インドパワー
インドは、今年度の宝飾品輸出額で、過去最高額130億ドルを突破しそうです。統計詳細は、12月17日の日経MJに出ています。
主な輸出国は、旧ソ連、東南アジア、中南米です。インドといえばメレーを中心とした研磨済ダイヤモンドの輸出が有名で、世界のダイヤモンド市場の約60%にあたります。低コスト、デザイン・技術の向上で製品の輸出までもが伸びているようです。
ダイヤモンド原石の輸入は、2001年度で、約7割がデビアスから、残りをベルギーなどの市場から調達しているのですが、安定供給を目指すため、今度は豪州、ロシア、アフリカなどからも輸入する考えを示しています。
さらに、鉱山業者との商談を進めているようで、原石から製品までインドで一貫して生産しようとしている狙いが見えます。ジュエリー業界では、中国のパワーもさることながら、インドパワーにも注目していく必要があります。
一方、日本のジュエリー業界は、世界から見ると随分置いてきぼりを食らっているという印象を受けます。第二次大戦後、宝飾業界の先駆者達が、ベルギー、イスラエル、ニューヨーク、香港などを飛び回り市場を開拓していったパワーは今はもうなくなっているのでしょうか。日本国内だけで商売を考えていては先ぼそりになってしまいそうです。
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