宝飾企業のCSR
「CSR」とは、Corporate Social Responsibility(企業の社会的責任)のこと。
私は、日本の宝飾企業が成長できない大きな原因として、一つは「リスクマネジメント」戦略不足、もう一つは「CSR」が欠如していることだと思っています。
リスクマネジメントについては、当ブログ「先進企業から学ぶ事業リスクマネジメント実践テキスト」をご覧下さい。
CSRは、企業が社会において価値創造を高める企業活動において、社会に対する責任を明確にするものです。
役員、社員が遵守すべき行動指針、健全で公正な事業活動、環境問題についての取り組み、社会や地域への貢献、企業情報の開示、個人情報の保護など企業活動における指針を明確にし、徹底することが社会から求められています。
社団法人日本ジュエリー協会(JJA)が定めています「ジュエリー産業倫理綱領」。この綱領は、ジュエリー企業のCSR行動指針を示す良い参考例だと思います。ただ、こういうりっぱな行動指針を策定しても、それを遵守しなければ何の意味がありません。JJA会員全てがこの「ジュエリー産業倫理綱領」を実践すれば、すばらしい業界になるはずです。しかし、残念ながら、会員に対する罰則規定がありませんので、実践の拘束力に欠け、その効力を発揮できないままになっていると思っています。
「JJA信頼のマーク」認定に関しては、罰則規定があります。JJF2008開催期間中の8月28日(木)に、JJA主催のセミナー「JJA信頼のマーク」制度説明会があります。ご興味のある方は、このセミナーに参加されてみてはいかがでしょう。
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