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高級ブランドショップの販売員不足

 人材派遣会社が接客販売の能力向上に力を入れています。百貨店などの小売業は競争が激化し、リニューアルオープンが相次いでおり、高級ブランドショップも新規オープンが目白押しという現状において、販売能力に優れた人材が求められているからです。

 高級ブランド品の販売要員を派遣するアイ・ディ・アクセス(IDA、大阪市中央区)は、高級ブランドメーカーの販売職を対象に、社員研修の受託事業を展開、現在数社と交渉中のようです。同社は、高級ブランドショップで店長として店舗を切り盛りできる人材を育成する独自のプログラム「マスターズライセンス」を開発。プログラム修了者を高級ブランド店に派遣しています。

 高級品を扱うジュエリーショップとしては、どのようなプログラムなのか興味が沸くところです。そのプログラムを見ますと、しっかり系統だてができ、実践的な内容のようです。

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ジュエリービジネスは、「ロングテール」的発想ビジネス

「富士通総研HP
 サイバービジネスの法則集」より

Longtail

「ロングテールとは、ネット販売において、ほとんど売れないニッチ商品の販売額の合計が、ベストセラー商品の販売額合計を上回るようになる現象のこと。雑誌『ワイヤード』編集長のクリス・アンダーソンが提唱したもので、販売ランキング順に販売額の曲線を描くと、ベストセラーが恐竜の高い首(ヘッド)で、ニッチ商品が長い尾(テール)のようになっているところから名づけられた」。

 さて、ジュエリービジネスは、もともと「ロングテール」ビジネスで、それ以外でもなく、それ以上でもありません。そのことを理解し、対策を講じなければならないと考えています。

 少ロット多品種であるべきシュエリーが、大量生産・同一規格品になった時代がありました。ひとつは、「キ平ネックレス」に代表される機械生産ネックレス。トータル1ct一文字リング98000円などに代表されるキャラ目と売値を固定したダイヤモンド企画品。7~7.5ミリ珠チョーカーなどの真珠製品。

 百貨店やナショナルチェーンのチラシに踊っていたこれらの同一規格・企画品。メーカーが大量に生産し、また飛ぶように売れました。ある意味、ジュエリーの裾野を広げる結果になりましたが、今考えますと、ジュエリービジネスをダメにした戦略のひとつになりました。

 もともと、宝石は、ふたつとして同じものがないもの。ダイヤモンドの正八面体の原石をふたつにソーイングしたとしても、形の違うツインができるだけ。

 没個性、画一化は、宝石には合わないコンセプト。宝石は貴石、半貴石を含めますとそれだけでもかなりの種類になります。例えば、X軸に宝石、Y軸に地金素材(金、プラチナ、シルバーなど)、Z軸にアイテム(指輪、ブレス、ネックレス、ピアス・イヤリング等)を想定しますと、どれぐらいの商品群が出来るでしょう。おそろしいほどの数(種類)になります。

 それに流行を考慮して、総合的にジュエリーを取り扱い、販売するとなると、膨大な資金力が必要になり、また、へたをすれば、膨大な死に筋、不良在庫を抱えることになります。

 だから、ジュエリー業界で成功するためには、ロングテールな思考をもたなければなりません。といっても、ネット通販だけに頼り、ジュエリーを販売し、業績を上げることは、投下した資金やスタッフの費用を考えますと、採算に合わないものです。専任スタッフひとりかふたり程度でやっていくのであれば、利益が出るかもしれません。月100万売れれば、御の字。というより、大成功でしょう。

 メーカー、卸の戦略も変貌せざるを得ません。2006年、㈱柏圭のブラウンダイヤモンドに特化した販売戦略もそのひとつでしょう。

 ジュエリー業界のなかで、商品が売れないのは、主に販売員のせい、と決め付けている経営者を多く知っていますが、とんでもない話しです。商品戦略、販売プラン、広告・広報戦略をおざなりにしているお店、会社はこれからますます衰退していくと思います。

 成熟期に入ったジュエリービジネス。基本的に「市場に(大量に販売できる)売れ筋」商品などないと考えないと失敗します。各店、各会社独自で「売る商品」を考え、あるいは、作ることです。

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新・知的富裕層(ニュー・インテリリッチ)プライベートクラブ 「YUCASEE(ゆかし)」

 当ブログで紹介しました、富裕層限定会員誌「Nile's NILE(ナイルスナイル)」

 今回取り上げますのは、金融資産1億円以上の富裕層のみが入会可能なプライベートクラブ「YUCASEE(ゆかし)」。運営は、アブラハム・グループ・ホールディングス。

 同社の会員制組織「YUCASEE(ゆかし)」は、インターネットでの活動が中心です。いわば、富裕層限定のSNS。

 同社の高岡社長は、百貨店が富裕層を捕らえきれていない理由をこう分析しています。「世の中にあふれてしまったモノは富裕層は求めない。コモディティー化していない商品を求めようとすれば個別対応しかありえない」。今年1月、試験的に会員向けの購買代行サービスを提供。自動車、金融商品、美術品、旅行など様々なモノやサービスを会員の求めに応じて探し出し、購買を代行するという新業態で、既存の百貨店と真っ向から競合する形になります。

 新・知的富裕層は、1990年以降、つまりバブル崩壊後資産を蓄積してきた層であり、また、ネットバブルをも潜り抜けた知的富裕層です。医者、弁護士、会計士など国家資格を持っているひと。金融アドバイザーやファイナンシャルプランナー。ネット企業のプログラマーや優秀なSEなどのの高年収取得者。特殊な技術なノウハウを持った中小企業のオーナー。そういうひとたちが、新しい富裕層を形成しています。

 そういったインテリリッチにもはや既存の百貨店の外商担当では歯が立たないのではないでしょうか。従来型の百貨店の代表格「三越」が業績が振るわないのは、現在のインテリリッチの生活スタイルや考え方に対応しきれていないことが大きな原因のひとつだと思います。

 ジュエリー専門店もしかりです。PGIのキャンペーンに代表されるように、団塊の世代の退職金ばかりを当てにしているようでは、お店の将来はないといっても過言ではありません。老後の年金の不安、高騰する物価、天災などの社会不安など、サイフの紐がしまる要因は増えるばかりです。

 突然もらった高額の退職金は、生活に困っていない一流企業のサラリーマンであった彼らにとっては「アブク銭」に等しいかも。バブルなお金は、一過性のモノ。先祖から受け継いだ土地が、土地バブルで何十倍になったり、持っていた株が高騰して俄か成金となったお金と同じようなモノ。

 そういうお金を当てに商売を考えているようでは、長いスパンで考えるといい結果を生むとは考えにくいと思います。

 BS日テレの番組、「財部ビジネス研究所」。番組のターゲットは、知的で社会的ポジションもあり、情報感度も高い30~40代を中心とした層です。彼らが最も興味を持つビジネス情報やファッション・グルメ、グッズ、遊びなどの情報から人生の成功のキーワード、現在の経済を学ぶ番組です。

