伊勢手延べ麺「カネスエ製麺所」の対応
大阪生まれの粉モノ愛好家で、うどん好きの私は、いつも伊勢(父方の田舎・鈴鹿市)にある「(有)カネスエ製麺所」にうどん麺を注文しています。
(有)カネスエ製麺所
http://www.e-men.jp/
注文するとき、オンライインで申し込まず、あえてフリーダイヤル(電話)で申し込んでいます。相手の対応の仕方で勉強になることがあるからです。
今日も電話で注文。
「もし、もし。うどんの注文をお願いします」
「辻さんですね。いつもご注文ありがとうございます」
「なんで、辻だと分かったんです?」
「今は、コンピューター管理になっていて、着信があるとお客様の情報がすぐわかるようになっております」
「へぇー、すごいですね」
++++
着信履歴がディスプレーに出ない時代、仕事の要件で業者に電話をかけ、電話口で「もし、もし」と言っただけで、すぐ「○○○の辻様ですね。いつもお世話になっております」と明るく受け答えしてくれる優秀な女性社員がお得意先、取引業者に結構いたものです。
電話した方としては、大変気持ちのいいものですし、社員の優秀さがわかります。やっぱり社長、幹部の教育が隅々まで行き届いているんだなぁと感心することしきりでした。
今は、そういう対応をしてくれる会社は、残念ながらほとんどありません。
何度も電話しているのに、「あんた、だれやねん?(なんかの売り込み?迷惑やわぁ)」みたいな横柄な感じの女性がいます。
一流料亭、一流クラブのすごいところは、1回行っただけで、フロントで、名前を呼んでくれることですし、席に座ると、間髪を入れずに、キープボトルがテーブルに出てくることです。しかも、予約を入れてないのに、ですよ。接客業の真髄をみるようです。
まぁ、そこまでいかなくても、「商売の基本」である電話の取次ぎが出来ていないようでは、いくら「ホスピタリティー」と叫んでみても、空虚感だけが残ります。
ジュエリー業者の衰退原因のひとつとして、些細なことかもしれませんが、そんなことからもうかがい知れます。
| 固定リンク
「マーケティング」カテゴリの記事
- ドーナツ戦線に異常あり?(2018.05.18)
- 若者のジュエリー離れに思う(2018.05.17)
- 珈琲道一直線〜こだわりのコーヒー探しの旅〜(2012.05.13)
- Yoshitomo というブランド(2012.04.24)
- 珈琲道一直線(2011.11.07)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント