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仁醒の今年のキーワード~宝石専門店生き残りのために~その1

皆さん!そろそろおとそ気分もすっかり抜けて、今年も頑張るぞ、という気分になっていますか。毎年、恒例になっています「仁醒の今年のキーワード」。ジュエリー業界の一部で話題騒然?となっているとか、なっていないとか。


さて、今年のキーワードは、ズバリ「ライブ感の演出」です。


食の世界では、「出来たて」「揚げたて」を演出することによって、食のライブ感を演出しています。百貨店、特に、梅田の阪神百貨店は、昔から徹底しています。スーパーの惣菜コーナーもオープンキッチンになっていて、出来たて、揚げたてをお客様に提供しています。コンビニの一部の揚げ物もそうですね。


音楽観賞やスポーツ観戦にしても、ライブハウスや球場、競技場でプレーヤーのパフォーマンスを見るのが最高です。


では、ジュエリーの販売の現場ではどうでしょう。ありきたりの商品を巧み?な接客話法で販売する、にわかじこみのおもてなしでお客様を満足させる、など宝石専門店としては、二次的なことばかりクローズアップされています。


さらに、宝石、宝飾品に対する専門知識の必要性ばかりが強調されていて、宝石商としての基本的な技量が置き去りになっています。


ゴルフでいうところの「練習場シングル」プレーヤーばかりを業界ではもてはやしているようで、私自身危機感を感じているところです。


練習場シングルプレーヤーは、スイング理論、ゴルフや道具に関する知識は豊富で、確かに、練習場マットの上のボールはきれいに飛ばします。ただ、微妙なアンジュレーションがかわり、景色や気候が変化するコースでは、からきしダメです。そして、言い訳だけは一人前。


そんな業界の先輩たちは周りにいませんか。売れない理由を販売員の技量のせいにする社長はいませんか。


販売戦略、商品政策がはっきりしない、差別化ができていない、ヒット商品を生み出せないのであれば、ジリ貧になるのは当たり前です。

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