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夏の入浴法

 冬場は、体が冷えているので、ゆっくりお風呂に入るものですが、こう暑い日が続くと、シャワーだけで済ます人が多いのではないでしょうか。

 クールビズの普及に伴い、オフィスでは室内温度を高めに設定する傾向があります。その場合、上半身は暑く感じても、足の指先は冷え、血行が悪くなるケースが多くなります。

 私は、夏場はぬるめのお湯で半身浴をしています。その後、寝る前に軽くストレッチをやってます。そのせいか、夏場でも十分に睡眠が取れているように感じています。

 昨日のフジサンケイ ビジネスアイに、「入浴法 夏を快適に」という記事があり、やはりゆるめの半身浴が夏を元気に過ごし、眠りやすい効果があると解説していました。さらに、薄荷(はっか)やミントのお湯につかると、入浴後の発汗量を抑え、血行促進や保温効果があると付け加えています。

 夏場の仕事は疲れるものです。今日の疲れは、その日のうちに取り去るように心がけましょう。

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映画「ドラゴン・キングダム」

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 久しぶりにカンフー映画「ドラゴン・キングダム」を観ました。主演は、ジャッキー・チェン、ジェット・リーで、カンフー映画としては夢の競演。あらすじは、石になった孫悟空を如意棒をもって数人で助けにいく単純なストーリーですが、脚本がしっかりしているので、最後まで飽きないで観ることができました。

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 映画の後は、イクスピアリのフードコートにあるナン食べ放題のインドカレー店で、友人たちと食事をともにしました。

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英国デザイナーズブランド「ショーン リーン」

 英国の伝統的な職人技術とゴシックテーストが融合した「ショーン リーン」のブランドショップが、8月9日、東京・赤坂のサンローゼ赤坂にオープンします。

 ブランド名「ショーン リーン」は、デザイナーの名前。15歳でロンドン・ハットンガーデンの宝飾店で見習いとして金細工やジュエリーの修復を学び、99年、自らの名前を冠したブランドを立ち上げました。当初はシルバーのみを扱っていましたが、3年前からダイヤモンドを使った高級コレクションを発表し、顧客にキャメロン・ディアスさんら多くのセレブを持っています。

 赤坂のショップは、単独ショップとしては世界初。

 日本にも「ショーン リーン」に負けない世界的レベルのジュエリーデザイナーが多くいます。但し、活躍の場の多くは展示会。ホテルなどの催事で、一部悪質な販売の仕方をしていることで問題になり、これからは催事販売は縮小傾向になっていくことは決定的。

 ジュエリーデザイナーは、これからは、小さくてもよいので店舗を持って商品をユーザーに直接アピールしていくべきでしょう。

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ジュエリーも季節商品

 地球温暖化の影響か、日本の四季にも幾分変化を感じる今日このごろですが、衣料のみならず外食レストランのメニューやお菓子にも季節限定の新商品が目立つようになりました。

 ファッションの一環としてジュエリーを提案しなければならないジュエリー業界ですが、モノが売れないことで意気消沈し、ユーザーに向かって何も提案しないようでは、負の連鎖を招くだけだと思います。

 ジュエリーショップのサイトを見ても、この時期にふさわしいサマージュエリーの提案をしているショップは少なく、実店舗を歩いてみましても、夏限定の魅力のあるジュエリーがショーウインドーに並んでしているお店はごく僅かです。

 新しい商品を買う余力がなくとも、在庫の商品の中からチョイスして、ディスプレーを工夫して提案してみるとか、あるいは、ウェブサイトで、お客さまが昔購入された商品をリフォームすれば、魅力的なサマージュエリーとして生まれ変わる事例紹介をするとか、考えれば「策」はあるはずです。

 最初は反応が薄くとも、何度もやってみることにより、徐々に工夫をするようになりますし、もっと重要なことは、実践することによりデータの蓄積になることです。それをネットやDM、タウン紙で公開することにより、ジュエリーの魅力を伝えるとともに、お店の信用の蓄積になるはずです。