 ジュエリー業界は、新・知的富裕層(ニュー・インテリリッチ)についてもっと意識する必要ありそうです。

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ジュエリー業界にとって、これからの顧客と商品

 「プチセレブ」、「コオヤジ」、「団塊の世代」は、可処分所得のある有望な顧客層です。その団塊の世代を命名した堺屋太一氏は、マリリン・ファーガソン著「アクエリアン革命」の訳者としてもその名を知られています。アクエリアンというのは、「透明の知性」を持った人々のことで、社会や環境の様々な歪みに対して率先して是正していこうとする集団を形成し、ある種の社会革命を起こすであろうと著者は予見しています。

 それでは、社会や環境の歪みとは、一体なんでしょう。宗教の違いからくる民族闘争や戦争、テロ活動は、一向に減りません。資本主義社会が生み出した貧富の差は、先進国と途上国というニ軸だけで収まる問題ではありません。

 環境破壊は、大量生産、大量消費のツケ、便利さへの追求のみを考えてきた反動で起きた問題です。

 かつて、資本主義社会の富裕層は、大量画一的生産者、大規模流通業者で形成されてきました。しかし、今はどうでしょう。IT関連業者、バイオ、ナノテク業者、エコ関連業者など知的財産を駆使した企業の躍進が目立ちます。ガムシャラ、モーレツから知的創造、冷静な判断への移行。破壊から共生へ。

 これからは、「知的生活者」の時代になるでしょう。メーカーもエコを意識しない生産体制、姿勢では、ユーザーからの支持を失います。知的生活者は、アクエリアスな知性を持ったひとが多いのではないでしょうか。環境に配慮した生活者、LOHASやスローライフは、これらの人々から発信しています。

 ジュエリーに対する考え方も変わってきています。宝石、ジュエリーに対する財産的な価値は、オークションにかけることができるような高価なアンティークジュエリー以外は、認めていない、期待していないと思います。バブル時期に買った宝石を買い取り業者に持っていっても、特定のブランド品以外であれば、買った当時の価格の五分の一、十分の一ぐらいになってしまうでしょう。

 知的生活者が、富の象徴として宝石、ジュエリーを購入することは少ないと思います。華美なジュエリーなどで身を着飾ることもないでしょう。映画スターがセレブとしてパーティーに招待された時、高価なブランドジュエリーをつけるのはプロモーションの一環です。それは、非日常な瞬間です。知的生活者は、そんなことに同調しないでしょう。

 最近のジュエリーの傾向として、「花鳥風月」をモチーフにしたものが多くなり、優れた作品は売れているようです。しかも、身に着けるにしては大きすぎるものです。工芸品、美術品のように、ジュエリーを観賞する対象、こころの癒しの対象といて家に置いておく、そんな傾向を感じます。

 花鳥風月のような古典的なモチーフの対極として、コンテンポラリージュエリーのような近代アートを彷彿させるものも価値を認められるようになるでしょう。

 宝石、ジュエリーを「美への憧憬」の対象として買ってくれることは、ジュエラーとして願ってもないことです。ダイヤモンドの4C基準に代表されるチャート表は、価値判断のひとつの目安です。宝石の美的基準のひとつに過ぎません。美術的、工芸的、造形的な価値のあるもの、その価値を説明できるものがこれからも引き続き売れることでしょう。

 さらに宝石に求められることは、理論的な説明がつくこと、つまり、ごまかし、まやかしの商売は通用しなくなることです。知的生活者は、美的価値を認める一方、理論的根拠を重要視します。これからの商売に、情報開示は、避けては通れないものになりました。陶芸品は、産地や土の種類、作家などはっきりしたものに価値を見出します。宝石・ジュエリーだけが特別ということにはなりません。

 ジュエラーが成功するためには、富裕層を形成する知的生活者に対し、理論的根拠と美的優位性のある宝石、ジュエリーを継続して提案し、販売するということではないでしょうか。

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ブランドの意味とこれからのブランドについて(3)

 商品ブランドとして、消費者に認知されていると判断できる指標はいかほどのものでしょうか。例えば、あるブランドがジュエリーという範疇で、10人に3人、100人に30人ぐらいの割合でジュエリーのブランドとして知っていれば、充分でしょうか。

 そう考えますと、日本のジュエリーブランドで一般に通用しているのは、「ミキモトパール」がその筆頭でしょう。店舗ブランドを除くと、メーカーのナショナルブランドは、ジュエリーの場合、皆無に等しいのが現状です。

 さらに、ラグジュアリーに関しては、圧倒的に欧米ブランドが認知されている現状で、今からジュエリーブランドを構築することは困難を極めています。日本のジュエリーメーカーでブランド構築できる可能性のある会社は一体あるのでしょうか。疑問です。強固な財務的な基盤がなく、ブランドが構築できうるスタッフがいない中小・零細企業の集合体の今のジュエリー業界にとって「ブランディング」は理想ではありますが、現実的ではありません。中途半端なブランディングは、企業の財務体質を悪化させることに直結します。ブランドを認知させるためには、億単位の広告宣伝費が必要になるからです。女性誌に年数回の広告では、ブランドの浸透は難しく、圧倒的な広告宣伝を打っている既存の欧米ブランドのなかで、埋没するばかりです。

 ただ、ショップブランドであれば、可能性が残されていると思います。

 財政面、市場環境が厳しい現状で、やるべきことは、やはりいつもこのブログで言ってますように「らしさの追求」です。それを継続していけば、「ならではブランド」が育つことになります。

 これからは、「形にならないブランド」を構築すべきだと言ってきました。「らしさ」や「ならでは」は形になりません。「ユーザーからの印象」を大切にして、「信用・信頼」は勿論のこと、自社、自店の個性や独自のスタイルを伸ばしていくことに集中すべきだと思います。

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ブランドの意味とこれからのブランドについて(2)

▽ブランドを口先だけで終わらせないために

 ブランドを構築すること(ブランディング)は、多くの努力と時間を要します。ブランドの歴史を少し研究すれば、それはすぐわかることです。しかし、ジュエリーメーカー、卸の商品部の皆さんのほとんどは、そんなことは、忘れた、あるいは、耳にいれたくないようで、ともかく、商品にブランド(単なる刻印)を付けたがります。ブランドは、確かに、英語では、その商品を示す刻印という意味があります。

 しかし、ブランド構築とは、単に商品に名前をつけることではありません。まず、ブランドを論じる前にしなければならないこと(前提条件)があります。

 * ブランド・マネージャー、あるいは、ブランド・プロデューサーの選出。(外部委託も可)

 * 横断的な組織からのスタッフの選出。

 * ブランド・コンセプト(グランド・デザイン)の策定。

 * ブランド事業のプランニングと担当スタッフとの共同認識。

 * 社会環境、市場環境、顧客環境、自社環境の認識。

 * 現状命題、未来予測、ブランド企画の矛盾発見とその回避策。

 * トップ直属のブランド事業部設立とスタッフの教育。

   以上のことが出来ていないなら、ブランド構築は、口だけで終わるでしょう。

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ブランドの意味とこれからのブランドについて(1)

「brand」を英和辞典で調べてみましょう。
 1.(品質・等級・製造元・所有者などを示す)焼き印、印、銘柄、商標、ブランド。
   特定の銘柄品、ブランド商品
   特定の焼き印をつけた牛(家畜)
 2.(印・商標などで示される)品種、品質、等級、種類;特有の種類、型
 3.(昔、罪人に押した)焼き印、(不名誉の)烙印
 4.焼きごて
 5.燃え木、燃えさし
 6.(古・詩)刀、剣;たいまつ

