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Gem-PLanet 年間ランキングチャート

 テレビやラジオで年末恒例になっている様々な「年間ランキングチャート」。

 そこで、2007年の締めくくりとして「Gem-PLanet」の「年間トップ10」を発表します。ちなみに、2007年1月1日より12月29日までの訪問者数は「127,761」、ページビューは「228,439」でした。年後半、更新業務がおろそかになったにしては、健闘した数字でした。

 では、トップ10の発表。

1位:トップページ

2位:ワールドニューストップページ

3位:国内ニュース・トピックストップページ

4位:キンバリープロセス実施にむけて

5位:ヴィクトリア・ベッカムとブラット・ピットとダミアーニの関係

6位:知っておきたい、コンフリクトダイアモンドとキンバリープロセス

7位:ロシアの妖精「シャラポア」のイヤリング

8位:マーケティングトップページ

9位:戦術:店作り、商品仕入れ、ディスプレイ、売り方、集客

10位:Gem-PLanet かかりつけの宝石店

 今年は、映画「ブラッド・ダイヤモンド」がロードショーになった関係で、コンフリクト(紛争)ダイヤモンドやキンバリープロセスについてのページにアクセスが集中しました。ベッカム、ブラッド・ピット、シャラポアがらみの記事は、個人の話題性によるところが絶大だったので検索サイトからの訪問者が多くなりました。

 また、マーケティングやお店の具体的戦術に関係するページ閲覧が多いことは、将来の方向性がなかなか見出せないでいるが業界人がいかに多いか、また、末端宝飾販売店の売上不振の深刻さを象徴しているといえます。

 そして、トップ10ランキングの最後に食い込んだ、「かかりつけの宝石店」。広報、告知活動が皆無でありながら、トップ10にランクインした「かかりけの宝石店」。このページにアクセス数が増えたことで、宝石、ジュエリーを買う側が、「どこで買ったら、安心なのか、ジュエリーについて信頼して相談できるお店がどこにあるのか」ネット検索で探している方が徐々に増えてきている兆候があると感じています。

 今年、個人的に一番関心を持っていたのは、「食の安心・安全」への食品ブランド、メーカー、老舗店の裏切り行為。マスコミで話題になっていませんが、ジュエリー・宝石への安心・信頼についていえば、ユーザーの「静かなる選択」が深く進攻しています。

 来年は、その選択の結果が如実に出ることになるでしょう。

 P.S. ところで、このエントリーがついに「700」本目となり、今年のいい区切りとなりました。皆様、よいお年を!

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[さっぱり]すること

 29日、朝10時にご夫婦でやっている地元のかかりつけ?の理髪店「サカモト理容」に予約の電話を入れると、「今日はこれからだと午後3時から空いています」という返事が返ってきました。29日は年末の土曜日なので、理髪店はやはり忙しいみたいでした。

 今年はいろんなことがあったけど、年の瀬に理髪店に行って髪の毛を「さっぱり」したいという男ごころを持つ御仁は、私を含め世間には多くいるみたいです。本当は、午前中に髪の毛をさっぱりしてから、午後、書類、パンフレット、雑誌等が部屋のあちこちで山済みになり、散逸状態になっている部屋を含めた家の大掃除をする予定でした。

 いつものようにマスターや奥さんと世間話をしながら散髪、髭そり、耳掃除、簡単なマッサージをしてもらい、髪の毛とともに、気分も「さっぱり」して、ふと腕時計を見るともう午後4時になっていました。

 部屋の大掃除は、どう見積もっても少なくとも半日は必要なので、今日(30日)やることに・・・。

 今年は特に色んなことがありましたが、こうやって年末に理髪店に行くことができ、さっぱりした気持ちになれたことは、喜ばしいこと、ありがたいことです。「終わりよければ、全てよし」、です。

