宝石の輝きは、こころの輝き
人が生きていくだけのためなら、宝石は必要ではないものでしょう。衣食住が足りていれば、生活には困ることはありません。
部屋に花を飾ることもなく、いい音楽を聴くこともなくても、日々の生活に支障があるわけではありません。
生活を維持するには、お金は必要ですね。でも、宝石はいらないですね。資産価値がある宝石なら別ですが。ただ、買った値段より高く売れる宝石などそう滅多にあるものではありません。
「宝石の価値」って何ですか?
限りない美しさ?希少性?資産性?
それよりも、「美しいと思うこころ」「身に着ける楽しさ」「贈る、贈られる喜び」「人との絆」など精神的なもの、良い人間関係を作るためのものにもっとスポットを当てるべきです。
時代の要請により、宝石そのものの情報開示は大切ですが、一方で、宝石の持っているスピリチュアルな価値をそれ以上にユーザーに提供しなければ、片手落ちになってしまいます。
宝石の輝きは、こころの輝き。
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コメント
「宝石の輝きは、こころの輝き」というコピーは、仕事中、ふと思いつきました。
モノがこころに影響する商品として、宝石は秀逸だと思います。
サブコピーは、「宝石は、ひととの絆、愛のしるし」でしょうか。
投稿: 仁醒 | 2006/09/28 22:20
明日、あるお客様に1.5ctのプリンセス・カットのダイヤリングを納めます。
9/30日付けで、38年間勤めた会社を無事退職するので、その日を記念して、当日の夕食時に、ご主人から奥様への「感謝のしるしプレゼント」だそうです。価格は、100万円です。
100回の”有り難う”より一個のダイヤモンドが持つ重みを強く感じました。
ジュエリーは、大切な思い出を、心に焼き付けてくれる名人なのではないでしょうか?
投稿: 矢野文久 | 2006/09/28 20:57