 英英辞典では
 1.piece of burning wood
 2.iron,used red-hot,for burning a mark into a surface
 3.trade-mark
 4.toach
 5.sword
  となっています。

 さて、では、「ブランド」とは、一体何? 何気なく使っている言葉の本質を知らなければ、その先の対策は立たないのではないでしょうか。いままでのブランドの分析とこれからのブランドを考えます。

いままでのブランドの分類

 ▽メーカー・品質

 メーカーブランドが、一番一般的なブランドではないでしょうか。国際的なブランドにしろ、国内ブランドにしろ、メーカーブランド、あるいはメーカーのつけた商品ブランドには、メーカー品質保証があります。しかし、いま、そのメーカーの品質保証が問題になっていますが。メーカーブランドは、大量生産、大量消費の象徴的な存在です。各業界に名だたるブランドが存在します。フォード、ベンツ、トヨタ、ホンダ。SONY、フィリップ、TOSHIBA。バドワイザー、キリン、アサヒ。数えだしたらきりがありません。また、トヨタ・クラウン、ホンダ・フィットなどメーカーが作り出したブランドも数えきれません。

 消費者は、メーカーやその銘柄に安心感を覚えます。また、ナショナルブランドの圧倒的な宣伝力が消費者の認知を得ているのです。

 ▽ショップ

 ショップから派生したブランドも多いです。ジュエリーでは、ティファニー、カルティエ、ブシュロンなど海外ショッププランドが上げられます。ショップが多店舗して、大量に生産するようになり、メーカーのようになっているものがあります。外食産業や食品店舗に多くみられます。マクドナルド、ケンタッキー、虎や、ヒロタなどなど。お店で売っていたものが評判になり、多店舗で販売するようになり、全国展開しているブランドです。

 「ユニクロ」や「洋服の青山」もショップブランドの範疇でしょう。

 ▽作家・生産者

 伝統工芸品には、作家ブランドがあります。ミュージシャン、歌手、アーティストも名前そのものがブランドになっています。スーパーで売っている一部の農産物には、「生産者の顔」が見える商品があります。インターネットのショップの産地直送物では、生産者の名前を前面に出しているものがあります。ネットでは、生産者の名前がすでにブランドになっています。

 ▽産地

 松坂牛、とちおとめ、新潟こしひかり、灘の清酒、関さばなど産地がブランドになっている商品があります。

 

これからのブランド

 ▽サービス・システム

 マイクロソフトのWindows、Unix、Linux などのOS、Yahoo、Google などの検索システムは形には見えません。楽天などのバーチャルショップもリアルの店舗ではありません。

 おさいふ携帯や、スイカなどの電子マネーは、お札や硬貨として実際に数えることは出来ません。

 これからは、形にならないサービスやシステムがブランドになります。物があればよかった時代から、情報化が進み、ハードとソフトの比重が変化してしてきました。ハードとソフトが逆転し、形にないもの、ソフトがブランドになります。

 ジュエリーのショップなら、お店の商品の「こだわり」ばかりではなく、「相談サービス」「イベント」「接客」など形にならないサービスの追及にウエイトを置くような未来思考が必要でしょう。

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京セラの新ブライダルブランド「First Intention」

Firstintention 写真は、日経プレスリリースより。

 京セラ株式会社は、10月より、新たなブライダルジュエリーブランド『First(ファースト) Intention(インテンション)』を全国展開します。

 独自の特殊カットダイヤモンドをあしらった「エンゲージリング」と独自開発の新素材“ファーストプラチナ”(プラチナの含有量を50.5%に抑えながらも、一般的なプラチナ素材と同等の硬度と風合いを実現する京セラ開発〔2008年4月〕の新素材「プラチナ505」)を使った「マリッジリング」をラインアップ。新しい価値観と普遍的な価値観の融合”というブランドコンセプトを、ダイヤの特殊カット、リングに使用する独自素材、そして高度な加工技術で表現した、新しいブライダルジュエリー。

 エンゲージリングのダイヤモンドは、光を当てて特殊なスコープで覗くと、上面からハート模様が浮かび上がってみえる、業界でもめずらしい独自の特殊カットを施したもの等を使用しています。

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「ソムリエ/ワインコーディネーター」に学ぶ

 昨日の話題に関連して、以前まとめた文章を一部修正してブログに掲載します。

 

「新訂 ソムリエ・マニュアル 監修 右田圭司」という本があります。いわゆるソムリエ/ワインコーディネーターになるためのマニュアル本です。ページ数は索引まで含めて463まである分厚い本で、その内容は、ソムリエ/ワインコーディネーターに必要なこと、ワインの基礎知識、テイスティングについて、ワインのサービスについて、ワインの保存管理、料理の基礎知識まで多岐にわたります。

 社団法人 日本ソムリエ協会(JSA)のWebサイトは、下記のアドレスです。

 

http://www.sommelier.jp/

 「新訂 ソムリエ・マニュアル」の「ソムリエ/ワインコーディネーターに必要なこと」は、ジュエリーを販売するものの心得に通ずるものがありますので簡単に一部をご紹介します。

 「ソムリエ/ワインコーディネーターに必要な心構え」

 1.お客様の望まれるものを見抜く目を養うこと

 良い(おいしい)、悪い(まずい)を決める最大の要因は個人の嗜好です。ならば、そのお客様にとって何が一番良いものなのかを探ることが最重要なテーマとなり、洞察力を高めることが何事においても必要になるのです。

 「いつ飲んでも、誰が飲んでもおいしい酒」は、基本的に存在しないことを理解しなくてはなりません。

 2.ホスピタリティーにあふれていること

 消費者に最も近い所にいる提供者が 「ソムリエ/ワインコーディネーター」であります。お客様の気持ちを思いやり、意向を汲み取り、お客様に楽しんでいただくための演出を怠らず、どんなニーズにも応えようとする意識がなければ決してプロとは呼べません。包容力があり、部下の指導に優れ、人間関係の達人でもなければならないのです。

 3.ワインを始めとする飲料の特性と効果を理解すること

 物事の本質、すなわち商品の持つ特性と効果を理解することが必要です。特に健康志向の高いいま、酒類の心身に与える影響や効果を知ることの優先度は、相当高くなってきております。また、ワインだけの見解では全体像が決して見えてきません。全ての酒類に精通し、それぞれの特性を把握下上で、ワインの位置づけを知ることが大切なのです。ワインのみ、日本酒のみといった偏った見解で仕事ができる環境など、現実的にはほとんどありません。

 4.商品知識を身につけること

 酒税法、原料、醸造、保存管理、歴史などの商品に関する知識から、料理との組み合わせ等の提供方法の部分まで幅広い知識が求められます。しかし、知識があって当然のことで、あったからといって、それだけでは何にもなりません。暗記だけでは、ただの試験勉強に過ぎないのです。知識のない自分を恥じることはあっても、知識があることを自慢できることなどありえません。

