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日本の宝石商は「絶滅危惧種」

 「絶滅危惧種」とは、Wikipediaの説明では、以下の通りです。

 「絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)とは絶滅の危機にある生物種のこと。

 生物のある種が絶滅すること自体は、地球の生命の歴史においては無数に起きてきた事象である。 しかし、人間の経済活動がかってないほど増大した現代では、人間活動が生物環境に与える影響は無視できないほど大きく、それによる種の絶滅も発生してきている。

 このような絶滅を防ぐためには、生物環境の保全や、場合によっては人の直接介入が必要とされることがある。

 また、保全活動の前提として、どの種が危機にあるのか、どの程度の危機なのか、また危機の原因はなにか、などを知る必要があり、生物種の絶滅危険程度のアセスメントが行われる」。

 主語をすべて「日本の宝石商」にすると、悲しいかな、まさに業界の現状を説明した文章になってしまいませんか?

 私が勝手に規定する、思考するところの「宝石商」は、「絶滅」の危機にあると言わざるをえません。日本は、少子化に歯止めがきかず、統計上このままいくと「日本民族」はこの世になくなるということを学者がTVで解説していました。

 同じように、ジュエリー業界で、本気で人材を育てることをせず、宝飾職人が次々廃業する状態が続くと、近い将来、日本の「宝石商」は絶滅するのではないかと危惧しています。

 業界では、宝石についての特性や、ウンチクについてものすごい詳しい人が増えてきました。ただ、そういうひとに限って、ルーペでまともにダイヤモンドをアソートできなかったり、色石の良し悪しや相場がわからなかったりします。

 そういうひとは、だたの「モノ知り」であって、宝石商ではないと思います。

 知識偏重の頭でっかちな人は、インターナショナルなジュエラー達に太刀打ちできません。彼らは、日々宝石とふれ合い、宝石を売ったり買ったりして、日々研鑽しています。

 私は、業界の二代目を多く知っていますが、長年海外のジュエラーの下で修行をして、その後社長になったのはひとりしか知りません。ほとんどの二代目、三代目は、学校を卒業後、すぐオヤジの会社に入ったり、2、3年だけ親の知り合いの会社に形だけの修行をして戻ってきている人がほとんどです。

 宝石の輸入商社や卸会社に入っても、バイヤーになれるのは、ほんの限られた一握りのひとだけです。しかも最近では、海外に買い付けにいくことが少なくなり、国内調達が増えています。

 ダイヤモンドは、ソーティングを鵜呑みにし、色石は製品買いでは、石に対する「眼力」はつきません。そういうエセ宝石商が非常に多くなっています。なんちゃってデザイナーも多いですね。

 これからは、絶滅危惧種を保護しつつ、「種の保全」を図らなければならないでしょう。

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