山口遼氏が語る、「ダメなデザイナー、宝石店、商品について」
宝飾史研究家、山口遼氏が、今書店に並んでいます「BRAND JEWELRY 2009 Spring」(ムック)のコラム「価値あるジュエリーとは何かを問う」で、「ダメなデザイナー、宝石店、商品について」語っています。思わず、苦笑してしまう内容。
業界人は、反面教師として、ご一読のほど。
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コメント
他の匿名希望の方の記事を読んで、気になる事があったので記入させて頂きます。当方も業界人です。かなりの誤解があるようなので、いてもたってもいられずコメントをさせて頂きました。
>ジャパントップジュエラーズクラブとかいう会社をやっていて
あの集まりは、会社や企業体ではありません。単なる有志の集まりです。山口氏自身は、そこで宝飾品の販売をしている訳でもマージンを取ってる訳でもありません。全くのボランティアでやっていらっしゃいます。ご本人は業界独特の「問屋システム」に疑念を抱いておられ、問屋を抜きにして販売店と業者やデザイナーを結びつけたいという思いで主催されているそうです。
山口氏がこれまで書かれている事等を拝読すると辛口なのは確かです。ですが、永年の研究と膨大な知識に基づいての内容ですから、決して間違った事はおっしゃっていないし、的を得ているなと個人的には考えています。鋭利な切り口は賛否両論でしょう。ご自身の好みも色々あるとは思います。ですが、私自身この業界に身をおいて20年以上、山口氏をまず頭ごなしに否定する業界人で、まともな人に出会った事がありません。あの人は分かってない、勝手な事ばっかり言ってる、等とおっしゃる方々も多々おられますが、そういう人に限って当方から見ても「そういう自分こそどうなのだ?」と問いつめたくなるようなものを平気で造ったり売ったりしているのです。自分自身にやましい事があるから、氏に本当の事、筋の通った事を堂々と指摘されると困ってしまうのでしょう。
山口氏推薦のジュエラーでも、当初は良くても品質が落ちてしまう事もあるだろうと思います。氏は推薦本や推薦記事も書かれていますが、ご自身の基準に合わなくなったジュエラーは次回からは絶対に掲載しないとの事。氏のお墨付きが一度あったとしても、そのジュエラーの商品全部が全時代を通して全部良いとは限らないのではと率直に思います。
たった一つの事例だけで、全部がそうだと決めつけるのも問題かと思われます。最終的には、個々の冷静なご判断だと考えますが如何でしょうか。
投稿: 匿名 | 2012/05/24 17:20
こんばんわ。web上なので匿名にさせて頂きますが、業界人です。
どうぞよろしく。
以前に山口遼さんお勧めのイギリスの作家もののアンテークをお客様が持って来ました。一目見て、酷い作りでで驚きました。ブローチでしたが金具も機能していないもので直しようもありませんでした。更に驚いたのはその購入価格です。私が見たところの、10-20倍の値段で買ったそうです。その方は山口さんに傾倒していて、そのお勧めだからそのくらいはするだろうと思ったそうです。もちろん私はけなすことなく、そのお客様にはそのまま帰っていただきましたが、内心山口さんの審美眼には疑問を持ちました。
山口さんは宝飾史研究家という肩書で何冊も本を書いていますし、前述のムックなどでもダメなデザイナー、商品などと書いていますが、かなり偏見に満ちています。
実際、山口氏はアンテイ―ク商品を販売していますし、ジャパントップジュエラーズクラブとかいう会社をやっていて、実際は業者です。業者があたかも評論家のように商品を褒めたり、他社の商品をけなしたりすることは、ルール違反で、品格のある行為とは思えません。
研究家と言う中立の立場のように見せかけて、自分の息のかかった商品、デザイナーの知名度をあげ、ライバルを蹴落とすようなやり方はフェアではないと私は思います。
ペンはあるときは暴力です。読んだ人には受けるので書いているように思いますが、業界内からもかなり批判が出ていますので、あまりお勧めになら無いほうが良いように思います。
長くなってすみませんが、人や商品の悪口を言って、業界が良くなるとは思えませんのでコメントを書かせていただきました。
投稿: 匿名希望 | 2011/10/22 22:59