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観覧車

観覧車
自宅近くから携帯で撮影。

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こういう時代だから、クラシック

 朝、ラジオを聴いていますと、「ネットでラジオが聞ける」というフレコミで、「Kikeru.com」の宣伝をやっていました。新しいモノにすぐ手を出す私としては、早速サイトから専用ツールバーをダウンロード。

 いくつかのチャンネルから、クラシック専門「OTTAVA」を選び、音楽を聞きながPCに向かっています。

 ニュースを聞いていますと、親が子を、子が親を殺す事件や不特定多数を殺害する事件が毎日のように報道されます。さらに、米国を端に世界的な金融不安が襲ってきました。

 なんとなく、やりきれない気持ち、やるせない気分が自分のなかに蓄積してきます。そういう暗い気分の時、魂の平衡感覚を取り戻すために、クラシックを聞くようにしています。

 皆さん一度、お試しあれ。

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それでも、「専門店不老長寿論」

 フルーツ評論家、天野秀二氏が提唱した「専門店不老長寿論」。株安、円高の不安から消費者の買い控えがすすむ今、懸命に努力を重ねている専門店のなかには、売上を伸ばしているところがあります。

 ジュエリー専門店でも同様です。百貨店のインショップブランド店や全国チェーン店と一線を画し、独自のサービスを展開してユーザーの支持を得ている専門店があります。

 このブログで紹介してきました、「かかりつけの宝石店」や「御用達の宝石店」は、その一例です。

 天野秀二氏は、「専門店不老長寿論」で、以下のように論説しています。

 

消費者が商品を購入する場合の価値観は、合理的価値と情緒的価値のい二つ。「実」「美」の二極の価値である。貿易自由化によって目新しい舶来商品が上陸し、消費者が群がったとしても、それは一時の現象にすぎず、やがて賢明な消費者は、「実」と「美」を分けて求めるだろう。「美」を求める消費者のニーズに合わせるのが専門店である以上、専門店は不老長寿なのである。

 
環境に適合できない「種」は絶滅の危機に瀕し、脱皮できない昆虫などが死んでしまうように、日本のジュエラーや専門店も同じです。

 時代の空気を読み、ユーザーのウォンツを探り、現状を打破する努力を続けるならば、「専門店は不老長寿」になりうるのです。

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株安、円高の先には

 今日、午前中、日経平均株価が一時、26年ぶりに7000円を割り込みました。午後は円高一服や時間外取引での米株先物高が今夜の米株高を連想させて買い戻しを促し、日経平均は前日比459円02銭高の7621円92銭と5日ぶりに急反発しました。

 外為市場で、比較的安全な通貨として円が買われる動きが続き、現在1ドル=95.32円で推移しています。主要な輸出産業の想定レートを大幅に超える円高水準になっています。

 日本の景気を支えてきた自動車、家電メーカーの売上は、米国、欧州の販売不振が響き、急ブレーキがかかっています。それに円高差損が追い討ちをかけ、利益を吹き飛ばしてしまいます。消費者の節約志向はますます強くなり、百貨店の高級品の売上に陰りが見えてきました。その中で、宝飾品の売上不振は深刻です。

 この状況は、長く続くと考えるのが当然で、日本の宝飾産業はこれまで以上に厳しい局面に突入することになるでしょう。

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ヒット商品作り4つのポイント

 モノあまり時代における「ヒット商品作り」のポイントを考えてみました。ここでは、一般的な商品企画を応用してジュエリーの商品企画を考えることにします。

文化、教養を売る

 文化を感じさせるジュエリーといえば、すぐアンティークジュエリーが思い浮かびます。ローマンコイン、あるいは古いの海外のコインを使ったジュエリーもその時代の歴史を感じます。「文化、教養」ということは、つまり、商品そのものが語ることができる、または、その商品で語ることができることと言い換えることができます。

 見ればわかるような商品ではなく、お客様に説明が必要な商品が現在は売れるのです。ジュエリーは、元来接客して売れる商材です。魅力あるジュエリーとは、ストーリーが必要です。

個性を売る

 「私だけ」のジュエリーは、お客様の満足を得ることができます。強烈な個性をもったデザイナーズジュエリーは、その作家のファンを作ります。お客様の個性を具現化するのか、あるいは、売る側のお店の個性やデザイナーの個性を具現化したジュエリーを作ることは、商品にインパクトを与えます。

不安を売る

 不安を売る、ということは逆に安心、健康を売るということです。健康志向のネックレスやブレスレットは、すでにピークを過ぎましたが、いまだ健在といったところでしょうか。星座占いによるラッキーストーンは、持っていることによる安心感を得るための宝石です。

 男女の仲の永遠の約束は、不安定なものであり、エンゲージリングはその不安を解消するためのプレゼントなのかもしれません。あなたの過去、現在、未来を象徴しているスリーストーンリングである「トリロジー」は、時系列における不安を取り除くプレゼントになるといえば、こじつけになってしまうでしょうか。少子化と結納という儀礼が軽んじられる現在、エンゲージリングの売り上げは、この先ますます減少傾向になるでしょう。「トリロジー」のマーケティング手法のように、なにか別の角度からギフト需要を掘り起こすことを考えなければなりません。

豊かさを売る 

 すばらしい宝石、美しいジュエリーを持つこと、その宝石を観賞することは、それだけでこころの豊かさを得ることができます。しかし、宝石を所有するばかりがこころの豊かさを感じることでもありません。お店の接客、お店の雰囲気、購買時の満足がこころの豊かさを感じることがあります。「豊かさ」とは、単にものを持つ、物欲のことだけではありません。ジュエリーを販売することで、どのようにすればお客様に満足いただけるか、その方法、手段を考えることが「豊かさを売る」ことにつながります。