 5.トレーニングを常に積んでいること

 サービスの提供努力、テイステイング能力などは、頭で理解したとしても、実践できるかどうかは別問題です。実践できるトレーニングを常に積んでいることが必要です。

 6.お客様に満足して頂ける正確な提供、理由のある提供(サービス)ができること

 お酒の特性を生かすも殺すも提供者の心掛け次第です(保存管理も含む)。その酒の特性を充分に活かした正確な提供が必要です。また、動作ひとつをとっても、目的を明確に理解して、必要に応じた提供(サービス)を実践することが大切です。サービス万流と言われるように、数多くのサービス方法が存在する中から、その状況を把握し最も適切な手段を選択することが肝要です。形にとらわれていては、質の高い提供はできません。

 7.ソムリエは愛好家でもマニアでもありません。ビジネスマンとしてもプロであるべきです

 マーケティングから飲料管理、商品管理能力、経営知識、並びにセールスプロモーションなどの企画力、プレゼンテーション能力まで備えていないと、本物のプロフェッショナルとは言えません。いくら「こだわり」を持ち、「思いいれ」「造詣」が深くとも、利益を上げられる能力を養わなければ趣味の世界を脱することはできません。

++++

 皆さん、お読みになっていかがでした?耳の痛い指摘ばかりです。販売、商品管理、マーケティング、社員・同僚の指導、利益を上げる経営にいたるまで事細かに書かれています。7つの項目にあえて付け加えるならば、「いかに集客するかを工夫する」でしょうか。我々は、そのための知識、技術の習得が必要です。

 「新訂 ソムリエ・マニュアル」の次の項目は、

「接客接偶論~消費者が望むものを見抜く目持っていますか」で、消費者とのトンチンカンな受け答えの例を挙げています。

Q:「日本酒って美容にいいんだって?」

A:「あっ、そうなんですか?」

 

Q:「この焼酎で梅酒作りたいんだけど、梅は売っていないの?作り方教えてよ」

A:「梅はちょっと置いてないですね、作り方ですか? さあ・・・」

 

Q:「今夜のおかずはハンバーグなんだけど、何か合うお酒を選んでもらえますか?

A:「それには、土壌の持つ特性が香気成分に反映された○○のワインが、クドクド・・・」

 

Q:「日本酒のこと、教えてほしいのですが」

A:「私、ソムリエですから、日本酒はチョット・・・」

 

Q:「ここに書いているピュアモルトって?

A:「しょ、少々お待ち下さい、オ、オーナー!」

 

 このような「無知」や「怠慢」または「ひとりよがりなマニアックな知識」を露呈する場面を見ることは、決して珍しくありません。

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 さて、以前、舞浜イクスピアリにある誰もが知っている日本の老舗宝飾店で、店頭正面に置いてあったメンズもの扇子と折りたたみ傘について、価格表示がなかったので、若い男性販売員に値段を聞くと、まさに「しょ、少々お待ち下さい」となり、奥のレジ裏までいき、他の販売員に聞きにいく始末。さらに、扇子の先がすぼまっていない(先が細くなっていない)ことを指摘し、「普通、扇子は先が細くなっているものなのですが・・・」というと、「へぇーー、そうなんですか」という答えがかえってきました。

 ショッピングモール内のナショナルチェーン店を定期的に訪れるのですが、平日の昼時など、商品在庫と現品の照らし合わせなのか、リスト表と商品をチェックすることに没頭している様子で、全く接客しようとする意思のない販売員をよく見ます。朝一の商品チェックなのでしょうか、「どうせこの時間に宝石なんか買うお客はこない」とでも思っているのでしょう。

 六本木ヒルズのジュエリーショップ開店間近に、昨日遅くまで飲んでいたのでしょうか、髪の毛がボサボサで大あくびを連発していた女性販売員を見たことがあります。ショップのチーフは注意しないのでしょうか。そういう女性を店頭に置く神経が分かりません。

 銀座にある有名ブランドショップの販売員と比較して、どう贔屓目に見ても、能力の差は歴然としています。

 能力の低下は、末端の販売員ばかりではありません。メーカー・卸の最前線のセールスマンも、ホテルの催事応援ばかりに借り出されるばかりで、ルート顧客であるジュエリー専門店に新商品を提案したり、お店の販売方法に対するアドバイスが全くといっていいほど出来ていません。

 宝飾業界は、川上、川下、上から下まで問題点ばかりです。


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「ジュエリーコーディネーター 2008 42号」

Jcoodi42

 社団法人日本ジュエリー協会認定 ジュエリーコーディネーター機関紙「ジュエリーコーディネーター 2008 42号」が届きました。

 主な連載は、「近世ジュエリー史2」山口遼氏、「JCのためのカラーアカデミー〔4〕」門田真乍子氏、トレンド最前線「プロフェッショナル 島田晴夫」、「新クラフトマンを訪ねて④ 井上正司」など。

 新しい連載として「JCのための教育講座」がスタート。1回目は、「楽しいオペラ入門」。

 誌上Reportは、「1級受験者のための接客セミナー」です。最近感じることのひとつに、宝飾専門店、特に全国展開している大手チェーン店販売員の「待ちの姿勢」がなっていないことがあります。

 暇な時間帯にパソコンで打ち出した商品リストと在庫をチェックしたりする姿が目立ちます。それも、堂々と正面を向いてやっています。午前中、髪の毛が乱れていたり、寝ぼけ顔の販売員も多いものです。オープンスペースのお店は、いつも誰かに見られているという緊張感をもってほしいものです。

 姿勢に関していえば、「茶道」や「日本舞踊」を習ってみるといいと思います。バレエなどもいいでしょうね。経験からですが、姿勢や所作を重視する習い事をしていた女性は、やはり立ち居振る舞いが美しいものです。

 

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東京ドームで

東京ドームで
ジャイアンツの一方的なホームラン攻勢により、五回を終わって、1−9。ガックリ。今日はもう終わった。

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日本ジュエリー業界の未来予想図

 日本のジュエリー業界は、今まさに岐路に立たされています。このまま坂道をころがるように落ちていくのか、あるいは、落ちるところまで落ちたので、底を打って反転上昇するのか・・・。

 競争相手は、海外の有名ブランドショップだけで収まらず、イタリア、スペイン、フランスのヨーロッパ組に加え、香港、中国、バンコク、シンガポール、インドなどアジアのジュエリーメーカーがいままで以上に参入し、競争は苛烈なものとなるでしょう。

 さらに、小売業態に外資の参入があり、業界を震撼させています。

 しかし、業界を見渡してみますと、そういう状況に対し、緊張感がない会社が多すぎると感じます。

 加工業者、職人さんも年々廃業していくばかりです。御徒町の加工仕事の約7割は、韓国系の会社に流れています。

 まさに、大田区や墨田区で起こった中小、零細下請け企業の倒産、廃業による空洞化と同じ現象です。

 日本のジュエリーメーカーの未来を予想し、人に話すとき、私がよく引き合いに出す業界は、日本のかばん製造メーカーとその業界です。私が生まれ育った昭和30年代は、商店街に必ず一軒かばん屋さんがありました。百貨店の売り場には、日本製のかばんがあふれていました。

 風呂敷から布製、皮製のかばんに移行していった時代だったのでしょう。

 高度成長時代を経て、ヴィトンを中心にヨーロッパのかばんを若者が持つようになり、日本のかばん業界の中小メーカーは衰退し、今残っているかばん製造メーカーは数えるほどに減ってしまっています。