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セリーグ優勝のゆくえ

Gvsy 試合後のお立ち台インタビュー。

 昨日の東京ドームのナイターは、ジャイアンツが終盤、ラミちゃんの2フォーマーなどホームラン攻勢でかーるくヤクルトを一蹴した試合。やはり、レギュラーがケガから帰ってきたジャイアンツは強く、その底力を見せつけられた試合。

 わがタイガースとは、10ゲーム以上の差があり、すでに優勝マジックが順調に減っているので、さほど心配はしていないのですが・・・。オリンピックで、矢野、藤川、新井の主力が抜けてしまうので、オリンピック期間中、どうなるか。

 今、夕食から帰ってきたら、ドラゴンズに逆転されて、ガックリしているところ。その後、6回裏、関本のスリーランで2点のビハインド(4-6)になり、勝負はこれからか・・・。

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東京ドーム

東京ドーム
今日は、敵陣にてナイター観戦。

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映画「ロード・オブ・ウォー」

 今、無料動画GyaO「シネマ」で、ニコラス・ケイジ主演「ロード・オブ・ウォー」がご覧になれます。勿論、無料で。

 ウクライナ移民のユーリー・オルロフ(ニコラス・ケイジ)が政治力を使って武器商人としてのし上がっていく物語。現金決済だった彼が、時代の流れとともに、武器と麻薬、武器とコンフリクト・ダイヤモンド(紛争ダイヤモンド)と交換するようになっていきます。

 最後は、意外な展開になります。コンフリクト・ダイヤモンドを題材にした映画でジュエリー業界で話題にしていたレオナルド・デ・カプリオ主演「「The Blood Diamond」はどちらかというと娯楽性が高い作品でしたが、「ロード・オブ・ウォー」は、アメリカ社会の矛盾を鋭くついた映画で、私個人としては、こちらの作品を推薦します。

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ジャパンジュエリーフェアー2008

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 8月27日~29日に東京ビックサイトで開催されるジャパンジュエリーフェアー2008

 今回の新企画は、「次世代デザインゾーン」。人材の育成と業界に向けた新たなデザイン提案を目的に、ジュエリー学校の生徒がデザインした作品を展示・紹介する新たなパビリオン「次世代デザインゾーン」が誕生します。既に同パビリオンには、(学)杉野学園ドレスメーカー学院、日本宝飾クラフト学院、㈱日本ジュエリーアカデミー、(学)水野学園 専門学校 ヒコ・みずのジュエリーカレッジ、(学)文化学園 文化服装学院が出展を決定しています。

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 また、イベントステージでは、文化服装学院によるファッションショーが8月28に開催されます。テーマは、「アクセサリーと服のコーディネーション」。ファッションショーには、次世代のファッション業界を牽引していく学生たちによる、時代を超越した斬新でファッション性に富んだデザインのアクセサリーが多数登場する予定。11:00、14:45の2回開催されるファッションショーは、ジャパンジュエリーファアーの来場者であれば、無料で入場が可能。

 新鮮な感覚をもった学生たちによる業界の常識をぶち破るような提案を期待しています。

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小売業 栄枯盛衰

 22日の発表で、2008年上期(1~6月)のコンビニエンスストアの全国売上高が初めて百貨店を上回ったことが分かりました。コンビニが3兆6559億円に対し、百貨店が3兆6171億円。ちなみに、小売業最大の業態スーパーの2008年上期の売上は、前年同期比0.3%減の6兆5262億円。

 上期のコンビニは、前年同期比3.2%増で98年以降では11年連続のプラスとなり、過去最高を更新。たばこ自販機用成人識別カード・タスポを持っていない人の来店が大きく貢献していること、外食を控えた消費者が、コンビニでおにぎりやお弁当を買っていることなどがコンビニに追い風となったようです。

 10年前の1998年には、年間売上で、百貨店がコンビニより3兆6500億円も上回っていた差が今年は、ほとんどなくなるのは確実のようです。

 コンビニが好調というより百貨店の凋落ぶりが鮮明になってきました。銀座の百貨店を見て回っても、1階や地下食には、どこも同じようなブランドショップが出店していて、それぞれの百貨店らしさが乏しいように感じられます。

