ネット消費の増加
私の考えました今年のジュエリー業界のキーワードは、「インターネット」なので、今日はネット消費者の増加について。
日経MJの分析によりますと、ネット消費の増加の原因は、
1.高額商品など品数増加
2.「大手も採用」不安減る
3.ブロードバンドで軽快
となっています。
ネット消費者は、PCやその周辺機器など男性によるマニアックな消費や産直直送品の購入から、本、DVDなどの手ごろな商品から、最近では家電、貴金属など高額な商品へとアイテムが広がっています。
商品アイテムが広がることは、ネット消費のユーザー層が広がることにつながります。しかし、ジュエリーなどの高級品がネットでどこまで売れるか疑問です。
ジュエリーは手にとって見ないとわからない商品や、フィット感を実際に確かめたいものです。
ネットで売るには、「販売促進はネットで、決済は店舗」というのが王道でしょう。
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コメント
「宝石月夜ばなし」ご愛読ありがとうございます。
特に、ジュエリーのネット販売の基本は、佐藤さんのおっしゃるように「クリック&モルタル」だと思います。
よく業界で耳にすることは、「卸商売がうまくいかないので、ネットでBtoB を成功させたい」「実店舗での販売の低下を今はやりのネット販売で補填したい」ということです。
そんな時、中途半端になるのでしたら、止めたほうがいいとアドバイスしています。
説明を聞かなくてもすむような「超ブランド品」や芸能人がしていたことで火がついたアクセサリーなど特殊な商材以外は、ジュエリーをネットのみで売ることは、非常に難しいのではないでしょうか。
また、実店舗の信頼ではなく、「ネット上での信頼」をどう構築するのか考えることが必要ですね。
投稿: 仁醒 | 2005/01/05 19:59
いつも「宝石月夜ばなし」を読むのを楽しみにしております。ところで、「販売促進はネットで、決済は店舗」は、「クリック&モルタル」のことでしょうか。
ご存知と思いますが、クリックは電子仮想商店のこと、モルタルは実店舗のことなのですが、クリックとモルタルの違いは実際に店舗を構えて営業しているかどうかの違いで、「クリック&モルタル」はその両方を有している企業のことです。
宝石店がインターネットを利用する場合、「クリック&モルタル」のほうが実店舗を有しているので信用度も高く、ネット上の仮想商店で商品をみて実店舗で、実際の商品に触れて買って戴く方法が最善と言うことですね。
投稿: インタージェム 佐藤郁雄 | 2005/01/05 12:09