 日本のジュエリーメーカーもそうなってしまわないか心配です。

 では、日本のジュエリー業界の崩壊を食い止める方法はあるのでしょうか。 思い浮かぶ解決方法を列挙します。

1.分散した力を結集する
 統合、ネットワーク化。

 顕在化している現象

 a)小売店連合~地方のジュエリー小売有力店のネットワーク化・情報の共有化
  (例)トップ30ジュエラーズクラブ
    ボランタリーチェーン~ジュエラーズ・ジャパン、日本ゴールドチェーン など

  *課題は、ユーザーにいかに告知するか、認知度をどう上げるか。

 b)卸会社の小売店ネットワーク

  *課題は、リアル、バーチャルのネットワークシステムの構築、サプライヤーの充実

2.メイド・イン・ジャパンのブランド確立
 キャンペーンという一過性の企画をやめ、通年企画を考える。でないと、ブランディングになりません。

3.日本でしか出来ない製作工法・技術開発
 伝統工芸とハイテク・ナノテクの融合
 異業種の伝統技法のジュエリー用途開発

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CVD合成ダイヤモンド

 2004年より、CVD(化学気相法)による、合成ダイヤモンド、特に、宝石品質合成ダイヤモンドの完成についてジュエリー業界で問題にしてきました。それは、天然ダイヤモンドと合成ダイヤモンドの看破にかかわる問題が派生するからです。

 CVD法は、工業界では、工業用チップの基盤材料として注目されていた技術です。CVD法は、化学気相蒸着法と呼ばれているように、炭素元素を含むガス(水素に少量のメタンを加えたガス)を低圧化で化学反応をおこさせ、基板にダイヤモンドを蒸着させる方法です。

 ボストンにあるアポロダイヤモンド社は、2004年初頭より、宝石質のCVD合成ダイヤモンドの製造を始めました。アポロダイヤモンド社によりますと、宝石質CVD合成ダイヤモンドの製造は、当初年間5,000~10,000ctを目指し、その後生産量を増やす予定であるようです。

 日本の大手鑑定鑑別機関の発表によりますと、光学装置を組み合わせることで、このCVD合成ダイヤモンドの鑑別は、充分可能という結果が出ています。現状では、市場において大きな混乱が生じるものではないと思われます。ただ、ジュエリー専門家として、その存在と概要は把握しておいたほうがいいでしょう。

 GIAでは、アポロ社製CVD合成ダイヤモンドのサンプルで各種検査によって統計をとっています。ルーペでの目視では、ブラウンカラー、カット石の浅さ、特徴的な歪みパターンが手がかりになることもあるようですが、それでもって、鑑別する結果が得られるようなものではありません。

 ダイヤモンドビューで観察された強いオレンジレッドの発光反応が、最も有効な目視上の手がかりとなります。

 検査したアポロ社製の合成ダイヤモンドは、いずれもタイプⅡaダイヤモンドで、中には、微量の孤立型窒素に由来する1334cm-1の赤外線吸収がみられたものがありました。N-Vセンターに関連する275nmと637nmの2つのフォトルミネネッセンスのピーク、大半のサンプルでは、天然にはない596nm~597nmの二重線があります。

 最近の検査では、CVD合成ダイヤモンドにHPHTプロセス処理を施したもの、窒素を意図的に添加したもの、その複合があり、鑑別は慎重さを必要としています。

 この種のダイヤモンドを正確に鑑別するには、ダイヤモンドシュア、紫外可視光線分光光度計、FTIRなどで正確にダイヤモンドのタイプを判断し、その後、フォトルミネッセンス分光特徴、ダイヤモンドビューによる画像特徴により識別が可能という報告が、GIAのジェム&ジェモロジーで報告されています。

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合成ダイヤモンドについて

 合成ダイヤモンドについてマトメてみました。

1.合成ダイヤモンドの成功

 人類が始めてダイヤモンドの合成に成功したのは、1955年、ダイヤモンドが熱力学的に安定する高温高圧下で成長させる方法で、一般的に高圧合成法と呼ばれています。
 約20万気圧、2000℃以上という条件で成長させる高圧合成法により、大量のダイヤモンド粉末が工業的に生産可能となりました。研磨用のダイヤモンド砥粒として、あるいは、再度高熱高圧を加えて焼結成形することにより、焼結ダイヤモンド工具として広く用いられています。
 産業界で用いられるダイヤモンド材料は、ほとんどが高圧合成ダイヤモンドで占められています。

 1980年代の初め、日本の研究グループが世界に先駆けて、ガス原料を用いた気相成長法によるダイヤモンド合成に成功しました。
 気相合成法によるダイヤモンドは、ダイヤモンド膜状で、通常は直径10μm以下の結晶の集合体となります。気相合成法は、高圧合成法と比べて小型かつ簡便で、任意の形状にコーティングできることから、機械工具などのハードコーティングやエレクトロニクス分野での応用に期待されています。

2.ダイヤモンドの合成法

 ダイヤモンドの合成法は、「高圧法」「低圧法」に大別できます。

 高圧法には、油圧プレスで試料を加圧する方法として「静的高圧法」と、爆薬の爆発の加圧によって試料を加圧する「動的高圧法」があります。静的高圧法には、黒鉛単体に高温高圧をかけダイヤモンドに変換させる「直接変換法」、鉄やニッケルなどの炭素を大量に融解する金属のなかにダイヤモンドを析出させる「融剤法」があります。
 高圧・高温法は、HPHT~High Pressure High Temperature~と呼ばれています。

 低圧法は、メタンなどの炭素を含むガスを原料とした1気圧以下でのダイヤモンドの合成法です。気相合成法は、CVD~Chemical Vapor Deposition~とも呼ばれています。

3.HPHT処理ダイヤモンド

 HPHT処理ダイヤモンドは、ダイヤモンドを合成する高温(High Pressure)高圧(High Temperature)発生装置を使い、TypeⅡa のブラウン系の天然ダイヤモンドを無色やほぼ無色にする「GE POL」ダイヤモンド、TypeⅠa のブラウン系のダイヤモンドをイエローイッシュグリーンやグリーニシュイエローにする「NOVAダイヤモンド」が市場に出てきて話題になっています。Ⅰ型、Ⅱ型というのは、窒素含有がⅠ型、ほとんど窒素が含有していないのがⅡ型と考えてください。Ⅰ型のなかで、窒素が集合状態にあるのがⅠa型、窒素が拡散しているのがⅠb型となります。実質的に窒素をほとんど含有しないⅡ型も、最も純粋なタイプをⅡa型、不純物として硼素を含有するタイプをⅡb型と分類しています。ダイヤモンドはこの4つのタイプに分類されます。

 また、それらの処理ダイヤモンドは、全てではありませんが内部特徴(グラファイトインクルージョンなど)を持っています。また、両社のダイヤモンドには、ガードル部にレーザー刻印が施されています。

 参考:「GE POL」は、ゼネラル・エレクトリックのGEとラザール・キャプラン・インターナショナル(LKI)の子会社でペガサス・オーバーシーズ・リミテッドのPOLを組み合わせた名称。
    「NOVAダイヤモンド」は、ユタ州に本拠を構えるノバテクの子会社の名称。

