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宝生家の宝食なる日々〜第2話 ヒカルとメレ・ダイヤモンド(2-2)〜

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ヒカルの使っているピンセットは、チタン製。軽いので、長時間作業が続いても疲れにくい。

そのピンセットに輪ゴムをぐるぐる巻きつけている。シーブでダイヤモンドをふるいにかけるとき、シーブ本体を軽くまわしながら、ピンセットでシーブの外側をたたく。その時、カンカンと金属音が響く。その音は、甲高く部屋に響く。

輪ゴムをピンセットに巻くことによって、それが緩衝材になり、甲高い音がいくらか緩和される。

それを教わったのは、父の仁だ。実はヒカルは、大学時代、御徒町にあった仁の事務所で、父の仕事を手伝っていたのだ。

ヒカルは、シーブでメレダイヤをアソートしたあと、石数を数えている。ピンセットの先でダイヤを3ピースずつ33回数え、それに1ピースを加え、100ピースの山をソーティングパットに何個も作っている。大量のメレを数えるには、この数え方。少なければ、3ピースプラス2ピースで5ピース、それを2回で10ピース数え、10ピースの小さな塊をソーティングパットの上に作っていく。

根気がいる作業だが、これが基本。

続く。

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