米サブプライム問題で、タイの色石は打撃、金先物相場上昇
FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げで、金相場の雰囲気が変わった模様。上昇が勢いづいたのは、9月下旬。
中東情勢の緊張で、原油価格が高騰、将来のインフレ懸念を誘発。そのため、インフレでも価値が減りにくい金が見直されたようです。
反対に、サブプライム(高金利型)住宅ローン問題の余波やバーツの上昇で、タイの宝飾産業が打撃を受けています。
バーツは06年に14%近く上昇。今年もバーツ高は変わらず、輸出価格の引き上げにつながったからです。タイの地元紙、バンコク・ポスト(電子版)によりますと、同国の宝石・宝飾品貿易協会は、9月に宝石・宝飾品類の2007年輸出額見通しを当初の40億ドル(約4600億円)から前年と同程度の36億ドルに下方修正しています。
米国市場への06年輸出額は、10億8000万ドルで輸出全体の約3割を占める規模。同国の最大の輸出先である米国市場がサブプライム問題の影響で縮小し、受注量が減少しているのが大きな痛手になっています。
ただ、11月の発効が予定されている日タイの経済連携協定(EPF)によって、宝石・宝飾品にかけられていた関税が撤廃されますので、貿易拡大が期待されています。
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