さが美、ナラカミーチェ、ヤマノHD、宝飾品販売から撤退
日経MJによりますと、呉服が主力のさが美、ヤマノホールディングス、イタリアシャツ輸入販売のナラカミーチェが宝飾品販売から撤退すると報じています。
さが美は、ブランド廃止や事業譲渡の検討をし、ヤマノHDは、7月24日付けで事業を売却すると発表しています。ナラカミーチェは、8月末をメドに販売を終了する予定。
このブログで紹介しましたように、呉服の悪質商法「健勝苑」の問題 は、社会問題に発展しています。かつてバブル期に、毛皮輸入業者が宝飾品販売に手を出し、結局は失敗したように、高額品衣料と抱き合わせ販売の対象として宝飾品を扱うというような安易な姿勢がよくなかったと思います。
全国のホテル等で催事を行い、その商品および販売員を調達していたのは、宝飾品卸大手です。大手の宝飾品卸会社は、以前は全国の小売店に新商品の提案をしていましたが、小売店が商品を買わなくなり、そのため催事に特化する販売形態に業態を変化させていきました。呉服販売大手と手を組んで宝飾品を販売するようになったのは、自然のなりゆきと言ってよいでしょう。
その呉服販売会社の宝飾品からの相次ぐ撤退は、宝飾品卸会社として大きな痛手となってくると思います。
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