ミャンマーの宝石競売、ティファニー・カルティエは不買表明
反勢力デモへの武力介入で国際的批判を浴びている「ミャンマー」。ミャンマーは、翡翠、良質なルビーの原産地として宝飾業界では有名で、それらは軍政にとっておおきな資金源となっています。
今から、十数年前、業界の産業ツアーで「ミャンマー」まで視察に行ったことがあります。産業ツアーではつきもののツアーガイドが引率するミャンマーの代表的な史跡巡りにも参加しましたが、現地の食べ物が合わず、視察団のメンバーほとんどがお腹を下すという苦い思い出があります。私もそのひとりで、ミャンマーから戻ってから、1ヶ月ぐらい体調が優れませんでした。
さて、ミャンマー政府は9日、宝石の競売を11月に実施すると発表しました。競売は今年に入って5回目で、毎回世界中からバイヤーが訪れ、売り上げは1億ドル(約120億円)に上ることもあるそうです。
これまでミャンマー産の宝石販売を手控えているのはティファニーなど少数でしたが、米国業界団体のジュエラーズ・オブ・アメリカ(Jewelers of America)はこのほど、「宝石の買い付けによって人権侵害に加担することがあってはならない」として、米国議会に対し、ミャンマー産の宝石を全面禁止するよう訴えました。
さらに、高級宝飾ブランドのカルティエも、ミャンマーで産出された可能性のある宝石の買い入れを当面中止したことを明らかにしています。
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