三貴「ジュエリーマキ」民事再生法の適用申請
民間信用調査機関の東京商工リサーチ発表によりますと、「ジュエリーマキ」などを展開してきた宝石・貴金属販売の三貴が東京地裁に民事再生法の適用を申請しました。負債総額は約117億円。
69年に「銀座ジュエリーマキ」の1号店を東京・大井町にオープン。ピーク時には「じゅわいよ・くちゅーるマキ」など全国1200店を展開し、95年2月期、年商1853億円に達していました。
商売の最盛期、タレントを起用した派手なCMを数多くTVで流していましたので、皆さんご存知でしょう。しかし、多店舗展開で借入金が膨らみ、店舗数を大幅に削減し固定費の圧縮に努めていたようですが、売上の減少に拍車がかかり、ついに民事再生法の適用の申請をした模様。
財務内容、内部事情は知る由もありませんが、よくいままで会社を運営できたものだと妙に感心してしまいます。
当ブログ「認知症女性に宝石を販売」でご紹介しましたが、経営破綻の原因には、多店舗の弊害、商品MDの失敗のほかに、販売方法にも問題があったようで、消費者からの信頼の低下が大きかったのではないでしょうか。
この先、第二、第三の「ジュエリーマキ」が出るような業界の気配を感じます。
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