 百貨店の凋落と日本のジュエリー業界低迷の原因は、同じところにあると思います。

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お台場に「都市鉱山」

 7月22日、今日のフジサンケイ ビジネスアイ、一面トップは、「お台場に都市鉱山 三菱マテが廃棄物回収施設」。

 都市鉱山とは、「1980年代に東北大の南條道夫教授らが大量に廃棄される家電製品などから資源を回収し再利用することを提唱した際に使った造語。最近では、アーバンマインと英訳もされています」。

 非鉄最大手の三菱マテリアルは、東京・台場に隣接する江東区青海に、廃棄された家電製品や携帯電話端末などのスクラップを買い取る回収施設を新設しました。廃棄製品には、金、銀、リチウムなどのレアメタルが大量に残っていて、リサイクルが大きな課題となっています。2007年の携帯電話の回収台数が過去最低の644万台となり、00年ピーク時の半分以下に落ち込んでいて、リサイクルは思うように進んでいないのが実情。また、中国人バイヤーがサンプルも見ずに、ひと山いくらで買いあさる動きがここ1~2年で顕著になってきていることから、貴重な資源が海外に流出しているようです。

 施設には、購買担当者が常駐し、スクラップをラインに流すと自動的にサンプルを抽出して買取り価格を決める設備も導入しているので、利便性も向上しています。

 さて、御徒町のみならず、ジュエリーの買取り業者がここのところ街のあちこちに見かけるようになってきています。地金高騰の折、タンス預金ならぬ「タンスジュエリー」を回収して一儲けしようというお店が増えてきているのも、納得がいく現象でしょう。

 但し、、正統派宝石店を目指すのであれば、ジュエリーのリフォームビジネスはお薦めしますが、リサイクルビジネスには手を出さないのが懸命だと個人的には考えています。

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百貨店離れ鮮明

 日本百貨店協会が7月18日発表しました6月の全国百貨店の既存店売上高は、前年同月比7.6%減となり、1998年3月に前年の消費税引き上げ前の駆け込み需要の反動で20.8%減となって以来、10年ぶりの大幅なマイナスとなりました。2008年上期(1月~6月)でも2.8%減と2年ぶりに前年同期を下回り、03年上期以来のマイナス。

 06年、踊り場から反転基調に転じた全国百貨店の売上に再び翳りが見えてきました。百貨店協会、新聞各紙は、ガソリンや食品などの相次ぐ値上げラッシュで「不要不急」の支出を絞り込む節約志向が百貨店を直撃しているとか、株価の低迷で高額品の売上が伸びていないなどの分析をしています。

 それにさらに付け加えるならば、「ついで買い」の減少、「商品力」不足があげられるでしょう。百貨店に行き、衣料品を買い、階上の食堂街で夕ご飯を食べ、帰りに地下でケーキをお土産を買うというような一連の消費行動は今は薄れています。有名店やブランド店が路面にメガストアを展開していますので、あえて百貨店で買い物をする必要がなくなってきています。「目的買い」のお客さまであれば、最初から品数が豊富なメガストアに行ってしまうのはしかたのないことです。

 ジュエリーは、「ついで買い」から「目的・指名買い」「口コミ買い」へ

 ジュエリー業界において、当ブログで、 08年、今年のテーマは「商品力」として取り上げました。百貨店、スーパーマーケットについても同じことが言えます。メーカーと共同企画したり、PB商品開発を再度見直すなど、今年は、小売店の独自性、商品力が尚一層問われることになるでしょう。

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世界最大級3千カラット人工ルビーの鷲 京セラ

Kyoseraruby  写真は、朝日新聞より

 京セラが、約3千カラットの人工ルビーで「鷲(わし)像」を制作しました。ルビーでは世界最大級。高さは約12センチ、底部の直径は約5センチ。価格は1千万円。

 京セラが製造しました大型の再結晶ルビーを海外の彫刻家が加工。昨年暮れにアラブでの国際宝飾展示会で披露されました。京セラは、京都市中京区の京都ホテルオークラで19、20日に催す宝飾展示即売会で、人工ルビー製「鷲(わし)像」(想定価格約1000万円)を国内で初めて公開します。一般向けの公開は20日のみ。

