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宝生家の「宝食」なる日々〜第1話(1-8)ヒカルのジュエリーコーディネーター3級合格祝〜

宝生家の「宝食」なる日々〜第1話(1-7)ヒカルのジュエリーコーディネーター3級合格祝〜
カラン、カラン。仁の長々とした説明に飽きた麗子は、ロックグラスの氷をクルクルと回した。

「さっ、そんな小難しいお話しはこれくらいにして、デザートにしようよ」
「そうね、そうね」
ヒカルもママの意見に大賛成のようだ。必死で要点をかいつまんで説明していた仁は、ちょっと拍子抜けした表情をみせたが、すぐに気を取り直して女性ふたりに合わせることにした。

「ママがチョイスしたの。ママは、とりあえずサバランをもらうわ。ヒカルは、モンブラン。パパは、アップルパイでよかったわね」
麗子は、二人の好みに合わせ、近くの「パティスリーJMムーラン」でケーキを買っていた。

「パパ〜!ヒカルにロイヤルミルクティー入れてくれる」
「ハイハイ、わかった」
「わたしは、カフェロワイヤルね、ヨ・ロ・シ・ク!」すっかり酔っぱらってしまった麗子は、ここぞとばかり娘のヒカルに乗っかった。

「パパは、ホントに、コーヒー、紅茶をいれるのうまいわネ」
「せやろ、せやろ、年季入ってるからな」仁は、娘に褒められてまんざらでもない様子だ。

「学生時代、阪急のパーラーと大食堂でバイトでしてたからな」
仁は、阪急百貨店のパーラーと大食堂の掛け持ちのアルバイトを大学生のころ3年間していたので、コーヒー、紅茶のいれかたは、プロ並みと自負している。

仁は、自分用のブラックコーヒーとロイヤルミルクティー、カフェロワイヤルを慣れた手つきでささっと作った。

「さあ、美味しいケーキとコーヒーで、ヒカルのお祝いは、お開きにしよう」

第一話、終わり。

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