本当のポジティブシンキング
プラス思考、ポジティブシンキングの本が書店に山積みになっています。私の経験上、本当にどん底状態の時、プラス思考など出来ませんでした。明日の生活費はどうするんだなど現実の問題の対処で精一杯です。明日の飯代がないのに、プラス思考しろというのは酷です。また、病気で入院して、体の具合が悪い時、積極的になりたくても、体がいうことききません。
平穏、平静であればこそ、ポジティブになれるものです。最悪の時は、何かにチャレンジしても、あせってしまったり、アイデアが悪いのに無謀にチャレンジしていることに自分が気づかなかったりで、失敗を重ねてしまいます。
中国の易学では、陰の極みに近いとき、それがやり過ぎるまで、じっと我慢するのが得策といいます。
実際、スポーツでも仕事でも最悪の時は、何をやってもうまくいったためしがありません。3セットマッチのテニスの試合であれば、出だしのセットが最悪の状態であれば、頑張って挽回するのではなく、そのセットは簡単に落としてしまうといのも戦略のひとつといえます。
仕事上、明日の約束、決済などはきちんと対処しなければいけませんが、仕事がスムーズに動かないとき、なるべく、三年先五年先のことを考えるようにしています。
懸命に努力しても思ったような成果がでないとき、いまやっていることを思い切ってやめてしまうのも選択肢のひとつです。一旦総退却してみましょう。視界が広がって、全体が見えることになり、新たな戦略を思いつくこともあるのです。
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