W杯ジャパンと日本ジュエリー業界
随分、ブログの更新が滞ってしまいまいした。ときどき、立ち止まって考えることがあり、何もやらなくなってしまう時期があります。
実は今回は、体調不良が最大の原因なのですが・・・。
読者の皆様、お許し下さい。
さて、サッカーワールドカップは、いよいよ16強によるトーナメント戦になりました。
ジーコジャパンは、やはり世界基準で判断すると、実力どおりの結果に終わってしまいました。精神力の弱さより、フィジカルの弱さ、技術面、戦術面の弱さを勝負どころの後半にいつも露呈してしまっています。
我がジュエリー業界において、特に日本のダイヤモンド業者は、世界のサイトホルダーの関連業者が次々に日本に事務所を置くようになり、「世界基準」の競争にさらされています。
うかうかしていると、小売店は、海外のブランドショップに、ダイヤモンドや色石は、サイトホルダーや華僑の進出にシェアをますます奪われそうです。
製品は、ヨーロッパや香港、シンガポール、バンコクの輸入品が増えています。
矢野経済研究所やJJA発表による2005年度の業界規模は、2004年と比較して若干の増加だそうです。総計の取り方に多少の疑問があるとしても、楽観は出来ないのです。
なにしろ、マックス3兆円あった業界規模が3分の1に減っているのです。
業界全体としては、危機意識が薄いと感じています。
サッカー日本代表がこのままだと4年後、8年後にワールドカップにいけるかどうか疑問視されているように、日本のジュエリー業界も世界のジュエリー業者と戦う土俵に上がれないようになると思います。
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コメント
辻さん、季節の変わり目です。
お身体お大事に。
投稿: 矢野文久 | 2006/06/27 20:12