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学習の科学~ポートフォリオ

 学習の履歴を目に見える形にすること、それがポートフォリオです。金融機関のレポートで、ポートフォリオ分析ということを聞いたことはないでしょうか。今は、小学生の学習の成果を高める方法として、このポートフォリオが採用されています。

 学習のテーマを設定し、その問題をお互いに認識し、解決方法を見つけ出す共同作業は、会社において社員の教育に応用が出来ます。黒板やホワイトボードがあればベストですが、おおきな画用紙で代用できます。画用紙とポストイットがあれば十分可能な方法です。特に少ない人数で行う場合に効果をあげます。

 会社では、社長やリーダーが、朝礼などの訓示で、業務の問題点や改善策を訓示するのが通例ですが、社員相互の共通認識を持ったり、自ら問題意識を確認することにつながりません。

 今や、チームで戦うスポーツでのコーチングにも採用された考え方ですので、チームで会社の発展を目指そうとしている組織では、有効な手法となるはずです。

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 参考

ポートフォリオ評価法

 ポートフォリオ評価法は総合的な学習評価法として、ロンドン大学のS=クラーク教授を中心に考案され、1980年代後半にイギリスやアメリカで取り入れられ、1990年代後半に日本に入ってきました。

 従来の科目テストや知力テストで測定できない個人能力の質的評価方法とされています。学習過程で生徒が作成したさまざまなものを収集し系統的に選択し、教師とともに生徒自身も自己評価を行い、ステップアップしていくというもの。

 

教育分野で単にポートフォリオといったとき、ここで使われる収集物をさす場合と、「ポートフォリオ評価法」「ポートフォリオ学習」「ポートフォリオ教授法」「ポートフォリオ評価」などをいう場合があるので注意が必要です。

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甲府宝飾品メーカーのカザ、乳がん撲滅シンボル「ピンクリボン」商品化

Pinkribon 写真は、山梨日日新聞より

 宝飾品メーカーのカザ(甲府市下飯田3丁目、横山敬功社長)は10月の乳がん早期発見強化月間に合わせ、キャンペーンのシンボル「ピンクリボン」をモチーフにしたジュエリーを開発。乳がん患者の会「山梨まんまくらぶ」(若尾直子代表)との共同企画。売上金の一部は、同会などを通してがん撲滅活動に取り組む2団体に寄付。

 ペンダントは、ピンクゴールドのめっきを施したシルバーに、ピンク色のキュービックジルコニアをあしらったもの。希望小売価格1万円。

 今後、全国の小売店や同社のネットショップ(http://www.rakuten.ne.jp/gold/prim-rose/)で発売を予定。

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見習うべき「美容部員」

 大手化粧品会社の美容部員教育は、われわれジュエリー業界は大いに参考にするべきだと感じております。大手化粧品メーカーの美容部員は、毎月のように、新商品に関する社内セミナーがあり、その新商品の効能やお客様にどうお勧めするか、ロープレをやっているようです。

 百貨店化粧品売場の美容部員は、まさに「対人販売」の達人が多くいます。売れる百貨店では、そのメーカーのトップの美容部員が配属されています。残念ながら、私は男性ですので、そのすばらしい「接客」や「セールストーク」に直接ふれることはできません。トップクラスの人達は、大変なノルマと責任があり、日々努力しなければ、その地位は危うい立場にあります。

 さて、われわれジュエリー業界の「ジュエリーコーディネーター」や「販売員」はどうでしょう。厳しい新商品セミナーや、ロープレが頻繁に行われているでしょうか。漫然と日々「待ちの商売」をしていないでしょうか。あるいは、業界の新しい動き、ニュースをキャッチする努力を怠っていないでしょうか。

 対人販売のプロとは・・・。大いに「美容部員」を見習うべきです。

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「脱・百貨店」 レナウン・三陽商会

 個人消費が落ち込むなか、業績予想を下方修正するアパレルメーカーが相次いでいます。売上高の7~8割を占める主力の百貨店向けの衣料品が落ち込んでいるためです。

 レナウンは15日、2009年2月期の連結最終赤字を70億円に下方修正。売上の4分の3を占める百貨店向けの不振などで、赤字幅は当初見込みより41億円も膨らむという。赤字幅の拡大に対する危機から、今年度中の16ブランド削減に加え、400人のリストラ、英高級ブランド「アクアスキュータム」と自社ビルの売却を決定。

 三陽商会も業績回復のてこ入れとして、自社ブランド「SANYOコート」のデザイナーを戦後初めて外部から起用するなどの取り組みを開始。

 オンワードホールディングは、分散していたブランド戦略を「23区」「組曲」など主力4ブランドに集中。

 主要販路の百貨店は、経営統合による規模の拡大が進み、これまで以上に取引条件が厳しくなる可能性があり、アパレル各社が得意としてきた1万~3万円台の中級価格帯から低価格帯の商品構成に移行していて、ますます売上が減る懸念があります。

 「脱・百貨店」を考えてみたものの、郊外型ショッピングモールは、すでにユニクロなど低価格帯を武器に売上を伸ばしているブランドが進出しており、いまから勝負するには「時すでに遅し」でしょう。