 今年を総括してみると、「Gem-PLanet」の仕事は、当初計画していたサイトのリニューアルを含め、非常に中途半端な状態になってしまいました。構造的な不況からいまだに抜け出せないでいるジュエリー業界でちっぽけな個人事業を展開している我が身としてみれば、業界での仕事が減ることは当然起こりえることだと覚悟をしていました。仕事が減ろうが、日々生活していかなければなりませんので、今は地元の会社で昼間アルバイトをさせてもらいながら食いつないでいます。

 「Gem-PLanet」の仕事は、自分のライフワークですので、これからも地道に続けていきます。今年、ある投資会社から「Gem-PLanet」に資本提携を含めた資金援助のお話しがありましたが、きっぱりとお断りしました。「お金を出すかわりに、口も出す」というのが、資本家の常識。銀行から多額の借金をし、会社は大きくなったが、経営が悪化するとリストラを含めた事業の効率化を迫られ、「らしさ」を失ってしまったジュエリーメーカー、卸、小売店がいかに多いことか。

 そういうことにはなりたくない、というのが私の信念です。Gem-PLanetは、これからも独自の視点を持ちながら、公正な判断のもと、ジャーナリズム魂を忘れないよう続けていきますので、皆さん、来年も「Gem-PLanet」「宝石月夜ばなし」をご愛顧のほど宜しくお願いします。

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捨てる神あれば、、、

 今年も、振り返ってみえば、「アッちゅー間」に終わりそうです。

 「親の意見となすびの花は、千にひとつの無駄がない」というのは、子供のころによく両親に聞かされた言葉です。聞くところによると、なすびの花は、千にひとつの無駄がなく、実をつけるそうです。それと同じように、親の意見も無駄なことは、ひとつもないということです。

 皆さん、ご存知ですか。

 「捨てる神あれば、拾う神あり」。これも親から教わった言葉。リストラされたり、仕事がうまくいかなくなり、どん底状況におかれようとも、懸命に、正直に頑張って生きていれば、きっと、「救いの神」があらわれ、どん底から救いの手を差し伸べてくれる、ということ。

 今年も色々なことがあり、苦労した一年でしたが、日々必死でやってきたお蔭でしょうか、無事年の瀬を迎えることができそうです。ありがとうございます。

 特に、いつも励ましてくれる大阪にいる母親に感謝。そして、兄、姉に感謝、友に感謝です。

 どうやら、10年周期で、体の変調があるようです。30代のはじめは、腰・膝・大腿部の故障悪化で歩行困難になり、しかも左目が網膜はく離に。40代前半の厄年は、慢性的な倦怠感に襲われ、全てがマイナス方向に進んでいきました。

 50歳を過ぎ、やはり以前のように無理がきかない体になってきました。今は、昼と夜の二重生活です。基本的に平日の昼間は、電子機器商社でアルバイト、夜と土日に「Gem-PLanet」の仕事をしています。日々の糧を得ることと、たとえお金が全然稼げなくても、やりたい仕事を続けることの両立を図っています。

 学生時代、「文武両道」を父親よりきつく教えられてきましたので、ふたつのことを両立させることには慣れているはず・・・ですが、いかんせん加齢による体力の衰えは、どうしようもないものです。

 これから、まだまだ頑張らなければならないので、30代に習得した「氣功」鍛錬を再開しています。健全な精神は、健全な肉体に宿る、です。

 元気であればこそ・・・!! 皆さん、日頃の節制と健康維持に留意し、「笑顔」を大切にして日々頑張りましょう。

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仙台「インタージェム」オーナー佐藤郁雄氏のIJTセミナー

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 Gem-PLanetの「かかりつけの宝石店」でご紹介しています、仙台「インタージェム」のオーナー佐藤郁雄さんが、第19回国際宝飾展(IJT)1月24日(来年)に「地方小売店の成功例~地方小売店でいかに集客するか? 仙台インタージェムのこだわり」と題して講演されます。

