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ロシアの資源、再国有化

 石油、天然ガス、金属など資源・素材関連企業の多くは、ソ連時代に政府下にあった産業組織から、高利益が見込める分だけを、一握りの「オリガルヒ」と呼ばれる寡占資本家が買い占めて生まれました。

 ダイヤモンド原石業者のアルロサは、ニッケル、パラジウム世界最大手のノリリスクニッケルに対し、合併交渉を持ちかけています。

 アルロサは、政府の出資率を51%強に引き上げる計画があるようです。

 ロシアの資源支配による経済武装は、アメリカに対抗するためでしょうか、中国に対する発言権を高めるためでしょうか。

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家電安全マーク「PSE」

 PSEは、Product Safety,Electrical Appliance & Materials の略。

 2001年度以前に製造されたアンプやシンセサイザーのほか、テレビや冷蔵庫といった一般家電、259品目は、安全マーク(PSEマーク)がないと、新品・中古品を問わず、販売が禁止されます。

 同法は、製造業者などに製品の安全性検査やマークの表示を義務付ける制度。

 さて、ジュエリー業界でも、JJAの指導の下、製造者の刻印を打ち、製造者の責任を明らかにするという制度があります。

 しかし、全てのジュエリー・メーカーが製造者マークを刻印しているわけではありません。

 PSEマークについても、末端のリサイクルショップなど、対応に苦慮しているようです。

 ジュエリー業界の場合、家電業界とは比較にならないぼど、メーカーが中小、零細企業ばかりなので、製造者マークという制度が大きく推進する可能性はあるのでしょうか・・・。

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NHK「プロフェッショナル」をみて

 あの「プロジェクトX」の後番組で始まった、「プロフェッショナル」。今日、アンコールとして、第1回の番組を再放送していました。

 第1回の番組を見逃し、非常に残念な思いをしましたので、今回はじっくり見ました。

 リゾート再生に奔走する、星野リゾートの社長のお話し。

 最近、ジュエリー業界からのオファーがきて、事業立て直しの案件で会社の幹部との面談が数件ありました。

 いずこも同じだなぁ、という印象を持ちました。業績が落ちる理由は、どこの業界でも同じなんだと感じました。再生の処方箋も一緒ではないでしょうか。

 

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大人(社会)のいたらなさ

 最近目立つ、大人による幼児虐待、殺害事件。

 精神的なはけ口を弱者を痛めつけることで解消しようとするその行為は、もうモラル欠如の問題ではすまされない。

 戦後の家庭内、学校の道徳教育は、よかったのだろうか。自分にとって都合の良い、自由主義や平等性は、社会との軋轢を生みます。

 グレーゾーンはセーフである。法治国家においては、法を犯していない限り、罪になりません。

 スポーツにおいても、ルールに則った行為は、正当です。例えば、プロ野球でかつてあった、1番から3番まで全てバントをさせ、投手をつぶそうとした行為。全ての打席ファーボールで敬遠させた高校野球。テニスのミックスダブルスで、全て弱い女性にボールを集めること。それらの行為は、ルール違反ではありません。

 勝てば官軍、儲けることが全て。いくら豊かな生活をしていようと、そういう人たちとは、一線を画したいと思います。

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「国家の品格」を読んで

 「国家の品格」(藤原正彦著)を読みました。「情緒」と「形」の日本という説明には、ピンとこないことがありましたが、全体を通して共感できる点が多かったというのが読後感です。

 小説や本を読んで、何かひとつでも得るとことがあれば、それは自分にとって有益だったと思っています。セミナーでも同じことが言えますし、映画やコンサートでもそうでしょう。

 共産主義と比較して、現在のアメリカを中心とした資本主義が明らかに勝っているとは思っていません。同じような体制が長く続くと、どこかに歪みが生じるのは、長い歴史をみれば明らかです。

 自分にとって良かったことは、中学生になって、意味が分からずとも「論語」(岩波)を読んだことでしょうか。今でも、座右の書として手元に置いています。

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取り組みと結果

 WEBサイトを立ち上げて、かれこれ7年になります。本格的に取り組んで、3年になるでしょうか。

 昨年より、一般メディアからの問い合わせやジュエリー業界より新規の仕事のオファーがくるようになりました。ありがたいことです。

 Gem-PLanet の内容については、まだまだ行き届かないところがいっぱいあります。しかし、ジュエリー全てについて網羅する、ポータルサイトにすることを目標にしていません。ひとりでやれることには限界があります。絞り込んだテーマについて、深く掘り下げることが、結果的にジュエリーに対する全般を知ることになるのではないかと考えています。

 中途半端な取り組みは、必ず、中途半端な結果になる。そう思います。

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GIA 新カットグレーディング説明会資料

 JJAのHPのトップページから、GIA 新カットグレーディング説明会資料 がPDF形式でダウンロードできます。但し、ページ数が多く重いファイルですので、回線速度によって時間がかかりますので注意して下さい。

 いよいよ日本でも、4月1日より、GIA新カットグレーディングによる鑑定書が発行されます。

 先日、アメリカ・ツーソンで、巨大なジュエリーショーがあったのですが、海外のレポートによりますと、GIA新カットグレーディング付きのダイヤモンドが会場でよく売れていた、という報告があります。

