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映画「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」を観て

Willsonwar  画像は、「シネマ・コンプレックス on フレッツ」より

 昨日、ガザ空爆のことが頭に残っていたせいもあり、「シネマ・コンプレックス on フレッツ」のストリーミングで、気になっていた映画「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」を観ました。

 テキサス出身の一下院議員のチャーリー・ウィルソンが、ソ連軍に侵攻されていたアフガンの惨状を見て立ち上がり、アメリカに軍事的裏工作をさせて、それを排除する物語。

 物語の中で、チャーリー・ウィルソンを補佐するCIAの敏腕諜報員が、中国の物語として「馬と少年の話し」をしていましたが、それは「人間(じんかん)万事、塞翁が馬」のことです。

 災いが降りかかってきたと嘆いていたら、そのことで人生が好転し、幸運が巡ってきたと喜んでいたら、それがもとで不幸を招いてしまう、そんな中国の故事です。

 今のアフガニスタン、イラク、イスラエルの現状を見ていますと、まさに、その通りです。

 すべてアメリカが軍事介入するから紛争が長期化するのだ、と決め付けアメリカを非難するのは簡単ですが、そのまま紛争を放置するわけにもいかず、しかも民族、宗教が互いに絡み合っていますので、非常に難しい問題です。

 アフリカの内紛の火種の多くは、「地下資源」の利権闘争にあり、人間のエゴの醜さを露呈していますが、それを仲介して収めることも難しいことなんでしょう。紛争が一時的に収まっても、数年たつとまた同じように争ってしまう、そういうことを繰り返しているようです。

 オリンピックなどの国際競技で「地球はひとつ」と理想を掲げていますが、現実はなかなか厳しいようです。

 ジュエリーの商いにおいて、先を読み、どう動けばよいか、どうにかこうにか妙案、アイデアは浮かぶものですが、国際紛争を根絶させる施策は、残念ながら私には思い浮かびません。

 

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