 佐藤さんは、現在、、日本ジュエリー協会(JJA)の常任理事で、忙しい社業のかたわら、ジュエリーコーディネーター部会長として活躍されています。プロフィールは、下記IJTのセミナー詳細ページをご覧下さい。

 http://www.ijt.jp/ijt/jp/seminar/session1.phtml

 私も早速、ネットでセミナーの申し込みを済ませました。これからは、末端の小売店が頑張らねばならない時代。正統派宝石商でありながら、常にチャレンジ精神とアイデアの実践を忘れない佐藤さんの講演は、地方の宝石店オーナーばかりでなく、多くの宝飾関連業者にとって、これからの商売の方向性を決定する重要なヒントとなるセミナーとなると思います。

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「4Cボード」をごみ箱へ

 日本の宝石店、特にブライダルジュエリーショップで多用する「4Cボード」。「4Cボード」とは、ダイヤモンドの国際的な品質基準の4Cについて簡単な説明ができるカウンターボードのことです。

 12月1日に銀座ブルガリ店3Fブライダルサロンにて、ブルガリの販売員がエンゲージやマリッジリングを売る場合、どのように商品説明をするのか聞くことが出来ました。ただし、直接接客を受けたわけではなく、他の商品を見ているふりをして「耳をダンボ」にして聞いていたのですが・・・。

 ブルガリでは、「4Cボード」は使用していませんでした。それより自店の扱っているダイヤモンドリングのすばらしさについて多くの時間を割いて説明していました。(私がそのとき聞いた限りでは)

 ダイヤモンドの基準である「4C」は業者間で当たり前になっていますが、一般のユーザーの認知がまだまだなかった時代、「4Cボード」は便利なツールでした。しかし、いまやダイヤモンドの4Cのなんたるかは、結婚適齢期の女性であれば、ほとんどが知っているのではないでしょうか。ましてや、インターネットが普及している昨今、エンゲージリングを購入する事前知識として、ダイヤモンドの4Cについてネットで調べているはずです。また、ウェディング関連雑誌でも頻繁に解説されています。

 御徒町で事務所を構え商売をしていた時期に、テニス仲間に随分ダイヤモンドエンゲージリングをお世話したことがありました。もう、10年以上前のことですが。

 そのとき、ほとんどのフィアンセの言うことは、どこのお店に行っても、「ダイヤモンドの4C」について散々説明を聞かされてばかりでウンザリしたということでした。

 日本の宝石店では、結納前のカップルに「ブライダルリング」「エンゲージリング」をお薦めする接客ではなく、「ダイヤモンド」の説明に終始している傾向があります。お客さまは、「メモリアルジュエリー」のひとつとしてダイヤモンドリングをお買い求めになっているはずです。

 そもそも、「エンゲージリング」は、ダイヤモンドリングと決めつめていること自体がおかしいと考えています。婚約リングがルビーやパール、エメラルドのリングでもいいはずです。

 日本の宝石店は、エンゲージリングといえば、お客さまにダイヤモンドをお薦めし、扱っているダイヤモンドは、判で押したように「エクセレントカット」のダイヤモンドばかりです。今や、「4Cボード」に「鑑定書」「ハートやアローが見えるスコープ」が接客するツールとしてプラスされています。

 日本の宝石店の皆さん。あなた方は、ダイヤモンドディーラー、ダイヤモンド卸商なのですか。いや、10倍のルーペで色、キズ、メイクの3Cをアソートできないのであれば、ダイヤモンドディーラーとも言えません。

 ダイヤモンドが「Gアップ、VVS、EX」クラスであれば、どれも同じようなものなので、いちいちルーペで見ることもないだろう、と反論、言い訳?される方がいるとすれば、その人は、ダイヤモンドを扱う能力、資格がないと思います。ダイヤモンドが見れない(選別できない)から、4Cボードや鑑定書に全面的に頼るセールストークになるのでしょう。

 「4Cボード」に頼らなければ、ダイヤモンドが売れないようでは、これからますます国際化する競争に勝つことはできないでしょう。「4Cボード」がなくてもダイヤモンドリングが売れる「宝石店」こそ、本物の「宝石店」だと思います。