4.最新の合成ダイヤモンド情報と問題点

 ジェメシス社は、HPHT法でキャラットサイズの宝石等級やファンシーカラーのインテンスやヴィヴィトイエローのダイヤモンドを商業ベースに生産し始めました。1平方センチあたり約85万ポンドの圧力と摂氏1600度の高温で3日半をかけて生成します。容器に入れる中心になるものは、三つあります。黒鉛(炭素の元)、金属媒体、ダイヤモンドのシード(種)でシードは天然でも人造でもかまいません。

  これからは、合成ダイヤモンドが天然ダイヤモンドに競争をしかけてくる、という構図になってきます。商業ベースで天然ダイヤモンドより安い価格で大量に売り出すことに成功すれば、天然ダイヤモンドの価格低下を引き起こし、ダイヤモンド業界に打撃を与えることになります。

 さらに心配することは、鑑別機関でこれらのダイヤモンドが合成ダイヤモンドと鑑別できなければ、天然ダイヤモンドとの区別が出来なくなり、天然ダイヤモンドとして高価な価格で流通することになります。

 GIAやその他の鑑別・鑑定機関の基礎研究や、鑑別テクノロジーは最先端にあります。しかし、いままでもそうであったように、合成テクニックと鑑別技術のいたちごっこは避けることは出来ません。

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さが美 宝飾店「キラット」24店を菅田に譲渡

 着物販売のさが美(横浜市)は11月21日付で、「キラット」の名称で展開する宝飾店30店のうち24店を、宝飾小売りの菅田(大阪市)に譲渡することが決定。譲渡予定価格は4億5千万円。

 着物販売の展示会販売の衰退とともに系列宝飾店の譲渡、閉鎖がこれからますます進むことになるでしょう。

 全国的に展開していました宝飾品の展示会販売は、強引な販売があだとなり少なくなるのは必定です。しかも、宝飾品専門店もバブル崩壊後、また淘汰の時代に突入してきました。しっかりしたコンセンセプトのもと健全経営しなければ、生き残ることは非常に困難になってきました。

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肥前屋質店渕上氏「宝石研磨の世界~その輝きには理由がある~」展 レポート

 当ブログ、マスターカッター狩野友宏氏「宝石研磨の世界~その輝きには理由がある~」開催をご覧になって、福岡の肥前屋質店渕上氏が、現地に行ってそのレポートをご自身のブログに掲載されています。私のブログにコメントをいただきましたので、そのことを知りました。

 

世界最高峰の宝石カット、研磨技術をもつ狩野友宏さん を尋ねて広島へ・・・

 現場の写真が豊富に掲載されていて、宝石研磨の様子がよくわかりますので、是非ご覧下さい。

 私が宝石の研磨を実際に見たのは、30代前半、バンコクにルビー、サファイア、ダイヤモンドメレーを買い付けに行ったときに、工場見学をさせていただいたときが最初です。宝石研磨の緻密な作業を実際に見て、そのときから宝石に対する考え方が変わったと記憶しています。

 宝石を扱うなら、宝石の原産地に行ったり、研磨の現場を見ておくと宝石に対する見方が変わると思いますので、そういう機会があれば、是非積極的に参加することをお薦めします。

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宝飾品の原産地表示

 昨年の記事になりますが、2007年6月14日、フジサンケイ ビジネスアイに「真の仏宝飾品にお墨付き~政府が公認の刻印 品質と伝統保証、差別化」、16日に、「新なるほど講座 宝飾品の原産地表示 ブランド価値向上狙う/スイス製時計を参考」という記事が掲載されていました。

 仏政府がデザインと全製造工程を国内で手がけた宝飾品に対して「ラベル・ジョアイエリー・ド・フランス(フランス国内生産履歴表示ラベル)を刻印する制度を始めるというもの。

 仏ジュエリー連合(BJOP)のフレデリック・マトン代表は「刻印制度は押し付けではない。トレーサビリティー(追跡可能性)を明確に情報開示したうえで、選ぶのは消費者」と話しています。また、「フランシスでは研磨や石どめなど一人前の職人になるには10年かかるとされるが、国外では2ヶ月足らずの経験の職人が作っている例もある」と宝石職人の「匠の技」を守ろうという意図もあるようです。

 フランスの宝飾店といえば、グランサンクが有名。グランサンクとは、パリのバンドーム広場を拠点とする店のなかでも、高級宝飾協会が認めた高級宝飾5店会のこと。ちなみに、この5店とはメレリオ・ディ・メレー、ショーメ、モーブッサン、ブシュロン、ヴァン クリーフ&アーペル。いずれも王侯貴族を顧客にしていたハイジュエリー志向のお店。

 日本のメーカー、小売店でも自社、自店の商品に独自のマークを打刻してしてるところがありますが、フランスのように国を挙げてトレーサビリティーの推進をしているわけではありません。

 老舗高級ブランドを数多く有するフランスでさえ、他国との差別化を図ろうとしている昨今、日本のジュエリー業界も国際化を考えるならば、フランスの制度を参考にする必要があります。

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東京ドームにて

東京ドームにて
ペナント終盤戦。今日は、東京ドームにて、野球観戦。阪神ファンとしては、心は甲子園にあり。
20日は、東京ドームの巨人阪神戦チケットをゲットしました。天王山は、来週末になるでしょう。

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タイガース、3夜連続のサヨナラ勝ち

 阪神タイガースが3夜連続のサヨナラ勝ち。記録によりますと、過去3試合連続のサヨナラ勝ちは、80年5月23・24・27日、02年7月24・25・26日の2回。(但し、2リーグ分立後)今回は、3度目になります。しかも、3回とも球場は、「甲子園」。

 甲子園では、何かが起きる!?

 ハラハラ、ドキドキの日々は続く。

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繁盛店の条件

 本日もGem-PLanetに掲載しました「繁盛店の条件」の転載です。

「お店のオーナー、あるいは、仕入れ責任者の感性により、メーカーより仕入れた商品構成がひかるセレクトショップ」

 従来からある「時宝(時計・宝石)店」の勝ち組。バブル絶頂期後の安売り合戦のなか、埋没することなく、その競争に勝ってきた専門店です。現在、地金ネックレスをグラム単価で売っていたお店やピアスを100円で売ってきたような「価格で勝負」というお店は、ほとんど消え去りました。

 価格競争に陥らないためには、個性的な商品を仕入れることが先決です。しかし、昭和から平成の時代に移行してきたから、ジュエリーの流通は、大きく変化してきました。メーカー、卸、小売、という従来の流通経路は、崩壊しました。大きな業界展に個性的なジュエリー製作会社がつぎつぎ出展するようになり、小売店は、直接、メーカーより仕入れるようになりました。

 さらに、最近では、ヨーロッパ、特にイタリアのヴィツェンツァや香港などの国際展に有力な小売店は買い付けに積極的に参加しています。このことは、おおきな変化といえます。いままでは、海外のジュエリーフェアーは、日本からの参加は、輸入商社、大手卸、メーカーが主体でした。いま、海外のジュエリーフェアーは、大手の小売店の参加が急増しています。このことは、逆に、日本のメーカーの商品に魅力がないという裏返しになります。

