日本のジュエリー産業再生について(3)
モノがなかった時代。事業成功の要件は、ヒト、モノ、カネでした。ヒト、モノ、カネの3要素をいかに効率的に活用するかが成功への近道でした。
モノがあふれている今。成功への要件が増え、成功へのハードルは、一段と高くなりました。知財(知的財産)、企画、マーケティング、広報などの要件が成功への要件にプラスされました。
がむしゃらに、モーレツに働けばなんとかなる時代ではありません。営業マンは、他人、他社より多く得意先を回れば、数字はついてきました。お店は、店主がまじめに商売に打ち込めば、なんとかなりました。
しかし、今は、肉体的に頑張れば、成果が上がるという時代ではありません。右脳と左脳を駆使して、しかも体力と精神力を持続しなければ、事業はなかなか成功しません。全ての能力を兼ね備えた人物は、稀有な存在です。
3要素であれば、なんとかなりそうですが、これだけ成功へのハードルがたかければ、ひとりの力では到底無理です。
そこで、重要になるのが、ネットワーク志向です。日本のジュエリー業界にとって欠けているのは、まさにネットワーク志向ではないでしょうか。
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