来年のジュエリー業界はこうなる
今年、このまだと将来「日本の宝石商は絶滅危惧種」になるとこのブログで警鐘を鳴らしました。不幸にもその予測は的中する方向性にあると言えます。
過去、日本のカバン業界が、ルイヴィトン、シャネル、カルティエ、グッチ、プラダなどの海外ブランドに押され、一部のメーカーとカバン専門店がなんとか生き残ったように、日本のジュエリー産業は、マクロ的な見地においては、危機的な状況にあると思っています。
ただ、個性的なセレクトで差別化を図っているジュエリー専門店、他社に真似のできない独自の技法で成功している工房、ユーザーに確固たるファンを持っているデザイナーによるブランドなど、この逆風の中で健闘している企業・個人も少なからずあることは確かです。
来年は、多くの産業が世界不況の影響を受け、さらなるリストラに迫られるように、ジュエリー業界にとっても、大変な年となることでしょう。いままでの成功体験を忘れ、自ら「脱皮する」か、「自己変革できる」企業のみが生き残れると思います。
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