ジュエリーは、「ついで買い」から「目的・指名買い」「口コミ買い」へ
ショッピングモールや地下街などの専門店街に出店している、ジュエリーナショナルチェーンはこのところ苦戦続きのようです。
ショッピングモールなどに衣料品や家庭用品などを買い求めてきているユーザーにジュエリーやアクセサリーを「ついで買い」させようという狙いで、出店してるジュエリーショップ。7月より様々な商品が値上がりし、ユーザーの買い控えがこれから本格化する時代。景気のいい時代ならまだしも、特価品やタイムサービスを狙って食料品を目当てにしているユーザーが、贅沢品の代表であるジュエリーをお買い物のついでに買い求めることは、これからますます減っていくことは明らかです。
有名百貨店、銀座や心斎橋に出店している海外ブランドショップ。仙台、名古屋、京都、広島、博多など地方都市にもその出店攻勢は波及しています。そのようなお店は、最初、もの珍しさからウンドーショッピングするお客さまが大半だったのですが、着実に「目的買い」「指名買い」のお客さまが増えています。
日本のジュエリーショップが、圧倒的な広告宣伝費を投入しているそのようなブランドショップに対抗するプランのひとつに、「口コミ」を利用することが挙げられます。しかし、ブログ、SNSなどCGM(Consumer Generated Media)を有効利用しているジュエリーショップはほんの僅かです。
日本のジュエリーショップのホームページは、ユーザー参加型のものではなく、ありふれた「総花的」なものばかりで、おもしろみに全く欠けています。
お客さまを集客するために宣伝広告費をかけられないなら、「頭で勝負」するしかないと思います。お金がないなら、頭を使え、とはよく言ったものです。
これからのジュエリービジネスは、いかにユーザーを取り込むか、ユーザーの意見を反映してユーザーと一緒にビジネスを拡大していく姿勢、プランが重要になってきます。
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コメント
emico さん、いつもコメントありがとうございます。
実行、結果の分析、アイデア出し、実行の繰り返しが大切だと思います。
投稿: 仁醒 | 2008/07/07 20:09
いつも拝見してます。
最小限の経費で作品を広められるよう、日々勉強させて貰ってます。
投稿: emico | 2008/07/07 15:41