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宝生家の宝食なる日々〜第2話 ヒカルとメレ・ダイヤモンド(2-4)

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無蛍光紙でできている「ダイヤモンド・カラー・グレーダー」


今、ヒカルがアソートしているのは、バンコク・メレだ。メレ・ダイヤモンドの約90%は、インドメレといわれている。メレサイズの形のいい原石は、バンコクのカッティング業者に供給されている。メレサイズの形のいい原石は少なく、そのほとんどがインドでカットされている。

メレ・ダイヤモンドの原石の良し悪しは、フルカット(ラウンドブリリアントカット)にした場合のメイク(カット)の良し悪しに直結する。

さて、専門的なお話し、これくらいにしよう。

ヒカルの数え終えたロットは、社長の浅見が甲斐貿易から仕入れたもので、すでに浅見が品質をチェックしたものだ。ダブルチェックのため、ヒカルが品質の再チェックをしている。

ヒカルは、次のロットを取り出した。次は、そう簡単にはいかない。インド・メレのロットだ。

ヒカルは、そのメレをソーティングパットにあけ、スコップで適量をすくい、紙でできた「ダイヤモンド・カラー・グレーダー」の溝にざらっと注いだ。

ダイヤモンドのカラーグレードや色石の色調を判断する「デイライト」の光のもとにそれをかざした。

ダイヤモンドのカラーグレードが落ちるものをピックアップするためだ。

続く。

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