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買取専門店

買取専門店
買取専門店
写真は、阪急蛍池駅構内と駅のそばで撮ったものです。


阪急宝塚沿線の主要駅のそばには、質屋か金・プラチナなどの買取専門店が少なくとも一軒はあるのではないかと感じてしまうほど乱立しています。


質屋さんは、もともと長年地元に密着しているのですが、最近目立って多店舗化しているのが、新興買取専門チェーン店です。


不景気、リサイクルブームに便乗して、多店舗化しているようですが、既にその種のお店は飽和状態にあることは間違いなく、この先一体どこが残れるのか疑問に思っています。


地元のジュエリー専門店でも、買い取りをしているお店があるのですが、ダイヤモンドや色石を国際相場や市場流通価格に鑑みて買い取るというような、さすが宝石専門店ならではのサービスがあるわけでなく、まったく差別化ができていません。


それでは、宝石専門店が買い取りをする意味がないと思います。ただジュエリーを買い取るには、石の値踏みができなければなりません。しかし、ダイヤモンドや色石をいままでルースで買っていなければ、石の価値、相場が踏めるわけがありません。経験のないお店は、金・プラチナだけの買い取りをすることになってしまいます。


ですから、以前からこのブログで主張していますように、宝石専門店として、中途半端に買い取り業務をすることは、お店にとってかえってマイナスになると思います。


買い取りをやるならば、ダイヤモンドや色石を含め、ジュエリー本来持っているデザイン性をも含めた評価をすべきで、それができれば、宝石専門店として消費者から立派に認知されるはずです。

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コメント

もともと時計店であったお店が、宝石を扱い、メガネが儲かるとなれば、それを扱うやうになった兼業店が金・プラチナの買い取りをするようになったのは、自然の流れなのでしょうね。

投稿: じんせい | 2009/08/01 15:19

お久しぶりです。
おっしゃるとおりです。
質屋さんも盛んに「地金買取」を謳っていますが、
皆さんの箪笥から地金を吸い上げてしまったら、5年後、10年後どうするの?このビジネスモデルは存続できるの?
って思います。
地金は本当に困った時に換金するのがいいと思います。
結局換金しなかった場合は、それは幸せな人生だったって事ですよね。

投稿: 渕上 | 2009/08/01 10:31

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