 財務体質の良いオンワード以外は、欧州を中心とした海外に活路を見出すのは厳しいようです。まさに「四面楚歌」。

 百貨店卸と展示販売を主体としてきた宝飾大手卸、メーカーは、このようなアパレル業界の状況を「対岸の火事」として安閑と眺めているわけにはいかないでしょう。

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接客10ヶ条

 過去にメモしておいた接客10ヶ条をご紹介します。

1.お店のスタイルに応じた服装か

2.接客マナーは良かったか

3.「エー」「アノー」・・・など不必要な言葉はなかったか

4.声の大きさは適切か

5.話のスピードは適切か

6.適当なゼスチャーを交えたか

7.相手の目を見て(直視しない)話したか

8.自信のある説明ができたか

9.熱意のある説明ができたか

10.相手の話を十分聞いていたか

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フルーツ評論家 天野秀二氏から学ぶこと

Kudamono

図説 世界のくだもの366日事典 (講談社プラスアルファ文庫)  天野秀二著

出版社/著者からの内容紹介
世界中のフルーツ 430種の味覚や由来を楽しく紹介する画期的な事典。1日1ページで、1種類のフルーツをすべて絵入りで説明。元旦より大晦日までの 366日の旬がすぐわかり、知識と実用と贈答に役立つ面白読み物。巻頭カラー口絵には世界のフルーツ・イラストマップも収録。

 

 天野秀二氏は、老舗の果物店、新宿高野の社長室長兼ギャラリー支配人を長らく務め、現在もフルーツ評論家として活躍されています。

 フルーツが地上の宝石であるならば、宝石はまさに地中の宝石であるわけです。フルーツ専門店として新宿高野の発展に貢献した天野氏の戦略は、ジュエリー専門店の成長におおいに参考になることがあります。

 反すう ~考え方の原点

 過去を整理すると、さまざまなアイデアが出ます。昔の知恵や知識を現代風にアレンジして提案することが大切。「逆転の発想」で有名な組織工学研究所の所長だったロケット博士の糸川英夫氏は、「人間は老化する動物だ。だから、絶えず過去の出来事や覚えた知識を反復、反すうすることが大切」と言っています。

 レポート

 「中央公論」に評論家の草柳大造さんが「専門店滅亡論」という論文を発表。近代小売業であるスーパーマーケットに押され、専門店や中途半端な店はどんどん整理統合されていくという論旨でしたが、天野秀二氏はそれに対抗して、「専門店不老長寿論」を展開。

 消費者が商品を購入する場合の価値観は、合理的価値と情緒的価値のい二つ。「実」「美」の二極の価値である。貿易自由化によって目新しい舶来商品が上陸し、消費者が群がったとしても、それは一時の現象にすぎず、やがて賢明な消費者は、「実」と「美」を分けて求めるだろう。「美」を求める消費者のニーズに合わせるのが専門店である以上、専門店は不老長寿なのである。

 以上の見解は、まったく今のジュエリー業界に当てはまる現象ではないでしょうか。もし、海外有名ジュエリーブランドが「実」だとしたら、それに対抗するのは、専門店はやはり「美」を追求しなければなりません。

 しかし、伝統に培われたヨーロッパの宝飾文化に対抗して、「美」を追求することは、並大抵の努力では成し遂げることは困難でしょう。ただ単に、ヨーロッパのジュエリーのものまねをしているようでは、日本の宝飾文化は育ちません。日本の消費者の感性に訴えるような作品を提案しなけれればなりません。例えば、江戸小紋や薩摩切子、日本独自の文様をアレンジしたジュエリーを提案する、漆、七宝、象嵌、打ち出しなどの技法を応用するなど工夫が必要です。

  新しい戦略

 天野秀二氏は、「フルーツ頒布会」を始めました。果物に情報という付加価値をつけて個性化を図ろうとしました。毎月、旬の果物とそれにまつわる物語をセットで宅配しました。名前は聞いたことがあっても、見たことも食べたこともない果物や、一度食べてみたいと思っていた果物などが毎月定期的に配達され、各家庭で喜ばれました。

  「フルーツ倶楽部」は、産地へ行って食べながら学ぼうという試食ツアーです。

 ジュエリーでは、毎月、旬な宝石を頒布することは不可能です。季節を感じさせる旬な宝石というものがありません。毎月、誕生石を頒布することはナンセンスです。しかし、情報という付加価値をつけることは可能です。宝石にまつわる情報、歴史は調べればいくらでもアイデアは浮かぶものです。また、最新のジュエリー事情をお客様にはがきでご案内することも可能です。情報の発信をどうジュエリーの販売に結びつけるか、それが専門店の知恵です。

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第18回 ジュエリーコーディネーター3級検定試験

Jewelcoodi3

 先日送られてきました、「ジェモロジスト ニュース」に「第18回ジュエリーコーディネーター3級検定試験」の申し込み用リーフレットが同封されていました。本日は、そのご紹介。

 試験日は、平成21年3月8日(日)

 試験会場 東京・大阪

 試験時間 2時間 です。

 

詳細ページ

 リーフレットに、「ジュエリーコーディネーターとは」の説明がありましたので、その部分を転載します。

 「ジュエリーコーディネーターとは」

 ジュエリー業界の必須資格

 今やファッションにジュエリーは欠かせない必需品です。その中にあって専門品に属するジュエリーの販売には、豊富な商品知識や専門知識を基にした適切なアドバイスやコーディネートにより、お客様に信頼と満足を提供していくことが必須となっています。社団法人日本ジュエリー協会は、産業の基盤整備の一環として1997年にジュエリーコーディネーター検定資格制度を創設、ジュエリー産業の健全な発展と消費者の利益に資することを目的に人材の育成にも努めています。各級のテキスト・試験範囲には、ジュエリー産業に従事するものにとって必要な要素が含まれており、資格取得から得られた知識は、ジュエリーの販売のみならず、製造、卸売などあらゆる職種に役立ちます。
 2008年8月現在で約8,000名のジュエリーコーディネーターが消費者との架け橋として活躍しています。