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「美しさの方程式」 フォトグラファー 永田昌徳著

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 本日は、写真展をともに開催しました橋本氏に展示写真を返却したのち、東西線葛西駅近くの「はなの舞」にて一杯やりながら反省会となりました。

 橋本氏よりいただいたのが、「写真写りをガラリと変える 美しさの方程式 初級編」(フォトグラファー 永田昌徳著)という本とDVD。

 今、その本を片手にブログを書いています。

 最近気になっているのは、宝石店の販売員の姿勢です。美しい宝石を売るためには、美しい立居振る舞いが必要なもの。お店に立つジュエリーコーディネーターは、お客さまの目というファインダーを通して、どう見られているのか、どう写っているのか意識する気遣いが必要です。

 ジュエリーコーディナーターは、お客さまに宝石・ジュエリーを活用してその人をより美しく見せる提案をする前に、まず、ご自分の接客姿勢や言葉遣いに気配りがいるという基本を忘れてはいけませんね。

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高知特産珊瑚ジュエリー新ブランド「Sea Proof」

 高知商工会議所は、高知特産珊瑚を使ったジュエリーに、「Sea Proof」というブランドをつけて販売促進を図っています。

 高知県は、昨年、「地域資源∞全国展開プロジェクト(中小企業庁補助事業)」の支援を受け、地産ブランドを展開してしています。デザイン・製作監修には高知県出身の国際的プロサーファー・鍋島庵莉氏を起用。

 今年3月には、通販でも販売しています。

 珊瑚には、六放珊瑚と八放珊瑚があり、宝飾品には、八放珊瑚を使用します。

 「Sea Proof」ウェブサイトの「珊瑚について」でその詳細が動画でもご覧になれます。今一度、珊瑚について勉強してみるのもいいものです。

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純金糸西陣ドレス 桂由美ブライダルファッションショー

Katsuradress 写真は、MSN産経ニュースより

 16日、大阪北区の帝国ホテル大阪で、ブライダルファッションデザイナー桂由美さんのファッションショーが開催されました。

 川島なお美さんが着ているドレスは、純金糸で織り上げた長さ20メートルの西陣織りで製作したもの。来年6月に結婚式を挙げる川島さんは「ものすごくゴージャス。本番もこのような衣装でしたいですね」と終始ご機嫌だった模様。

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「eco(エコ)検定」

 7月20日、第4回検定試験が実施されます、「eco(エコ)検定」。正式には、「環境社会検定試験」。主催は、意外にも東京商工会議所。

 受験者数は、申し込みベースで、第1回が1万6849人、第2回が1万2307人、第3回が1万7298人。第4回を迎える今回は、過去最高の1万8600人で、環境問題に興味を持って受験する人が増加しているようです。

 受験者は、企業の環境担当者に限らず、NPO法人関係者、主婦、学生まで幅広い。

 過去の合格率は、約74%で、合格すると、「エコピープル」の称号が与えられ、マーク入りの名刺やシールを購入、使用できるというメリットがあります。

 環境問題に興味があり、より深く勉強しようと思う方は、eco検定にチャレンジしてみてはいががでしょう。

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写真展、終了

 今日、写真展の撤収を行いました。西葛西までこれなかった皆様のために、ここで公開します。写真は、5枚で、左から展示順。テーマは「宝石のような」。どういう意味で「宝石のような」なのかは、皆さんのご想像に任せます。

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コスメショップ「ラッシュ」から学ぶこと

Lushbag ラッシュの手提げ袋をスキャンしたもの

 ラッシュは、1994年、英国プール市で、化粧品の開発に長年携わってきたマーク・コンスタンティンさんが創業。現在、欧米、アジアなど世界43カ国で約530店舗を展開。1998年、ラッシュジャパンを設立以降、最近5年間は、年間約20店舗ペースで出店を続け、売上は右肩上がり。「肌を通して体内に入れる化粧品は、食べ物と同じ」という発想から原材料には新鮮な野菜や果物を使用し、工場をキッチンと呼んでいます。

