JC資格制度認知に対するアイデア
日本ジュエリー協会(JJA)が実施しているジュエリーコーディネーター(JC)資格制度の最高位1級の検定試験が昨年あり、117名の受験者のうち、合格者は3名でした。
JC資格は、3級、2級、1級があり、2級を受験するためには、3級に合格していなければなりませんし、1級を受験するには、2級合格者でなければなりません。1級に合格するには、最終口頭試問があり、超難関といえます。
しかし、1級合格者の一般への認知はどれだけあるでしょう。業界誌掲載など内輪で発表があっても、一般紙や雑誌で記事にしてもらえないなら、社会での認知は広まらず、受験者を鼓舞することもできません。小売店の経営者も、従業員にたいして積極的に受験するよう推奨しないでしよう。
仙台インタージェム社長ブログ1月11日付け「JJA理事会と新年賀詞交歓会」に、合格者の写真が掲載されていますが、JJA、JJA-JCのホームページには、結果発表程度の扱いです。
例えば、女性誌にJC試験の広告を出稿するのであれば、タイアップ企画として、1級受験者の「ジュエリーコーディネート・コラム」を掲載してもらえるよう出版社に交渉してはいかがでしょう。「1級合格者がいる店紹介」でもいいですね。
なにも目新しいことではなく、他の業界では当たり前にやられていることですが。
反対意見として、一部の合格者を宣伝することになるのはいかがなものか、などが挙がるでしょうが、資格制度への一般への認知は、「スターを誕生させる」ことだと思います。そのほうが、ニュースソースになるからです。
ほかにも、色々、アイデアはあると思います。積極的な告知活動を期待しています。
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コメント
オーナーズノートさん、コメントありがとうございます。
例えば、TV通販のコメンテーターとして、JC1級の方がジュエリーのすばらしさを解説するようになれば、一般への認知が広がるのではないでしょうか。
色々なアイデアを出し合い、実施していくなかで、JC資格制度が広がるのでしょうね。
投稿: 仁醒 | 2006/02/05 21:01
村上さん、ご丁寧なコメントありがとうございます。これからも、JC制度認知、広報に対してのご尽力を宜しくお願いします。
そのことで、業界の進むべき方向性が見えるのではないかと思っています。
投稿: 仁醒 | 2006/02/05 20:55
JC一級取得者の紹介も含め、JC制度について一般の消費者の告知すべきではないかとのご意見に関しては全くその通りです。今回の一級誕生を最大のチャンスと捉えて一般紙にもプレス・リリースを流しましたが、残念ながら全く無視されました。JJAの広報の力は残念ながらこの程度です。
JJA-JCホーム・ページに告知さえされていないとの事については落ち度で早速指示します。田中事務局長が1月末で退任することになっていましたのでごたごたして掲載されなかったのだと思います。やっていることは、3名の対談を載せるということでこれは一般雑誌を使います。時計美術宝飾新聞のホーム・ページには対談を掲載していただきました。そのほかでは、理事会の席で折にふれ理解と支持をお願いしています。今後とも一般向けに告知していくつもりですが予算の関連で頭の痛い問題です。ご意見有難うございました。
投稿: 村上 俊二 | 2006/02/05 17:54
最近、米倉涼子主演のテレビ朝日系列で放映されている松本清張原作ドラマ「けものみち」のなかで主人公が原作にはない宝石デザイナーという設定でしたが、TVや映画のドラマの中でジュエリーコーディネーター(JC)が職業として取り上げられて初めてJCが一般の方に認知されたと言えるのではないかと思います。JCの地位向上の為にも広報活動は、欠かせないと思います。
投稿: オーナーズノート | 2006/02/05 17:24