スターバックス「COFFEE CSR」リーフレットを見て
CSRは、「企業の社会的責任」(Corporate Social Responsibility)のこと。企業の責任概念は、単に利益を上げ、社員・株主に還元するというような基本概念から、大きく拡大しています。「ガバナンスの徹底」「誠実な顧客対応」「環境への配慮」など企業への要請が一層強まっています。
スターバックスは、「COFFEE CSR」~コーヒー生産者への貢献~というリーフレットを店舗に置いています。基本理念は、「世界のコーヒー生産地や生産者とともに成長し続ける関係でありたい」ということ。コーヒーショップとして、すばらしいCSRです。
それに引き換え、ダイヤモンド業界は、どうでしょう。映画「Blood Diamond」の影響を恐れ、今年になって大慌てで、「Diamond Facts」というサイトを作り、生産地、生産者への貢献をアピールしている始末。スタバと比較して、CSRに対する姿勢の違いといいますか、「広報」に対する戦略の差を感じます。ラパポートのニュースを読んでいますと、キンバリー・プロセスが始まった時期ごろから、ダイヤモンド業界も生産地への社会的貢献を積極的にやるようになってきています。
でも、そんなことは、ほんの一部のダイヤモンド業者以外は、誰も知りません。それでは、なんにもならないのです。売ることばかりに気をとられ、業界としてCSRの重要度をないがしろにしてきた結果です。
では、スターバックスの「COFFEE CSR」の内容の一部をご紹介します。当たり前のことを言っているだけです。
<コーヒー生産者への支援>
1.生産者に対する経済面の援助や公正な取引を行い、長期的な契約を結んでいます
2.コーヒーの生産者は大切なパートナー。だから、彼らのコミュニティに対してもサポートしています。
<コーヒー生産地や生産国への支援>
生産者を取り巻く環境や生活水準向上のために、インフラ整備や施設援助にも取り組んでいます。
<環境保護とコーヒー生産者への支援>
日陰栽培やフェアトレード認証のコーヒーを積極的に購買。生産地の自然保護や生産者の経済支援を行っています。
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