 私がラッシュで買うのは、ドライミントが入っていて使ったあと爽快になる「赤頭巾ちゃん気をつけて」というせっけん。100グラムで480円。市販のせっけんと比べれば、高価なせっけんです。ジメジメした夏は、特に、このせっけんで体を洗ったあと、風呂上りの爽快感が持続して気持ちがいいものです。

 さて、手提げ袋に書かれた「ラッシュの信念」をここでご紹介します。

 原料のフルーツとベジタブルは新鮮であること。

 香り高いエッセンシャルオイルを使うこと。

 安全性が確認された合成物質を使うこと。

 全成分をラベルに明記すること。

 動物実験を行わない会社からのみ、原材料の買い付けを行うこと。

 全商品、自ら使ってみてその効果と使い心地を確認すること。

 お客さまの意見を積極的に取り入れて商品を改良していくこと。

 すべての製品からラベルに至るまで、自分たちで手作りすること。

 お風呂やマッサージ、そして香りを優雅に愉しむ“ラッシュライフ”を多くの人に広めること。

 商品はリーズナブルな価格で提供し、適正な利益を得ること。

 お客さまの価値観を信頼すること。

+++

 太字の部分は、宝石店で特に参考になると思ったものです。

 お客さまに手渡す手提げ袋にここまで書いているラッシュの信念は、すごいと思います。ラッシュの経営姿勢は、宝石店でも大いに参考にすべきです。

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天然コランダム 開示コメントの改訂

 天然コランダムについて、JJAとAGL(宝石鑑別団体協議会)は協議の結果「宝石もしくは装飾用に供される物質の定義および命名法に関する規定」に書かれている開示コメントを7月1日より変更しました。

 詳細は、JJAサイト

宝石の定義および命名法の改訂-天然コランダムについて

 さて、

 「高度な分析で加熱の痕跡が認められない」場合、開示コメントは、「加熱の痕跡は認められません」となります。

 「高度な分析等で外部からのBe等を検出」した場合、開示コメントは、「色の変化を目的とした外部からの元素の拡散加熱処理が行われています」となります。

 ここまではいいとして、拡大検査の結果で開示コメントが曖昧な表現になってしまっていたり、判りづらい分類の仕方になっていることが気になります。

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「伝えるこころ」とは

 「宝石店がやるべきこと」を三つあげました。その中で一番のキモは、「伝えるこころ」です。今日は、その補足をしておきます。

 ジュエリー・宝石は、「ついで買い」がなくなり、「目的買い、指名買い」の時代になっています。「ブランド指名買い」、というのも購入時におけるひとつの選択肢です。ジュエリーを始めて買う場合は、安心感を得るために、ブランド指名買いが多くなるのは納得ができます。しかし、ある程度、ジュエリーを買ってきたお客さまは、商品を見る目を養ってきているはずですし、購入する前に、一般情報や口コミ情報をもとに、商品、お店を選択します。

 そこで重要になるのは、お店の姿勢であり、そこで働いている「人」にあるのです。究極は、その人の「こころ」にあると言えます。

 今日のフジサンケイ ビジネスアイの「著者が語る」コーナーで、「愛されて売る 魅せる販売術」(美月あきこ著)というビジネスノウハウ本が紹介されています。

 著者はこう語っています。

「モノを売るときの絶対成功のセオリーは、商品の付加価値である売り手の魅力を高めることだったのです。私たち自身がお客さまから愛され、好感を持っていただけたら、商品自体がグンと魅力的になります。どんな値引きやオマケよりも効果絶大で価値のあるものなのです」。

 囲み販売やショッピングローンを強要したりして宝石・ジュエリーを強引に販売してきた結果、ジュエリーに対してユーザーからの不信感を招き、宝石店が敬遠される、そんな悲しい現実を生み出してきました。

 そういう現実を生み出してきた「宝石店の姿勢、経営者のこころ」は、おおいに反省すべきであり、「着ける楽しさ」「持つ喜び」を伝える豊かなこころえを持った人の育成が宝石店に絶対に必要です。というより、まず経営者自身が変わらなければ、どうしようもありませんが。