 従来のように、取引のある卸からの商品や情報をお店でじっと待っているようなことでは、新鮮な商品を手に入れることはできないという時代になってきています。

 

 「デザイナーがオーナーで、その場でお客様のご要望に応じ、デザインのラフスケッチが書けるお店」

 一時期、リフォームがもてはやされた時代がありました。しかし、リフォームという仕事は、そう簡単なものではありません。インターネット上や、開発されたデータベースのなかから既製のデザインや、空枠を選ぶことでは、なかなかお客様の満足を得ることはできません。それに、見積もりをたてることも簡単にシステム化することは困難です。ジュエリーの見積もり計算は、長年の経験が物を言う世界だからです。

 ジュエリーメーカーや、卸会社で長年経験をつんだデザイナーが独立してショップを経営しているところは、まがままなお客様の要望を聞いたり、ジュエリーのコーディネートのアドバイスができるお店として、非常に脚光を浴びています。

 工房ジュエリーは、成功しているところもありますが、「職人かたぎ」がかえって邪魔をする場合があって、なかなか難しいようです。夫が職人で、その奥様がデザイナーというようなベストマッチが最高のパターンであると言えます。

 「ギャラリー的なお店」

 完全予約制で、お客様とじっくりとお話をして接客ができるお店は、まさに絵画ギャラリーや骨董店のような雰囲気をもっています。ジュエリーに対し、深い造詣や薀蓄をもったオーナーが経営しているお店は、ヘビーユーザーおかかえのお店としてもてはやされています。 

 女性月刊誌などから頻繁に取材がくるようなお店で、雑誌のライターやスタイリスト御用達のお店。

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お店のスタイルの確立

 Gem-Planetのサイトで以前まとめた「お店のスタイルの確立」を掲載します。下記のほかに最近、「21世紀型ジュエリー買取り専門店」が加わってきました。これからは、さらに、しっかりしたコンセプトをもったお店が生き残ることでしょう。

よろず相談店

 地方の小売店では、宝石専門店として、あらゆる層のお客様から相談を受けるでしょう。地域密着型のお店として、結納、結婚、引き出物、あらゆるプレゼント、記念品などの注文にこたえなければなりません。しかし、すべての商品を在庫するわけにはいきません。ないものねだりのお客様のわがままにすべて答える必要はありません。しかし、しっかりした商品知識や、専門業者へのネットワークは張り巡らしたほうがいいでしょう。海外で買ったネックレスなど金性がはっきりしないものの、加工、修理を安請け合いして、後でクレームなっては、元も子もないです。「できることとできないこと」ははっきりしておかなければなりません。

 当然、お店にないものは取り寄せになります。お客様の要望をしっかり聞いておきましょう。こちらの商品知識が未熟であれば、絞込みにも苦労しますし、業者に相談するにしても、ちんぷんかんぷんの話では、業者の方でも困ってしまいます。

 「よろず相談店」であるならば、まずはしっかりした商品知識は不可欠です。アデランスのように「まずは相談」してもらえるよう、きっちりした受け答えができなければなりません。(アデランスに私自身、相談したことはないので、多分、相談すればすばらしい回答が帰ってくるという憶測で言っています。)

オリジナル工房

 店主が、職人であるか、デザイナーである必要はありません。そうであれば、最高ですが。職人は職人気質があり、扱いにくい人が多いようです。対人関係が苦手なので職人になった人もいるようなので、女のひとのいろんな要望など「こちとらそんなこまかいこと聞いてられるか。」と啖呵のひとつでもいってしまいそうで、それでは商売にはならないでしょう。奥さんが外交的で、お客様の対応がすべてまかせられるようであればオーケーです。窓口業務は奥さんに委ねましょう。

 よく、板前さんのご主人が黙々とおいしい料理を作り、女将さんがお客様の接客、配膳を専門にしている繁盛店はあるものです。物作りと商売は別物かも知れません。

 デザインが別に優れていなくともかまいません。業界でそれなりの賞をとっていても、売れるデザインがかけるとは限りません。ラフのスケッチが書ければオーケーです。

 お店自身が「オリジナル工房」であることは難しいことです。デザイナーを数名知っているか、職人さんを数名知っていれば、お店のなかに、「オリジナル商品相談コーナー」を設けることはできます。通常の商売では、デザイナーと知り合うチャンスは少ないと思います。しかし、加工職人さんや、特注職人さんのところには、デザイナーが出入りしているはずです。紹介してもらいましょう。職人さんとのタイアップでもかまいません。

 卸業者が主催する展示会には、デザイナーコーナーがあるものが流行りのようです。そこで個人的に親密になっておけば後々助かるでしょう。

 これからは、オリジナル志向の時代です。リフォームなのか、レディメードなのか、完全なオリジナルなのか、いずれにしも既製品をただ売っているだけでは生き残れない時代であることは確かです。

ミドル専門店

 主体はミドル層です。へたに安物は置きません。5万以下の商品は置かない覚悟がいります。当然、個性的な商品が主体となります。商品仕入れは大変です。

 東京では、大手小売チェーン店が、各ターミナルに点在しています。主に3万以下の商品を安値で目玉商品としてチラシで宣伝しています。値段は、卸値に限りなく近い商品や、原価割れの商品もあります。当然、これに対抗していては、お店がつぶれてしまいます。各チェーン店では、地元の専門店をまず、安値で対抗して、つぶしてしまい、その後、じっくり商売をしようという悪魔のシナリオをもっているとか。今は、その商法も頭打ちになっているようですが、安売りチェーン店に対抗するためには、そことおなじ商品、商売をしていては埒があきません。

 そのことに、早く気づいたお店は、ミドル主体の商売に変更したようです。バブル以降でも、本当にジュエリーが好きなお客様はいるはずです。メーカー、卸業者が展示会をやれば、それなりの成果が上がるのは、個性的な商品、価値ある商品は売れているということです。なにも、高い参加費を払い、高い展示会価格の商品をお客様に売る必要はないでしょう。

 中級品を主体とした商品作りをしている専門メーカーも探せばあります。業界紙などで研究し、商品を仕入れましょう。

ヤングファッション店

 徹底的にヤングに的を絞ります。シルバー商品も積極的にお店に置かなければなりません。若者は素材にこだわりません。気に入ったものを買うだけです。業界人はとかく、金、プラチナにこだわります。シルバーであれば、同じコストで、ボリュームのある商品がつくれます。一部アパレルメーカーが仕掛けているブランドはヒットし続けています。フランスからの輸入アクセサリーのアガタも青山に一店舗だったのが、有名百貨店数社で展開しています。しかし、最近では、ちょっと苦戦しているようですが。

 なにも、ブランドにこだわる必要はありません。インデアンジュエリー、ハワイアンジュエリーもかなり売れました。今では、携帯ストラップアクセサリーが人気でしょう。

 ただ、若者だけに、流行り廃りが激しいのが難点です。逆に爆発すれば、おおきな売上につながります。流行雑誌など常に目を通すことは必須条件です。    

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JJA「ジュエリー及び貴金属製品の素材等の表示規定」

 社団法人日本ジュエリー協会のサイトより「ジュエリー及び貴金属製品の素材等の表示規定」が無償ダウンロード(PDF)できます。ダウンロードページ

 制定 平成17年11月12日 改訂 平成20年7月11日

 「この表示規定は、ISO、JIS、CIBJOの規格に適合し、規格外の事項は国内外の商慣行を整備し、また、景品表示法、不当競争防止法、関税法等の法律(通達を含む)の一部事項を加え、及び消費者にとって不利益を受けない表示を基本として、社団法人日本ジュエリー協会(以下、JJAという)がジュエリー及び貴金属製品に用いる貴金属素材等の表示法を定めたものである」~表紙より転載~