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季刊ジェモロジスト ニュース vol.62

Gemolonews

 季刊ジェモロジスト ニュース(Gemologists News)2008 10 vol.62 が届きました。

表紙の写真は、長波紫外線照射で強いオレンジの蛍光を発するダイアモンド。AGTラボニュースの記述によりますと、無色のダイアモンドがオレンジの蛍光を発するのは、非常に稀で、約1万分の1より少なく、そのメカニズムは不明、とのこと。ちなみに、宝石品質無色ダイアモンドの約35%が長波紫外線照射で蛍光を示し、そのほとんど(97%)はブルーの蛍光を示すそうです。

 今回の季刊誌の目次をご案内します。

 連載 シネマの宝石学 洗練された大人のおとぎ話
     「ドクトル・ジバゴ」ロシア革命の輝き 岩田 裕子
   
     シニアのジュエリー「センスあふれる、信頼のK.ビジュー」 高木 紀子

     宝飾業界に於けるITの活用について
           「インターネット利用状況アップデート」 福本 修

     世界の宝石シリーズ「オーストラリア」 松本 めいこ

 ラボニュース AGT東京ラボニュース
          「強いオレンジの蛍光を発する無色ダイアモンド」

 お知らせ 「GIAカットグレーディング アップデート」セミナー

        2008年合同就職説明会

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甲府ジュエリーファクトリーSALE 2008

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 甲府商工会議所(山梨県)は、11月8日から地場産業と観光を結びつけた「産業観光都市・甲府」づくり推進の一環として「ジュエリーファクトリーセール」を開催します。期間は11月30日まで。年1回の特別セールは、「宝石の街=甲府」をアピールしようと2003年から実施しているもの。

 同所では、「甲府のジュエリー工房が圧倒的な品揃えと価格で直販する年に一度の祭典」として、来訪を呼び掛けています。

 詳細ページ

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デビアスについて(2)

 2004年、2005年にデビアスについてマトメたものの第二弾です。記述、資料など古いものがありますが、ご勘弁下さい。

 南アフリカのビジネス・デイ・オンラインが2004年10月21日、デビアス社長ゲーリー・ラルフ氏(2004年当時)とのインタビューでデビアスの業績を明らかにしました。
 「ダイヤモンド・ジュエリー売上高が記録的な数字となり、デビアスは昨年の売上高をオーバーすると予測している。これは、中国とインドで販売が好調で世界的にも大幅に売上が伸び、最高の年になるだろう。」とコメントしています。

 「デビアスは、ロシアとの関係をより密接にすること、新しい生産地の開拓に努力するとともに、南アフリカ、アンゴラ、コンゴ民主共和国、カナダでの探鉱活動を進める。」とゲリー・ラルフは付け加えています。

 ドル安、中東情勢の不安定、原油高などの世界情勢の状況など、デビアス及びダイヤモンド業界を取り巻く環境の変化にも注目していく必要があります。

 さて、セシル・ローズ氏によって設立された、デビアスは、オッペンハイマー氏に引き継がれていきます。オッペンハイマー氏が確立したデビアス機構の仕組みとは、一体どのようなものであったのか述べることにしましょう。

1.デビアスの機構の主要三部門

 デビアスは、基本的に次の三つの部門で成り立っています。
1)ダイヤモンド・プロジューサーズ・アソシエーション(Diamond Producers Assosiation)
 DPAは、生産者連合を形成し、生産調整を行いました。

2)ダイヤモンド・トレーディング・カンパニー(Diamond Trading Company)
 DTCは、その生産物を一括して買い上げ、分類作業を行います。

3)セントラル・セリング・オーガニゼーション(Central Selling Organization)
 CSOは、分類されたダイヤモンドを一手に販売します。

 このシステムにより、生産調整を行い、その生産実績に応じた価格を決定し、販売で得た利益をプールすることにより、生産調整に不可欠な資金を得るという仕組みを確立しました。

2.デビアスの機構の全容

1)アングロ・アメリカン・インベストメント・トラスト(Anglo-American Investment Trust Ltd.)
 この資本家トラストは、生産者側のデビアス合同鉱山会社をはじめ、販売会社側のDTCに至るまで、直接、間接に投資することにより、世界のダイヤモンド市場を統括しています。

2)デビアス合同鉱山会社(De Beers Consolidated Mines Ltd.)
 自ら採掘を行う他、その子会社、生産組合、その他の会社との契約により、殆ど全てを統括している中枢会社です。

3)ダイヤモンド・コーポレーション(The Diamond Corporation Ltd.)
 デビアス合同鉱山会社の全額出資の会社で、非組合との斡旋、買い取り、契約によって各国から産出されるダイヤモンドを引き受ける会社です。

4)ダイヤモンド生産者組合(The Diamond Producers Association)
 デビアス合同鉱山会社やダイヤモンド・コーポレーションが一丸となって、ダイヤモンド生産者組合を構成し、原石の統制を行っています。

5)ダイヤモンド・トレーディング・カンパニー(The Diamond Trading Company Ltd.)
 生産者組合から宝石用のダイヤモンドを引き受け、世界の大小業者に販売します。

6)工業用ダイヤモンド配給会社(Industrial Distributors Ltd.)
 生産者組合から工業用ダイヤモンドを引き受け、世界の大小業者に販売します。

