放射線処理カラーダイヤモンド
ダイヤモンドに色をつける技術には、二通りあります。放射線照射と高温・高圧(HPHT)処理です。もうひとつにコーティンングがありますが、ほとんど使われていません。
放射線照射は、1900年初期に実験的に行われましたが、最初は何年も強い放射性が残りました。現在は、技術が進歩し、放射線処理をした後、残存放射性が残ることはありません。
この処理では、グリーンやブルーといったカラーができます。さらに処理を行うとイエロー、オレンジ、レッドに仕上げることが出来ます。
市場に出回っている放射線処理では、ブルーダイヤモンドが多いでしょうか。小さなメレーダイヤモンドでブルーに処理されたものが多いので「天然ブルー」と区別する必要があります。天然のブルーダイヤモンドとなるとそうとう高価になりますし、均一なブルーを揃えることは困難です。
処理されたブルーダイヤモンドは、ジュエリーにアクセントをつける商材ですので、処理(トリートメント)しているということを明示して販売するなら、「OK」だと思います。販売する側がダイヤモンドといえばなんでも「天然」」であるという妄信することがないように注意したいものです。
販売する側は、世界のマーケットや最新の鑑別情報を常にキャッチしなければなりませんね。
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