ブランドの意味とこれからのブランドについて(2)
▽ブランドを口先だけで終わらせないために
ブランドを構築すること(ブランディング)は、多くの努力と時間を要します。ブランドの歴史を少し研究すれば、それはすぐわかることです。しかし、ジュエリーメーカー、卸の商品部の皆さんのほとんどは、そんなことは、忘れた、あるいは、耳にいれたくないようで、ともかく、商品にブランド(単なる刻印)を付けたがります。ブランドは、確かに、英語では、その商品を示す刻印という意味があります。
しかし、ブランド構築とは、単に商品に名前をつけることではありません。まず、ブランドを論じる前にしなければならないこと(前提条件)があります。
* ブランド・マネージャー、あるいは、ブランド・プロデューサーの選出。(外部委託も可)
* 横断的な組織からのスタッフの選出。
* ブランド・コンセプト(グランド・デザイン)の策定。
* ブランド事業のプランニングと担当スタッフとの共同認識。
* 社会環境、市場環境、顧客環境、自社環境の認識。
* 現状命題、未来予測、ブランド企画の矛盾発見とその回避策。
* トップ直属のブランド事業部設立とスタッフの教育。
以上のことが出来ていないなら、ブランド構築は、口だけで終わるでしょう。
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