3.サイトによる販売

 ダイヤモンド原石は、CSOが行う「サイト」によって販売されます。このサイトに参加できる資格をもつ業者を「サイトホルダー」と言います。サイトホルダーは事前にCSOに自社の要求をダイヤモンドの種類別に提出しますが、それはあくまで買い手側の要望であって、その要求が満たされると決まったわけではありません。
 各サイトホルダーは、CSOからダイヤモンド原石の入ったパーセル(袋)を受け取り、その中身を確認した後、買うか、買わないかを判断します。そのパーセルの中のダイヤモンドを選別し、自分の気に入ったものだけを買うことは許されません。勿論、気に入らなければ、買うことを拒否することは出来ますが、次のサイトには呼ばれないことがあり得ますので、殆ど買うことになってしまいます。業者にとってデビアスから原石の供給がストップすることはまさに会社の死活問題になります。

 このように、デビアス社は、鉱山からの原石を独占し、サイトという巧妙な販売スタイルを確立することにより、ダイヤモンドの流通と価格を自在にコントロールすることに成功するわけです。

デビアスのネットワーク戦略

 2000年、デビアス、DTCは、サプライヤー・オブ・チョイス(SOC)戦略を発表し、その後その政策を実践してきました。

 サイトホルダーを見直し、2005年6月には、新たに11社(団体)が文字通りチョイスされ、7月には、DTCによる「付加価値サービス」(VAS)が適用されます。

 新たに選ばれたサイトホルダーの会社には、インド、南アフリカの会社が多く含まれています。スモールサイズの研磨をインドで、ラージサイズの研磨を南アでといったDTCの戦略が見てとれます。

 LVMHとの合弁事業であるデビアスLV店は、ロンドンに1号店を開店し、日本では百貨店のインショップ展開、米国では、ニューヨーク五番街店に続き、2005年、ビバリーヒルズ店が開店しました。

現在のデビアスの店舗 ページ左サイドバー参照

 デビアス、DTCのネットワーク戦略の向かうところは?その戦略には、これからのネットワークのあるべき姿を見出すことができます。

 成功するネットワークとは、結論から申し上げますと、核となるコア・ネットワークとフレキシブル・ネットワークをうまく融合させることです。

 日本独自の「系列(ケイレツ)」だけでは、これからのネットワーク社会に適合できません。

 デビアスDTCのSOC戦略、デビアスブランドの小売、鉱山開発や研磨地域の特性化は全て新しいネットワークの構築の所産であります。

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デビアスについて(1)

 2004年、05年、デビアスについてマトメたものを一部訂正し掲載します。

1.ダイヤモンド産業の黎明
 古代、唯一のダイヤモンドの産地はインドでした。川の流域などで見られる漂砂鉱床は、ダイヤモンドを含む源岩が風化、浸食され、川の流れに運ばれて堆積したものです。ダイヤモンドの比重が重いため、川の流れの途中で川底の砂礫層の中に堆積します。ものによっては、海岸の砂礫層や沿岸の海底に堆積します。当時、ほとんどが人海戦術による採鉱にすぎませんでした。

 ちなみに、ダイヤモンドの母岩であるキンバーライトやランプロアイトは地下100m~1kmでパイプ状に鉱床を形成しています。このようなパイプ鉱床の現場では、近代的な大規模な施設を建設し採掘しています。キンバーライトやランプロライトに占めるダイヤモンドの含有率は濃密で巨額の投資に見合うからです。

 さて、1730年代になって、ブラジルが産地として登場します。ブラジル産のダイヤモンドは、それまで細々と産出していたインドに比較して膨大な量がありました。これが契機になって、ダイヤモンド加工工場がアムステルダムやアントワープに始めて設立されます。家内工業から産業への黎明になります。これらの貿易、加工、販売の全てがユダヤ人の手によってなされていました。

 しかし、ブラジル産ダイヤモンドは、1860年代には枯渇し始めます。そのとき、南アフリカで新しい大鉱脈が発見されます。1899年から1902年にかけて起きたボーア戦争は、ボーア人が支配する共和国での黒人開放と、英国系外国人居住者の地位確保が主な理由とされていますが、英国の真の目的は、南アフリカで発見されたキンバレーのダイヤモンド鉱山とトランスバールの金を経済的に支配することであったとも言われています。

 アフリカ南部のダイヤモンドの埋蔵量は、膨大で、1870年代にわずか10万カラットであったものが、1913年には600万カラットになりました。しかし、このような過剰生産は、ダイヤモンドの価格を非常に不安定にしました。

2.セシル・ローズのデビアス社
 セシル・ローズは、ユダヤ系の資本であるロスチャイルドの後ろ盾で、デビアス鉱山会社(De Beers Consolidated Mines)を設立し、1988年にキンバリー鉱山を合併します。その後、ウェッセルトン(Wesselton)、ヤーガースフオンテイン(Jagersfontein)などの鉱山群を買収し、19世紀末にが当時の生産地の9割を支配するようになります。
 
 しかし、セシル・ローズが死去した1902年には、プレミア鉱山が発見され、ナミビアの巨大な漂砂鉱床が発見され、デビアス社の支配は低下していきます。

3.オッペンハイマーの独占
 ドイツ系ユダヤ人のオッペンハイマーは、1917年、金生産のアングロ・アメリカン社を設立し、その後、コンソリデイテッド・ダイヤモンド・マインズ社(CDM)を設立し、ダイヤモンド業界に進出しました。そして、1926年のデビアス社の役員になり、1930年にはデビアス社の会長になります。このオッペンハオマーにより、ダイヤモンド生産業者を支配する機構が創り上げられることになります。

