08年、今年のテーマは「商品力」
2008年、ジュエリー業界のテーマは、ズバリ「商品力」。
一昨年のテーマは、「おもてなしのこころ」。昨年は、「らしさの追及」を提唱してきました。今年のキーワードは、「商品力」。商品力といえば、非常にありきたりの提言。なーんだ、つまんないと思わないでもらいたいのです。
昨年、食品業界に端を発した商品の偽装表示。最近では、再生紙の偽装に発展してきました。どれもこれも「商品」に関係することばかり。今年は、昨年以上に個人消費は冷え込むと思われます。そんな中、安くても必要ない商品は買わない、魅力のないモノには興味を示さない、という消費者の傾向はますますはっきりしてきます。
ジュエリー業界において、展示会に呼び込むための方策や中途半端な?マーケティング論には熱心ですが、こと商品に関していえば、安直なコンセプトで工賃を安くあげようと意図した商品が市場に溢れています。
今日、IJTに行ってきましたが、おおきな潮流としては、今年もその傾向は変わっていないと感じました。
どんなにお客様に「おもてなしのこころ」を発揮し、接客力があっても、最後にモノを言うのは、やはり「商品」。ジュエリー、宝石に魅力がなく、美しくなければ、商品説明がどんなに優れていても、お客様は満足しないもの。
宝石商、宝石店の基本は、扱っている「商品」。今年は、その商品力が問われることになるでしょう。
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