 

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宝石店がやるべきこと

 宝石店の販売員がお客さまに接客するとき、共有すべきことは、次の三つ。

着ける楽しさ

持つ喜び

伝えるこころ

本当に単純なんですが、宝石店が本来やるべきこと。ここでは、詳しい説明や解説はやめておきます。

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ベルーナ 呉服展示販売事業 6ヶ月の業務停止命令

 経済産業省は9日、東証1部上場のカタログ通販大手「ベルーナ」(埼玉県上尾市、安野清社長)に対し、特定商取引法違反(勧誘目的の不明示など)で6カ月の業務停止命令を出したと発表。

 以下、毎日jp(毎日新聞)の記事より。

 経産省によると、同社は呉服や宝飾品などを展示会で販売するため、カタログ通販の顧客宅を訪問。勧誘した時に販売の意図を告げなかっただけでなく、展示会場に来た客を数人の営業員で取り囲み、2~3時間にわたりしつこく商品を勧めて買わせていた。クーリングオフを主張されると、「京都の有名な先生の着物なので解約できない」などとうその説明もしていた。

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 認知症のひとにも販売していたケースがあったといいます。同社は、すでに今年4月以降、同事業から撤退しています。

 当ブログで、呉服の悪質商法「健勝苑」の問題 として取り上げていますが、こういった悪質販売の実態が次々と明らかになっています。

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季刊ジェモジスト ニュース

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 GIA JAPANより「季刊ジェモロジスト ニュース Gemologists News 2008 7 vol.61」が届きました。

 特集は、GIA JAPN理事長土居芳子氏による「フィリッピンの養殖真珠場の見学」。GIAプレスリリースは、「21世紀の養殖真珠:自由市場および新流行」で真珠についての記事が充実しています。土居理事長の上記表題のセミナーが、GIA JAPAN大阪校で、来る7月30日午後18:30~20:00まで開講されます。受講料は、AAJ会員 1000円、一般3000円。お問い合わせ:tel 06-6678-6781 e-mail: tmatsukura@nifty.com

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もう夏・・・!?

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 先週の土日は、真夏のような暑さでしたね。葛西臨海公園のなぎさ橋から。

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 人工のさぎさは、家族連れでいっぱい。

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 中川沿いのサイクルロード眼下で繰り広げられる、「サンバ隊?」の練習。

 夏が来たーーーー!!(織田裕二風の叫びで)

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「宝飾時計の最高峰を纏う」家庭画報 8月号

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 今日は、7月7日、七夕です。今日は、地球温暖化や業界の不振など深刻な問題を脇に置いといて、夢のある話題でいきましょう。

 家庭画報8月号の特集「決定版 宝飾時計の最高峰を纏う」のご紹介です。大内順子さんと訪れたスイス時計展 BASEL WORLD SIHH 2008 の魅力。

 誌面で紹介していますブランドは、

 カルティエ、ジャガー・ルクルト、ピアジェ、ヴァン クリーフ&アーペル、クレドール、センチュリー、ブレゲ、カールF.ブヘラ。

 私が、そのなかで一番気に入っていますのは、ブレゲのカメオ細工を施した時計です。皆さんも世界最高峰の宝飾時計の魅力を誌面を通して満喫してください。

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「デビアス 20万円婚約指輪」販売の意図

 7月4日、日経MJの記事。「デビアス 20万円婚約指輪 既存商品の半値 ドル安生かし調達」。

 英宝飾販売大手デビアスダイヤモンドジュエラーズは、「フォーエバーリング」シリーズ4モデルを6月より日本で販売しています。「昨年9月米国で販売し滑り出しは好調」と発言していますのは、CEO ギー・レマリー氏。

 ダイヤモンドのグレードは定かではありませんが、最も安いタイプは、0.30ctで価格が20万円。既存商品の半値ということです。

 当ブログ、6月7日のエントリー ブランドとしての「フォーエバーマーク」 の最後に私はこうコメントしていました。

 

