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百貨店から宝飾プロパー品売り場が消える!?

 個人消費の冷え込みが加速しています。株安で購買意欲が冷え込む「逆資産効果」も顕著。日本百貨店協会が18日発表した10月の全国百貨店売上高は、既存店ベースで前年同月比6・8%減の5845億円となり、8カ月連続で前年を割り込みました。同協会では「消費税の導入や引き上げなどによる特殊要因を除くと最悪の状況」と発表。

 高級ブランドのバッグなどを含む身のまわり品は9・7%減と、過去3年間で最大の落ち込みを記録しました。特に、東京地区で8・4%減となるなど、「富裕層が多い大都市が急減速した」と分析しています。宝飾品も落ち込みがひどいようです。美術・宝飾・貴金属が20.0%減と過去最悪の落ち込みを記録しています。

 三越伊勢丹HDは、三越の地方店を地域事業会社として効率化を進める一方、三越と伊勢丹の両事業会社を予定より2年前倒しして、2011年に統合するなど3ヵ年計画を発表しました。

 J・フロントリテイリングは、横浜松坂屋を閉鎖するなどリストラが先行しています。

 百貨店の統合により、リストラが進み、不採算店の閉鎖、本社機能の統合、旗艦店の集中投資やインターネット販売の強化が始まります。

 海外ブランドジュエリーインショップや百貨店1階で展開していますアクセサリーやライトジュエリー売り場は残るでしょうが、いわゆるプロパー商品を陳列しています宝飾サロンがこの先百貨店の売り場に残る可能性は低いと思います。

 百貨店は、すでに「百貨」を扱うお店ではなく、「メガ・セレクトストア」なのですから。また、そうでなければ、この世から百貨店はなくなってしまうでしょう。

 現在、祝日、休日でさえ、宝飾サロンは閑古鳥が鳴いています。それに引き換え、海外ブランドジュエリーはメガストア化しています。家電、カメラのメガストアに押され、百貨店の売り場からそれらのコーナーがなくなったように、百貨店から宝飾売り場が消えてなくなることは大いにありえることです。

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