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ジュエリー業界のコラボレーション

 今、はやりのコラボレーション。英語では、collaboration 。その意味は、共同作業、共同製作。ミュージシャンが、過去使っていた、セッションとは違うのでしょうか。ジャズでは、よくセッションという言葉を使っていたのですが。即興的に作り上げるのが、セッション、じっくりスタジオで創作するのがコラボレーションなのでしょうか。

 ふたり以上で共同で作り上げるのが、コラボレーションとすれば、成功することもあれば失敗することもあるはずです。

 一般にコラボレーションといえば、いい意味で使っているようです。コラボレーションすることによって、より芸術性が上がったり、お互いの能力がシナジー効果を生み出すことになります。しかし、コラボがミスマッチで不協和音を奏でるという可能性もあります。

 成功するコラボレーションといえば、例えば、クラシックのバイオリニストとポップスのピアニストの組み合わせ、あるいは、三味線とギターなどが思い浮かびます。

 音楽、芸術であれば、その道の一流であれば、組み合わせの妙で、いままではとは違った作品が生まれる可能性があります。

 しかし、ビジネス社会のコラボレーションとなれば、お互いの利害関係、規模の大小、費用の比率、利潤の分配などが絡み合って、成功を収めることは難しくなります。

 例えば、ジュエリーの業界でいいますと、メーカーと小売店、専門店のコラボレーションです。全国に拠点を持つナショナルチェーンであれば、メーカーもコラボレーションする意味があります。初期の製作で、ロット数が見込めるので、原型代も利益のなかで償却することができます。メーカーにとって一番ありがたくないのは、サンプルだけ数個作って、後は注文発注されることです。原型に数万円使って製作したものが、初期発注だけで終わった場合、利潤から原型代もでないことになり、赤字になります。

 経験上、ジュエリーの卸会社とメーカーとの間で、そのことでもめることがしばしばありました。もうひとつは、返品です。卸会社が、大手チェーン店に納品したものが、ある時期を過ぎると、売れ残った商品が返品となり、それをメーカーに押し付けようとすることです。

 景気がよくない時代、不良在庫をかかえることは、企業にとっては死活問題になります。

 卸会社とメーカーとのコラボレーションは、多くの問題が発生します。それが単独小売店とメーカーとのコラボレーションとなれば、もっと困難になります。

 いろいろ考えていきますと、ジュエリー業界でのコラボレーションは、、縦の流通の間では成功する可能性は低いといえます。

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