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「宝石月夜ばなし」 エントリー数、888番目

 今回のエントリーが、「888」番目の記事になります。キリがいい数字ですので、報告します。

 われながら、よく続いていると感心しています。これからも、宝石、ジュエリーの話題を中心に思っていることを素直に表現していこうと考えています。

 読者の皆さん、これからも応援宜しくお願いします。

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W杯最終予選 ウズベキスタン戦 引き分け

Sansposocc 写真は、サンスポより

 W杯アジア最終予選、ウズベキスタン戦。ホームで1-1の引き分け。

 得点へのバリエーションが少ない日本。0-1から引き分けに持ち込むのが精一杯という感じでした。こういう接戦では、個の力でなんとか打開すべき。日本にはそういう絶対的なエースがいないような気がします。

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残念な阪神岡田監督の決断

 阪神タイガースの岡田監督がCS(クライマックス・シリーズ)を前に、辞意表明。ジャイアンツに歴史的な逆転優勝を許した阪神タイガース。監督としてその責任を取るという。

 まだ、CSがあり、勝ち抜けば、その先には日本シリーズがあるじゃないですか。セリーグ優勝できなかった悔しさを監督としてCS、日本シリーズにぶつけて欲しかった。それが、いいときも悪いときも岡田阪神を応援してきたファンへの恩返しだと思います。

 私個人としては、CSや日本シリーズはセリーグペナントの「おまけ」なので、勝ち負けはどうでもいいのです。タイガースらしい野球をして、ドラゴンズやジャイアンツと短期決戦をいい雰囲気で戦ってもらいたかった。

 これでは、国会運営がうまくいかないので、首相を1年足らずで辞めた福田前首相となんら変わらない決断です。

 日本一?のファンを持つタイガース。そのファンのために、意地をみせる「男気」を感じることができなかった岡田監督の決断にはガッカリしました。

  

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山梨「ジュエリーミュージアム」構想 新県庁に開設要望

 山梨の水晶・宝飾産業のPR拠点となる「ジュエリーミュージアム(仮称)」の開設を目指している甲府商工会議所水晶宝飾部会(松葉惇会長)は8日、県が建設を予定している新県庁内に同ミュージアムの設置を求めていく方針を決めました。

 同部会は、ジュエリーミュージアム構想策定委員会を設置するとともに、地場産業の振興や技術継承に向けて、江戸時代の水晶工芸から発展した山梨の宝飾業の歴史や最新技術を紹介する場とし、観光客誘致や甲府市中心市街地活性化にもつながる施設を目指すことで合意しました。

 宮崎県は、東国原県知事の頑張りで地場産業の育成に成功してしています。山梨の地場産業育成や地元ブランド構築には、県庁にミュージアムを設置することも必要でしょうが、「宮崎県のセールスマン」を公言する東国原知事の活動のように県産品をメディアに広報したり、宣伝する方法を平行してすすめるべきだと思います。

 宮崎県の場合、県知事の類い稀なタレント性のおかげで、広報として大いに貢献しています。山梨県の場合、そういうことが望めないと思いますので、県出身のタレントで「ジュエリー大使(仮称)」を選出し、イベントを全国で展開するとか、様々なアイデアを駆使することが必要だと思います。

 9月に山梨の宝飾産業をPRするため、県立美術館「ジュエリーマスター作品展」が開催されました。どれだけの動員があったか知りませんが、こういう展示会は、地方都市の美術館で巡回展にする、あるいは有名百貨店でミニ展を開催するとか工夫が必要です。山梨県の宝飾技術のPR、地元ブランドを構築するには、それらを効果的に全国に知らしめる企画を立案すべきでしょう。

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高島屋と阪急・阪神、統合へ

 大手百貨店高島屋と阪急・阪神百貨店を傘下の置くエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングは、10日、3年以内に経営統合を目指すと発表。阪急百貨店と阪神百貨店は、10月1日に合併したばかりで、百貨店の合従連衡が相次いでいます。

 統合後は、売上高約1兆5000億となり、業界最大手の三越伊勢丹ホールデイングスに並ぶ規模になります。

 百貨店業界は、昨年9月に大丸と松坂屋が経営統合し、J・フロントリテイリングを設立、今年4月に三越と伊勢丹が経営統合、ミレミアムリテイリングと高島屋・H2Oの4強がしのぎを削ることになります。

 少子高齢化や消費者ニーズの変化に対応できず、さらに個人消費の落ち込みが影響し、業績を落としている百貨店業界。その百貨店に依存している大手宝飾卸も多く、百貨店の合従連衡が宝飾業界にどう影響するのか注目したいと思います。

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富山の宝石店「キタガワ」 友の会破綻

 中部経済産業局は1日、富山市の宝石店、キタガワ(北川秀一社長)が運営する「キタガワ友の会」が9月30日、富山地裁に破産手続きの申し立てをしたのに伴い、会員に前受け金(積立金)の配分措置をとると発表しました。

詳細記事

 記事によりますと「中部経産局は6月、キタガワが会員から集めた前受け金を企業に貸し付け、適正に返済されていなかった・・・」とあり、それが事実であれば、キタガワは友の会会員から預かった前受け金の流用をしていたということになります。

 平成18年には、札幌の宝石店「㈱宝石のありもと」の「宝石のありもとダイヤモンド友の会」が連鎖破綻し、積立金の還付手続きがされました。

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 友の会制度は、

 「百貨店や一部のスーパー、宝石店などが固定客を獲得するために行っているサービス。高級レストランや有名ホテル、旅館での優待割引が受けられたり、会員限定の文化サークルに入会できたりするものもある。各店は、割賦販売法により、友の会の積立金の半額を法務局に供託するなどの方法で保全しなければならない。百貨店が倒産した場合でも半額は保証されるが、残りは返金されない可能性もある」というもの。