目に見えない刻印を施した、フォーエバーマーク付きダイヤモンドがブランドとして成功するかどうかは、DTCの「広報」活動の成否にあると思います。

 
今回発表になった婚約リングは、「フォーエバーリング」というブランド名で、商品そのものにブランド名がついています。目に見えない刻印「フォーエバーマーク」を一般に認知させることはやはり難しいと判断したのではないでしょうか。

 

「フォーエバーマーク付きダイヤモンドを使用した婚約リング フォーエバーリング」のほうが判りやすいのは確か。

 一番安いクラスは「0.30ctで価格が20万円」ということですが、日経MJの記事にグレードが明記してありませんので、なんとも評価のしようがありません。しかし、少子化と消費の冷え込みで、今後、ブライダル需要は減少傾向になることは明白です。

 「婚約指輪は、給料の3ヶ月分」というキャッチフレーズは、もう遠い昔の話し。これからは、二極化する市場にどう対応するかが重要で、今回のデビアスの戦略は、そこに立脚したものと推察できます。ひょっとすると、「フォーエバーマーク」は、「フォーエバーリング」販売の伏線であったかも。そうであれば、「フォーエバーブレス」「フォーエバーピアス」などシリーズ化した商品が今後出てくる可能性が充分あると思います。

 なによりも重要なのは、縮小傾向にあるエンゲージ・ブライダルリング市場において、ますます競争が激化するということでしょう。 

 

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写真展、ご来場ありがとう

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 今日夕方、友人達数人が写真展に来てくれるというので、東西線西葛西駅から会場までご案内しました。

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 昼間に地元の友だち二人が来てくれたみたいで、テーブルにきれいなお花にメッセージを添えて置いてありました。お気遣い、感謝します。

 ご来場の皆さん、西葛西までわざわざ来てくれてありがとう。

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ジュエリーは、「ついで買い」から「目的・指名買い」「口コミ買い」へ

 ショッピングモールや地下街などの専門店街に出店している、ジュエリーナショナルチェーンはこのところ苦戦続きのようです。

 ショッピングモールなどに衣料品や家庭用品などを買い求めてきているユーザーにジュエリーやアクセサリーを「ついで買い」させようという狙いで、出店してるジュエリーショップ。7月より様々な商品が値上がりし、ユーザーの買い控えがこれから本格化する時代。景気のいい時代ならまだしも、特価品やタイムサービスを狙って食料品を目当てにしているユーザーが、贅沢品の代表であるジュエリーをお買い物のついでに買い求めることは、これからますます減っていくことは明らかです。

 有名百貨店、銀座や心斎橋に出店している海外ブランドショップ。仙台、名古屋、京都、広島、博多など地方都市にもその出店攻勢は波及しています。そのようなお店は、最初、もの珍しさからウンドーショッピングするお客さまが大半だったのですが、着実に「目的買い」「指名買い」のお客さまが増えています。

 日本のジュエリーショップが、圧倒的な広告宣伝費を投入しているそのようなブランドショップに対抗するプランのひとつに、「口コミ」を利用することが挙げられます。しかし、ブログ、SNSなどCGM(Consumer Generated Media)を有効利用しているジュエリーショップはほんの僅かです。

 日本のジュエリーショップのホームページは、ユーザー参加型のものではなく、ありふれた「総花的」なものばかりで、おもしろみに全く欠けています。

 お客さまを集客するために宣伝広告費をかけられないなら、「頭で勝負」するしかないと思います。お金がないなら、頭を使え、とはよく言ったものです。

 これからのジュエリービジネスは、いかにユーザーを取り込むかユーザーの意見を反映してユーザーと一緒にビジネスを拡大していく姿勢、プランが重要になってきます。

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さが美、ナラカミーチェ、ヤマノHD、宝飾品販売から撤退

 日経MJによりますと、呉服が主力のさが美、ヤマノホールディングス、イタリアシャツ輸入販売のナラカミーチェが宝飾品販売から撤退すると報じています。

 さが美は、ブランド廃止や事業譲渡の検討をし、ヤマノHDは、7月24日付けで事業を売却すると発表しています。ナラカミーチェは、8月末をメドに販売を終了する予定。

 このブログで紹介しましたように、呉服の悪質商法「健勝苑」の問題 は、社会問題に発展しています。かつてバブル期に、毛皮輸入業者が宝飾品販売に手を出し、結局は失敗したように、高額品衣料と抱き合わせ販売の対象として宝飾品を扱うというような安易な姿勢がよくなかったと思います。

