タレント・ジュエリーデザイナー羽賀研二容疑者、逮捕を聞いて
大阪府警捜査4課は30日、タレントの羽賀研二(45)、プロボクシング元世界チャンピオンの渡辺二郎(52)両容疑者と、山口組系暴力団幹部(69)ら計4人を恐喝容疑で逮捕。
大阪市の不動産会社社長(51)から、「羽賀容疑者から買った医療コンサルタント会社株が同社の破たんで紙くずになった」などとして賠償を求められたため、昨年6月上旬、同市内のホテルで社長を脅迫し、羽賀容疑者が1000万円を支払う以外の賠償請求権を放棄するとの確認書に無理やり署名させた疑い。
羽賀容疑者は1981年、芸能界デビューし、タレントや俳優として活動。2001年にジュエリーブランドを立ち上げ、宝石販売に力を入れていました。
羽賀研二デザインジュエリー 『B.Act』 オフィシャル販売サイト
当ブログでも紹介しました。
2004年11月12日「羽賀 研二、宝石ビジネスで借金完済」
http://gem-planet.cocolog-nifty.com/tsukiyo/2004/11/post_10.html
しかし、実につまらない事件の容疑で逮捕されてしまいました。
彼のジュエリービジネスでの成功を見て、次々とタレント、俳優がジュエリーをプロデュース、デザイン。ついに「タレントジュエリー」というカテゴリーが出来上がってしまいました。
大手卸会社は、自らジュエリーを企画する努力を放棄し、一時期は、「デザイナージュエリー」に頼り、次は「タレントジュエリー」による集客力、販売力に期待してきました。しかし、その勢いにも翳りが見えてきました。
「タレントジュエリー」は、そのタレントに魅力があってこそ売れるもの。宝石の輝きやジュエリーの魅力よりもタレントの人気や憧れに依存するような商品は、早晩終焉を迎えるでしょう。
いや、そうあってほしい。そのほうが、業界にとって良いこと。宝石、宝飾品の商品企画、開発に本気に取り組まないと、業界の未来はないと思います。
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