 友の会は、積み立てたお金を上回る特典がつくなどメリットがある反面、特定のお店でしか商品を買えないこと、経営母体が経営破綻したときは、割賦販売法に基づいて半額が保全されるとはいえ、残りの半分は基本戻ってこないというデメリットがあることを覚えておきましょう。

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ジャイアンツ セリーグ制覇

 ジャイアンツファンの皆さん、優勝おめでとう。やはり、メイク・レジェンド達成への「流れ」と「勢い」は、誰も止めることはできませんでした。

 タイガースファンとしては、後味が悪いシーズンとなりました。本当に、ションボリです。

 タイガースがセリーグで優勝してナンボと個人的には思っているので、クライマックスシリーズには興味がありません。今年の野球は終わり!です。

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ショップブランド、ハウスブランドのススメ(1)

 宝飾ブランドを構築する場合、メーカー・卸業態の商品ブランドを今から立ち上げ、名だたる海外ブランドと対等に対抗するまで育てることは、全く不可能とはいいませんが、現実的ではないと考えます。ユーザーにブランドが認知され、指名買いをしてもらうためには、年間宣伝費は、少なくとも何億と必要になり、それを数年重ねることが必要です。

 日本産(ジャパンメイド)宝飾商品ブランドの構築。それは、理想ではありますが、もはや実践すべき段階ではないと思います。海外ブランドに席巻されてしまった市場環境を考えますと、今からスタートするのであれば、余りにも遅すぎます。

 これからやるのであれば、地域を特定した「ショップブランド」、ターゲットを絞り込んだ「ハウスブランド」の構築ではないでしょうか。

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東京ドームで

東京ドームで
只今、東京ドーム。どうなる、今日の決戦。

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宝石月夜ばなし、ページ別アクセス数統計

 7月1日から10月5日まで、約3ヶ月間の当ブログ「宝石月夜ばなし」のページ別アクセス数統計を見ますと、トップページのアクセス数は、全体の19.7%に過ぎません。

 ページ別アクセス数トップ10は、ブログの右サイドバー「人気記事ランキング」として表示されています(但し、トップページはランク除外)。ランク1位は、上記のようにトップページです。ランク2位から全体の%は、4.4%、3.4%、2.7%、2.5%、2.4%、2.3%、2.0%、1.7%、1.5%ととても低いパーセンテージです。トップ100に近づくにつれ、ゼロコンマ何%になってしまいます。

 グラフで表示しますと、まさに「ロングテール」となります。

 トップ100までのエントリーをみますと、まさに検索エンジンで特定のワード/フレーズで検索した個別のページをご覧になっていることがよくわかります。

 この傾向は、もともとCSS(スタイルシート)形式になっているブログほど顕著になりますが、Web標準レイアウトであるHTML、CSSで作成したWebサイトでも同様です。

 アクセス数アップに、SEO対策が必要ということは、こういう統計をみれば明解にわかると思います。

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老舗百貨店「三越」、6店舗閉鎖へ

 4月に三越と伊勢丹が統合、三越伊勢丹ホールディング(HD)が誕生。国内最大の百貨店グループとなりました。

 傘下の三越は、9月25日、6店舗の閉鎖を発表。それは、老舗三越ブランドで全国展開する「三越モデル」の終焉を意味しています。計画では、池袋と鹿児島の主要店を来年5月6日に閉鎖。イオンのショッピングセンターにテナントとして入っている武蔵村山店(東京)、名取店(宮城県)、鎌倉店(神奈川県)、盛岡店(岩手県)の小型4店を3月1日に閉店します。

 三越は、2005年にも大阪、横浜、倉敷店を閉店しており、主要店は、3年間で18店から13店まで減ることになります。

 三越と伊勢丹の統合は、「負け組・三越」と「勝ち組・伊勢丹」と組み合わせと揶揄され、社内融和が懸念されていました。

 三越と伊勢丹は、もともと販売に対する考え方が違います。三越と伊勢丹の違いは、「売り場」をどう言っているかで如実にわかります。三越では、売り場を「お過ごし場」と言っています。かたや伊勢丹では、「お買い場」と言っています。「お過ごし場」といっている三越では、徹底したおもてなしが基本になっています。「お買い場」の伊勢丹では、洗練された革新的な商品が中心となっています。

 ある百貨店幹部が、「百貨店は地域でどれだけのシェアがあるかが重要で、経営統合による規模拡大のメリットは小さい。統合は店舗閉鎖やリストラをするためのものだ」と言ったことが現実のものとなっています。

 今の時代、規模の拡大によるメリットが少ないのは、同じ小売業態の宝飾店舗も同じ。近い将来、全国展開している大手チェーン店同士が統合する可能性はないとはいえません。特に外資が参入した会社はその可能性大でしょう。総合の後は、百貨店と同じく、店舗閉鎖とリストラが待っていると覚悟したほうがいいでしょう。

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ファンがイライラ、「阪神タイガース」

 昨日、タイガースは、ヤクルト相手に、2-2で、延長12回ドロー。

 三塁側スタンドから、「先発をもっと引っ張れ!!」「球児がつぶれるやないか!!」という阪神ファンに対し、岡田監督がキレ、「誰に言うてんねん」と言い返したらしい。デーゲームで巨人が中日に敗れていただけに、痛い引き分けになってしまいました。