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マスターカッター狩野友宏氏「宝石研磨の世界~その輝きには理由がある~」開催

 狩野友宏氏により「宝石研磨の世界~その輝きには理由がある~」が9月9日から14日まで、広島にあるアーバンビューグランドタワー敷地内の「ギャラリーG」(広島市中区八丁堀、TEL 082-211-3260)で開催されます。アメリカで行われた「国際カットコンペティション」で金メダルを受賞した狩野氏が「クオリティー」に徹した作品約50点を展示します。

 マスターカッターとは、宝石のカットに関する広範囲に渡る知識と技術を持ち、各国の宝石研磨協会より認定された熟練研磨師のこと。

 会場では、作品のほかに研磨作業に使用する機械や道具の展示や宝石カットの実演を行い、今春アメリカの雑誌に掲載され話題となった巨大研磨機での作業映像が誌面とともに初公開されます。

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新作テンプレート「十五夜」で・・・

 ココログさんから新作テンプレート「十五夜」が公開されましたので、採用してみました。

 いままで「宝石月夜ばなし」というブログタイトルにふさわしいテンプレートがなかなかなかったので、デザインを色々変えていました。今回のテンプレートは、ブログテーマにふさわしいので、しばらくこれで続けたいと思います。

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宝石鑑定・査定士について(3)

Hoseki_4  「宝石」諏訪恭一著 初版本

 宝石の品質と価値判断を判定するマニュアル的専門書に、「宝石 品質の見分け方と価値の判断のために」(諏訪恭一著 ㈱世界文化社発行 定価10,500円)があります。現在は、改訂版(「宝石1」)が刊行され、さらに「宝石2」「宝石3」とシリーズ化されています。

 大阪にある「ジャパン ジュエリー ビジネス スクール(JBS)」は、この「宝石1」「宝石2」を教材として、「JBS宝石鑑定士資格」プログラムを実施しています。詳細ページ

 私自身、この講義を受けていないので断言できませんが、聞くところによりますと、宝石の価値、査定を実施できる基礎的な能力を養成 できるプログラムとなっているようです。

 「ジュエリー買取り専門店」ならば、一定の基準を持って、宝石を買取れなければ、看板に偽りありとなりますし、そういう能力を持った人材を育成することが業界とって重要になります。宝石が本来の価値を評価されることなく、二束三文で買取りされるようでは、宝石そのものの価値が揺らぐことになります。宝石、ジュエリーの二次流通の確立を望むならば、業界が率先してそのシステム構築と人材育成を早急に進めなければなりません。

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宝石鑑定・査定士について(2)

 ジュエリー買取り店に、ダイヤモンド・パール・色石の鑑定・査定ができる人材がいなければ、ジュエリーの買取りといいながら、「地金」の買取りになってしまう恐れがあります。質屋においても、ダイヤモンドや色石を質草として扱わないお店が多いのが実態のようです。

 ゴールドやプラチナなであれば、国際相場をだれでも知ることができますので、ジュエリーにおける地金の重量とその含有率さえ分かれば、買取り価格を設定することが可能です。しかし、ダイヤモンドの4C基準を鑑定するには、経験が必要になります。ましてや、4C基準のない色石の価値査定となるとバイヤーとして経験がなければ、お手上げとなります。ジュエリーに使用しているダイヤモンドや色石の価値が判断できないので、地金のみの査定となるお店が乱立すれば、宝石の価値そのものが崩壊することになり、業界として大きな問題に発展することにつながります。

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宝石鑑定・査定士について(1)

 宝石には、宝石そのものの価値があり、またそれを見たり、身に付けて楽しむ価値の両面があります。

 私が1980年に取得した「GIA GG」の資格は、当時日本語で「米国宝石鑑定士」の肩書きとして名刺に書き入れていたものです。GGとは、「Graduate Gemologist」の略。

 GIA JAPANのHPに、GG資格について「宝石の知識、グレーディング・鑑別技術、ビジネスのノウハウ、そして宝石の取り引きに関する倫理など総合的な宝石学のスペシャリストとしての教育を受け、全てを修得した方に与えられる称号」と明記しています。下記ページ参照。
GIA JAPAN 「GIA GGとは」

 

今は、GIA JAPANで、GGを「米国宝石鑑定士」と訳すことは公式には禁じています。

 宝石を鑑定・鑑別する業務は、GGの能力の一部であるわけですが、決して宝石そのものの価値を査定・鑑定することではありません。また、日本には、宝石鑑定・鑑別に関する国家資格はありません。

 今、宝石の買取り店が乱立するにあたり、問題となっているのは、宝石の価値を査定できる「宝石査定・鑑定士」のような資格や制度が業界で広まっていないことです。

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和田アキ子、PGIからプラチナジュエリーをプレゼントされる

Akko1 写真は、サンスポより

 今年デビュー40周年の歌手、和田アキ子さんが1日、都内でプラチナの広報期間「プラチナ・ギルド・インターナショナル(PGI)」より500万円相当の「プラチナ・ステーション・ジュエリー」を贈られました。29日(日本時間30日)には米ニューヨークのアポロシアターで日本人初のソロ公演を控えており、恥ずかしくないステージにしたいとコメントしました。

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「GINZA TANAKA」総額1億円の純金製中国食器を発売

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GINZA TANAKAは、敬老の日を前に、健康と不老長寿を願い、皿やレンゲ等13種31点からなる中国食器を純金で制作し、9月3日より、総額1億円で発売します。、「金の食器を使用することで健康で長生きできる、不老長寿になる」といった中国の古い言い伝えをもとに、高齢者が豊かな気持ちを持って、元気で長生きしてほしいという願いを込めて、光り輝く純金を使用して中国食器を制作。

 純金製の中国食器の外面と内面には、不老長寿の象徴であり、漢の高祖以来、皇帝のシンボルといわれている龍の絵が金工芸職人により手彫りで刻まれています。

 敬老の日に、両親のために、総額1億円の中国食器をプレゼントできる家庭があるのでしょうか。ただ、GINZA TANAKAが発売する純金製の中国食器は、単品で必要な食器のみを購入することも可能です。単品の価格は、65万円から3200万円。敬老の日の記念に、一点や数点ならばプレゼントしたいものです。

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福田首相が辞任表明

 福田首相が、午後9時半に首相官邸で緊急に記者会見をし、首相を辞任する考えを表明しました。

 臨時国会の前に「敵前逃亡」としか思えない国家のトップにあきれるばかりです。安倍前首相とともに政治家のおぼっちゃま宰相のふがいない行動に憤りを感じます。

 会社のトップでも経営がおもわしくなくなり、「夜逃げ」するタイプの人間は、普段はジェントルマンを気取り、「ええかっこしい」のひとが多いようです。

 このようなトップを次々選任する自民党にも問題があると思います。

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