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講談社、小学館、集英社の3社、ブックオフの株式30%取得へ

 出版不況が深刻化するなか、講談社、小学館、集英社の3社は、印刷業界最大手の「大日本印刷」と、老舗の書店「丸善」などと組んで中古書籍の販売チェーン、ブックオフの株式のおよそ30%を、筆頭株主の日本政策投資銀行などから取得する方向で詰めの協議を進めています。

 ブックオフは全国におよそ900店舗を展開し、中古書籍の市場拡大をけん引してきましたが、新刊の書籍の販売を伸ばしたい出版社や印刷業界などにとって収益を圧迫する存在となっていました。しかし、出版不況が深刻化するなか、講談社などは、ブックオフの株主となることで消費者に定着した中古市場を取り込むとともに、ブックオフの店舗網を販路として活用するねらいがあるものとみられます。

 今回の動きについて、出版ニュース社の清田義昭代表は「ブックオフは出版界のなかで鬼っ子的な存在だった。書店の店頭に新刊本が並ぶと同時にブックオフで同じものが1-2割の安値で売られる。当然、新刊本への影響は甚大」と指摘。そのうえで、「ただ、ブックオフという業態は出版不況の中ではまだまだ魅力的なビジネスモデル。出版社側も完全につぶしてしまおうとは考えていないはずだ。今回の株式取得によって、中古本市場をうまくコントロールしていこうということだろう」とみています。

 ブックオフでは2007年、不正経理問題などが発覚して経営が悪化。08年3月には、日本政策投資銀行系の2つの投資ファンドがそれぞれ約15%ずつ創業者らから株式を取得し、筆頭株主になりました。08年3月期の連結売上高は504億円。

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 さて、出版業界だけでなく、ジュエリー業界も慢性的な業績不振。出版業界と同じく、リサイクル事業に営業拡大の活路を見出そうとしてしています。ブックオクが新刊出版業社にとって「鬼っこ」になってしまったように、ジュエリー業界にとって、リサイクル・ビジネスが新作ジュエリー販売に足かせにならないとは限らないと思います。

 今回の問題で、出版業界とは業態や販売システムの違いがあるとはいえ、「対岸の火事」と思わず、ジュエリー業界でリサイクル・ビジネスの取り組みについてよく考えてみる必要があると感じています。

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コメント

 ブックオフには、友人との待ち合わせの時間調整に利用する程度ですが、普通の書店より、店員さんが元気がいい?ようですね。

投稿: 仁醒 | 2009/05/15 17:40

ブックオフ、お世話になってます。でも相変わらず元気のよいかけ声が店内に響き渡る有様は大嫌いです。旧女社長のおばちゃん的おもてなし、=行き過ぎと感じているのは僕だけでしょうか?(万一偏見か?と言うご質問があればと思い、お答えしておきます。偏見ではありません)

投稿: いのうえ | 2009/05/13 21:26

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