く。

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