 これからの宝石店は、「4Cボード」(それに類するもの)は、「過去の遺物」ぐらいの感覚がなければだめです。「4Cボード」はごみ箱へ、です。

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ブルガリ銀座新店舗、百貨店、そして、、日本の宝石店

 Bulgari_ginza

 12月1日、久しぶりに打ち合わせのため、御徒町へ。折角、都心に来ましたので、新しくできた銀座ブルガリ店を中心にブランドショップ各店を見にいくことに。夕方4時に現場に到着。銀座中央通りは、歩行者天国になっていました。

Chanel_ginza Matsuya_ginza

 さて、銀座中央通り2丁目交差点の角店は、ブルガリ、シャネル、カルティエ、松屋銀座店となり、写真のように、松屋銀座は、ルイ・ヴィトンと見間違えるような外装になっていました。この交差点はまさに話題のブランドショップが集合しています。

 そういえば、銀座三越も、カルティエの宝飾時計の広告が、メインとなっていました。(下記写真)

Mitsukoshi_ginza

 海外ブランド人気にあやかって、日本の百貨店が海外ブランド志向になっていることは、ある意味、残念な現象だと思っています。

 ブルガリ銀座店は、今回が始めての訪問となりますが、当日、1階はお客さまでごった返していましたし、3階のブライダルコーナーも満席の状況でした。

 それに引き換え、銀座中央通りに面したミキモト以外の日本の宝石店は、、お客様より、お店の販売員のほうがはるかに多いという寂しい状態でした。

 銀座のこのような傾向は、昨年のクリスマス時期と同じで、1年のうち最大のギフトシーズンであるクリスマスは、一部の海外ブランド店の圧勝となることは明らかです。今日(19日)のフジサンケイ ビジネスアイの記事によりますと、日本百貨店協会が発表した高額消費調査統計では、宝飾品の売上高は、上期より下期(8月以降)の方が鈍化傾向が強くなっているとか。

 百貨店ばかりか、日本の路面宝石店の売上は、今年はいっそう厳しくなってきているようです。

 宝飾品に限定して言えば、海外ブランドショップや輸入ブランドの売上が伸び、日本製ジュエリーの売上が低迷し続ける傾向は、この先、歯止めがかからないと思います。

 

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宝石のない宝石店

 12月1日、銀座のブランドショップ、特に銀座2丁目にオープンした「ブルガリ」を中心に見てきました。

 そのお話しは、次回に持ち越すとして、日本の宝石店(ジュエリーショップ)には、残念ながら「宝石がない」お店が実に多いことを指摘したいと思います。

 特に関東を中心として百貨店やショッピングモールなどで展開している大手宝飾チェーン店の店頭に並んでいる商品は、ほとんど同じようなものばかりです。メレーダイヤモンドを3個、5個使ったペンダント、ピアス・イヤリング、リング。ピンクやブラックダイヤモンドを使ったジュエリー。エンゲージリングとダイヤモンドブライダルリング。ショーウインドウの片隅に申し訳程度にある地金のネックレスとパールチョーカー。

 確かにダイヤモンドは、「宝石」のひとつです。しかし、ダイヤモンドだけが宝石ではありません。今の大手宝飾チェーン店は、言うなれば、「ダイヤモンドアクセサリーショップ」です。お店には、大粒のルビーやサファイアやエメラルドは置いていません。

 大手チェーン店ばかりか、地方の一番店や二番店も同じような傾向にあります。大粒の色石を希望するお客様がいれば、メーカーや卸が主催する展示会に連れていけばいいというような安易な気持ちがあるのでしょうか、高価な色石を仕入れることがほとんどありません。高額のカラーストーンルースを仕入れて売る努力もしないし、オリジナルデザインを考える力も持ち合わせていないからでしょう。

 すばらしい色石に魅力を感じ、それを買いたいと思うユーザーは、一体どこで買えばいいのでしょう。

 ユーザーの展示会離れは、健勝苑などの一部悪質な販売方法などが表面化してしまった以上、これからますます進むことになるでしょう。

 そのような状況では、本物の「宝石」を求めるお客様は、やはり、海外のブランドショップで買うことになるのでしょうか。「宝石のない」宝石店では、絶対買わないことは明らかですね。

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