鑑別書表記問題と津波
昨年始まった「9月の宝石鑑別表記の改訂」、「10月の真珠鑑別表記の改訂」のその後。ジュエリー業界の多くの人たちが、大きな混乱がなくうまくいっていると思っているようです。しかし、実際にはどうでしょうか。どこかに大きなひずみが生まれないかと心配しています。
年始まわりでの大きな話題はそのことです。例えば、大きな津波が押し寄せようとしていても、陸から見ると、遠くの津波は、ただ一線の白波のように見えます。しかし、水面下ではとんでもない大きなうねりが生じています。
海の時化を見た目でたいしたことがないと思うことは危険です。入り江から外海を見て、時化ていても一見たいしたことがないように見えます。しかし、実際外海に出てみると、4m、5mの波が立っていることに驚きます。そして、ほうほうの体で帰ってくるはめになるのです。
海の怖さを知らない人達は、海を甘く見ます。海の怖さ、イコール、消費者の怖さです。皆さんはどう思いますか。
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コメント
今回の鑑別表記の改訂は、一言で言えば、まさに「画竜点睛を欠く」かと思います。
投稿: 仁醒 | 2005/01/08 15:58
いつも「オーナーズノート」をご愛読戴きありがとうございます。
「対岸の火事」「人のふり見て我がふり直せ」等、ことわざには、沢山の教訓があるはずなのに・・・・。
情報開示の遅れから、消費者・マスコミから攻撃を受けて立ち直れなくなった企業や信用を回復するのに時間の掛かっている業界が沢山あります。
しかし、そのような前例があっても「対岸の火事」としか思えないから「人のふり見て我がふり直せ」といかないのでしょうね。
投稿: インタージェム 佐藤郁雄 | 2005/01/08 12:27