 さて、日本では、どうなりますか・・・。

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「ワンセグ放送」の未来

 昨日に続き、「ワンセグ放送」について。

 KDDIでは、12月にワンセグ対応機種をいち早く発売。店頭では品薄状態のようです。野村證券研究所は、2010年にワンセグ対応の携帯電話がおよそ2500万台になると予測しています。

 ワンセグが始まれば、携帯電話で、気になるニュースをチェックしたり、ドラマとタイアップした商品を購入したり、料理のレシピを見るなどいろいろな仕掛けができます。

 ワンセグ放送が開始される「4月1日より生活が変わる」というのは、あながち大げさな表現ではなく、あの「ウォークマン」発売の時のように、若者のライフスタイルに劇的な変化を起こすことになると思います。

 「ipod」の映像配信が話題になりましたが、ワンセグはそれ以上のものになるでしょう。

 TVショッピングを手がけている住友商事によれば、同社のTVショッピングの12%がインターネットからの注文で、その四分の一が携帯電話からだそうです。

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「ワンセグ放送」で融合

 9日、NTTドコモと日本テレビ放送網は、携帯電話で視聴できる地上デジタル放送「ワンセグ放送」のコンテンツ制作や関連サービスで業務提携をしました。

 ドコモが、ワンセグ放送に関する業務提携を放送局と結ぶのは、フジテレビジョンに続き2社目。これで、ますます、放送と通信・インターネットの融合が進むことになります。

 携帯電話機種のワンセグ対応が当たり前になり、配信するコンテンツが充実すれば、新しい携帯動画メディアが出来上がります。

 携帯電話サービスは、音楽から動画へと進化するようです。広告媒体としても、とても魅力的なものになります。新しい広告サービスがどんどん出てくることでしょう。

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JC1級資格者新春座談会

 時計美術宝飾新聞のウェブサイトで、「JC1級資格者新春座談会」が掲載されています。1級試験の時の苦労談や常に心がけていることなど興味深い内容です。

 私は、ジュエラーの資格としてGIA GGを約25年前に取りました。

 ところで、自宅には、JC2級の教材があります。そうとう厚みのある内容になっています。年齢的な脳の老化を考えますと、なかなかJCを受験してみようという意欲が湧いてきません。

 ジュエリー、宝石について、知識を掘り下げて勉強するとなると、各種宝石原石について、その評価、作り、マーケティング、カラー・ファッションコーディネート、接客などその内容は多岐に及びます。さらに、最新情報を知っておかなければなりません。

 JC3級の教材には、ジュエリーを取り扱う、販売するなどの実務に欠かせない基本的な知識が載っています。試験に挑戦する、しないを問わず、一度ご覧になることをお勧めします。

  JC資格制度は、このリンクで

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仙台「インタージェム」一夜一組貸切

 仙台ジュエリーサロン「インタージェム」では、完全予約制で、一夜一組限定で、エンゲージやマリッジリング選びに応じるサービスを開始しています。

 「お店が閉店した後、19:00~21:00をお二人の為に貸切で美味しいワインを飲みながらリング選びが出来ます」というもの。

 どうせやるなら、こだわったウェンディングをという「やるなら婚」が30代や団塊ジュニアを中心に静かなブームになっていることは、このブログでご紹介したことがあります。

 今回のインタージェムさんの新サービスは、そんな「こだわりのカップル」のためのプランニングでしょうか。おいしいワインを飲みながら、ゆったりした気分で、エンゲージやマリッジを選べるなら、将来の結婚生活がより豊かなものになる気分に浸れるのではないでしょうか。

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表参道「マリーアッシュ」主催 「マハラジャジュエリー」ハンドリングセミナー

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 2月4日、午後12時半より、表参道ハナエモリ・ビル5F「レストラン・ル・パピヨン・ド・パリ」にて、お客様を対象に、ジュエリー・ブティック「マリーアッシュ」主催のマハラジャジュエリー講習会が開催され、参加しました。

 インド・マハラジャジュエリーとは?

 フレンチの昼食コースを堪能した後、実際に、お店のコレクションを手にしながら、マハラジャジュエリーの地理的、歴史的な背景、宗教とのかかわりについて、楽しい講義を傾聴しました。

 インドのアンティークジュエリーであるマハラジャジュエリーを実際に手にして見る機会はそうあるものではありません。当日、10倍ルーペを持っていましたので、その繊細な技法、宝石の美しさを十分に楽しむことができました。

 講演していただきました五十嵐社長のブロブも楽しい内容です。ご興味のあるかたは、一度ご覧になってはいかがでしょう。

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JC資格制度認知に対するアイデア

 日本ジュエリー協会(JJA)が実施しているジュエリーコーディネーター(JC)資格制度の最高位1級の検定試験が昨年あり、117名の受験者のうち、合格者は3名でした。

 JC資格は、3級、2級、1級があり、2級を受験するためには、3級に合格していなければなりませんし、1級を受験するには、2級合格者でなければなりません。1級に合格するには、最終口頭試問があり、超難関といえます。