 接戦の重圧に弱い阪神タイガース。ここまできたら、ファンは、監督、選手を信頼し、ひたすら応援するしかないと思います。それにしても、胃が痛む毎日です。

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「JJA信頼のマーク」 メディアの評価

 MSN産経ニュースで、新設された「JJA信頼のマーク」についてレポートしています。

ジュエリー業界 優良マークで信用アップ 不正業者排除目指すも効果未知数

 認定業者のひとつ「銀座審美堂」を取材し、この制度の現状を分析しています。さらに、宝飾品販売の実態について調査結果を掲載しています。

 「宝飾品にまつわるトラブルも多い。国民生活センターによると、全国の消費生活センターの相談窓口に寄せられた相談件数は今年だけで3060件(9月27日現在)」。

 相談は、デート商法や誤解を招くような表示販売についてが多いようです。

 さて、取材記者は、「JJA信頼のマーク」を評価し、以下のように結んでいます。この制度を外部メディアからみて、客観的に評価していると思います。以下、転載。

++++

 スタートしたばかりの認定制度とはいえ、優良マークの取得業者数は協会加盟社全体の6%にすぎない。経済産業省によると、国内には約2万社の宝飾品関連業者がいるとみられ、マークは浸透していないのが実情だ。関係者も「マークがなくても十分信頼されている」(都内百貨店担当者)、「お金(基本3万円の年間登録料)を払ってまで参加しても意味がない」(都内の販売業者)など冷ややかな反応もある。

 さらに、マーク取得業者が不正行為を行っても、最も厳しい罰則でマークの剥奪(はくだつ)と業者名の公表のみ。より厳しい罰則がないとマークへの信頼度は上がらないだろう。市場が拡大している通販・ネット業者を対象から除外しているため、制度そのものが限られた消費者だけにしか伝わらない可能性がある。売り手、買い手の双方に制度の意義をいかに知ってもらえるかが、優良マーク普及の鍵となりそうだ。

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中南米のダイヤモンド産業

 10月1日から、フジサンケイ ビジネスアイは、ブルームバーグとの提携により紙面が刷新。国際面、金融面のが充実しています。10月2日、「中南米 期待のダイヤモンド産業 中国超える成長力いかに磨く」の記事は、中南米のダイヤモンド産業を知る上で、貴重な記事です。

 ダイヤモンド業者は、米国、欧州、日本での販売が停滞するなかで、インド、中国、ロシアとともに、ラテンアメリカに期待をかけています。特に、穀物などの輸出国として国際商品相場の高騰から恩恵を受けているブラジルが消費ブームの原動力になり、ダイヤモンドの婚約指輪の需要が高まっています。パナマ・ダイヤ取引所は、中国市場が年16%成長に対し、ラテンアメリカは今後10年で20%の需要増があるとみています。

 ブラジル東部のマットグロッソ州、ミナスジェライス州や沿岸部のバイーア州などでのダイヤモンドの探査と鉱山の採掘が盛んになっています。ブラジルのリオ・デ・ジャネイロの北にあるドュアス・バラスとチャパダの沖積層ダイヤ鉱山から年間12万カラットを生産、平均産出単価は、1カラット=245ドル。

 パラグアイもダイヤ探査が盛んで、ラテンアメリカ・ミネラルズは、北東部でダイヤを発見し、7月に開発計画を発表しています。

 パナマ・ダイヤ取引所は、300のトレーダーを集めることを目標にし、ラテンアメリカで最大規模の経済規模のアルゼンチン、ブラジル、メキシコに標準を合わせています。

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中国ジュエリー最大手「周大福」

 中国宝飾市場で最大のシェア20%を握る香港の財閥、新世界グループの「周大福(チョウ・タイ・フォック)」の黄紹基社長が来日。そのインタビュー記事が、9月29日、フジサンケイ ビジネスアイに掲載されています。

 中国のジュエリー市場の実態と大手宝飾企業のトップの考えを知るうえで大変参考になります。

 周大福は、香港の非上場企業で、1998年に北京で1号店を開き、中国本土の市場に参入。今年は10年目で、中国の拠点は、フランチャイズ店を含め800店を超えました。中国本土のシェアは20%となり、だれでも知っているブランドに成長しました。

 「中国以外では台湾、香港、マカオ、マレーシアなどに店舗展開している。今年末には全部で900店に達し、2008年の売上目標は、200億香港ドル(約2800億円)。このうち、中国本土での売上は110億香港ドル(約1540億円)と半分以上を占める。10年後には、売上規模を現在の6倍(約1兆6800億円)に増やしたい」と黄社長はインタビューに答えています。目標通りに成長すると、6年後には、周大福1社の売上で日本のジュエリー市場規模を超えることになります。

 中国本土でビジネスを本格展開して10年になるが、香港など他の国・地域でビジネスをする点に比べ、大きな違いはあるか、という記者の問いに対し、こう語っています。「私達は香港企業だが、中国本土と考え方、価値観が異なる面があり、当初、その点を理解するのが難しかった。また、10年前の参入当時は、中国本土でのビジネスルールがまったくない状態だった。とくに、中国本土での人脈づくりが重要で、そこに苦心した記憶がある」。

 「これから10年間は、中国市場に集中したい。他の国はあまり考えていない。中国の消費購買力が、中国のGDPの伸び率を上回る勢いで高まるとみているかただ。香港では、金からダイヤモンドに需要がシフトしてるように、中国でも同じような消費現象が起きてくると思う」と答え、日本でのビジネス展開に興味がないようです。

 10年後には、世界最大の宝飾品会社に成長したいともくろむ、黄社長。ますます、意気軒昂といったところです。 

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映画「WANTED」観賞

Wanted

 舞浜、イクスピアリで「WANTED」を観ました。ありえないカーチェイスとありえないガンファイト。私のような無骨な男性にはたまらないストーリー。

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