雨後のタケノコ 、貴金属・宝石買取店
隣り町に2、3軒あった貴金属・宝石買取店が、ついに我が町にもできてしまいました。
まるで雨後のタケノコのごとく。
先週、そのお店の折り込みチラシが入っていました。チラシから受ける印象は、業界でいう「スクラップ地金」の買い取り。「ひと山いくら」の世界。宝石・ジュエリーに対して夢も希望も失せてしまいそうな写真です。
店頭でグラム売りの代表であったキヘイネックレス。そのほとんどが量産型マシーンチェーン。そこにはジュエリーの付加価値などどこにもありません。業者と百貨店や大手小売店が企画し、K18・Ptネックレスをグラム単価で売る野菜や肉と同じような扱いで販売し、その価値を下げてしまいました。
ダイヤモンドジュエリーでさえ、「キャラ」単位で価格設定をしていました。例えば、Ptダイヤモンド一文字1ctアップで、198,000円、Ptダイヤモンドエタニティーリング2ctで、298,000円とか。
驚くことは、そのような失策を再び宝石専門店がやり始めていることです。「還流・リサイクルビジネス」という美辞をつけて。しかし、実態として、一般ユーザーから上記のような買取店と同格のようにに扱われることは明白。儲かりそうであれば何にでも手を出し、そのブームをすぐ終わらせてしまう、いつまでもそんな業界でいいのでしょうか。
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