 しかし、1級合格者の一般への認知はどれだけあるでしょう。業界誌掲載など内輪で発表があっても、一般紙や雑誌で記事にしてもらえないなら、社会での認知は広まらず、受験者を鼓舞することもできません。小売店の経営者も、従業員にたいして積極的に受験するよう推奨しないでしよう。

 仙台インタージェム社長ブログ1月11日付け「JJA理事会と新年賀詞交歓会」に、合格者の写真が掲載されていますが、JJA、JJA-JCのホームページには、結果発表程度の扱いです。

 例えば、女性誌にJC試験の広告を出稿するのであれば、タイアップ企画として、1級受験者の「ジュエリーコーディネート・コラム」を掲載してもらえるよう出版社に交渉してはいかがでしょう。「1級合格者がいる店紹介」でもいいですね。

 なにも目新しいことではなく、他の業界では当たり前にやられていることですが。

 反対意見として、一部の合格者を宣伝することになるのはいかがなものか、などが挙がるでしょうが、資格制度への一般への認知は、「スターを誕生させる」ことだと思います。そのほうが、ニュースソースになるからです。

 ほかにも、色々、アイデアはあると思います。積極的な告知活動を期待しています。

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松下電器 タウンプラス 郵便物

matsushita-1 先日、ブログで書きました松下電器産業からタウンプラスによる郵便物が我が家にも着ました。

 2006年3月期の松下電器産業の連結業績見通しは、営業利益が当初予想の3300億円から4000億円に上方修正しました。海外を中心に、プラズマテレビやデジタルカメラの売れ行きが計画以上に好調なためだそうです。

 売上高は8兆8400億円、純利益も1300億円に従来予想を上方修正しました。石油温風機による一酸化炭素中毒事故の対策費用として約240億円を計上しますが、本業の好調ぶりがマイナス要素を上回ったようです。

 企業の主力ブランド商品に問題があり、その対策が遅れ、善後策が徹底しなかったばかりに、凋落してしまった会社が多いなか、松下の対応がうまくいったことは、今後の消費者対策の良い事例となるでしょう。(初動は遅れてしまいましたが。)

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団塊向けフリーペーパー「GAZEN」創刊

 産経新聞メディクスは、4日、団塊世代向けフリーペーパー「GAZEN」を発行します。東京都内を中心に産経新聞に折り込まれるほか、金融機関、企業、スポーツクラブを通じて配布されます。

 中高年向けフリーペーパーは、初めての試みで、毎月第一土曜に発行されます。

 充実したセカンドライフ実現のために、旅、お金、健康、カルチャーまで幅広い話題を網羅しているそうです。明日発行みたいなので、銀行などに行って手に入れようと思っています。

 今、団塊世代のライフスタイル、志向分析をしております。近いうちに、GPC会員サイトで発表しょうと資料を集めているところです。

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ヨーカ堂衣料新ブランド

 2月1日、フジサンケイ・ビジネスアイ総合面に「ヨーカ堂が新ブランド2種」という記事があり、昨晩の東京12ch、WBSでは「激動する総合スーパー①衣料品改革の舞台裏」でヨーカ堂の取り組みをフローズアップしていました。

 伊勢丹の元カリスマバイヤー藤巻幸夫氏がSPA(製造小売)に自ら乗り出し、ヨーカ堂の衣料品の立て直しを図っています。

 いままでの総合スーパーの衣料品には、ファッション性や提案性に欠けています。私も近くのヨーカ堂で買い物をすることが多いのですが、特に衣料品売り場には、接客する販売員が少なく、お客をほったらかしにしています。

 これからの販売は、提案できる商品に、提案できる販売員が必須です。

 このことは、総合スーパー(GMS)に限ったことではありません。

 自社生産、自社販売をするにあたり、百貨店のように派遣社員に頼ることができません。合理化を考えるうえで、人件費との兼ね合いを考慮しなければなりませんし、短期的に成果があがるとは考えにくいので、どこまで我慢できるかが成功のポイントになるでしょう。

 

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「恋愛デトックス」から「宝飾デトックス」へ

 デトックスは、日本語でいえば、「毒出し」「解毒」を意味します。健康意識、LOHAS志向から昨年より盛んにいわれはじめた言葉です。もともと発汗の際に体内の不要物質や老廃物を抜き出す作用をデトックスとして使われ始めました。

 「恋愛デトックス」は、恋愛における後ろ向きな悩みを解毒、毒出しするとともに、新たな発展性のある恋を見つけ出すという、恋愛成就に向けての心の処方箋を説く。

 31日に、「恋愛デトックス」(宙出版・潮凪洋介著)という本が出版されました。近畿日本ツーリストでは、「恋愛デトックスツアー」を実施する予定だとか。

 昨年より社会問題になっている、偽装、虚偽報告、マネーロンダリング、談合などによって企業が市場から排除されていることは、「企業デトックス」といえます。

 さて、ジュエリー業界においても、消費者のジュエリー離れを防ぐ意味でも、「宝飾デトックス」が必要ですね。

 古い体質による毒素は、取り除かれるべきでしょう。

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