 全国のホテル等で催事を行い、その商品および販売員を調達していたのは、宝飾品卸大手です。大手の宝飾品卸会社は、以前は全国の小売店に新商品の提案をしていましたが、小売店が商品を買わなくなり、そのため催事に特化する販売形態に業態を変化させていきました。呉服販売大手と手を組んで宝飾品を販売するようになったのは、自然のなりゆきと言ってよいでしょう。

 その呉服販売会社の宝飾品からの相次ぐ撤退は、宝飾品卸会社として大きな痛手となってくると思います。

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設営完了。ギャラリーにて面談希望は、事前連絡を。

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 本日、写真展の初日で、朝から写真の展示で現場に行ってました。写真展の設営は、今回が初めてで、午前中、ピアノ線でファトフレームを整然を並べていく作業に手間取りました。午後からは、なんとか作業の要領をつかみましたので、手際よく仕事を進めることができました。

 ギャラリー側との打ち合わせで判ったのですが、「アプトギャラリー」は、フリースペースなので、出展者が一日中ギャラリーに詰めていることができません。

 友人、知人と一緒にギャラリーで写真を見ることは可能ですので、ギャラリーにて私と面談希望の方のみ、このブログのプロフィールページからメールで事前にご連絡下さい。宜しくお願いします。ご希望の時間に現地にて待ち合わせしましょう。

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写真二人展「宝石のような」「妻いづみ 47才」 準備中

 明日、7月3日より15日まで、江戸川区西葛西にある「Apt gallery」にて、友人橋本英樹氏とともに写真展を開催します。現在、明日の設営準備で、最後の追い込み中。

 私のテーマは、「宝石のような」。橋本氏は、「妻いづみ 47才」。

 場所: 東京都江戸川区清新町1-3-6 マルエツ葛西クリーンタウン店に隣接する商業施設「パトリア」1F

 アクセス: 東京メトロ東西線 「西葛西」下車 南口より徒歩約8分

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 ギャラリー オープン時間 AM10:00~PM18:00

 ギャラリー定休日 毎週水曜日

 私は、開催中の土日、5日(土)6日(日) 12日(土)13日(日)は基本的に会場におります。私と写真談義、あるいは、今後のジュエリービジネスについて情報交換をしたい方、ギャラリーまでお越し下さい。お待ちしております。

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有楽町マルイ「スパークリングセール」

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 今日、有楽町で用事を済ませたあと、久しぶりに有楽町マルイを覗いてみることにしました。

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 有楽町マルイに到着したのは、午後7時半ごろ。入り口近くには、浴衣を着たマネキンが並んでいて、サマーセール本番といった模様。お客さまの出入りが激しいので、さすが有楽町マルイはこの不景気でも繁盛しているなぁ、と感心してしまいました。店内を見渡すと、「スパークリングセール」のPOPがそこここにあり、マルイ恒例のスパークリングセール中だとわかり、お客さまの混雑ぶりに合点がいったいった次第。しかも、7月1日の今日は、その初日。

 若い女性ばかりの店内をうろつくのは、中年の男性としては勇気のいることですが、これも仕事の一環と割り切って、一階のアクセサリー売り場を中心に見てきました。

 銀座の他の百貨店と比較して、有楽町マルイのアクセサリー売り場は、お客さまの導線、ディスプレーの配置など工夫が見られます。商品もアパレル系のアクセサリーブランドが多く、新鮮さを感じることができます。

 有楽町マルイを見る限り、ファッションのマルイ復権のキザシあり、と感じられます。

 最後に、6F、7Fのメンズファッション売り場も見てきました。私のような50歳を過ぎたオヤジが着れそうなものがなかなか見当たらず、バーゲンもののブランドハンカチーフを2枚を購入して帰路につきました。

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