ティファニー、カルティエは競争相手?
海外ジュエリーブランドショップの日本進出が止まらない昨今、日本のジュエリー業界は、いまだ旧態依然とした販売に終始しています。
メーカー、卸業者は、小売店が仕入れしないという理由から、ホテルなどでユーザー展を開催し、売上を確保しようとしています。小売店は、メーカー、卸の委託販売に頼っています。一部力のある小売店は、ヨーロッパやアメリカ、香港などの業界展に行き、商品を輸入していますが全体としては、少数です。
日本の業者の大半は、海外の業界展に行っても、商品研究という名の下に、ブースをぐるぐる回っているだけで、何かを買い付けることはありません。何か買うつもりがなければ、商品を見る時の気合が違ってきます。
日本のジュエリー業界で、ティファニー、カルティエなどの海外ブランドとガチンコ勝負しようという勇気ある企業はあるのでしょうか。彼らのマーケティングや広報、SPを研究し、それに対抗しようとしない限り、日本のジュエリー業界の発展はないような気がします。
日本、いや世界の冠たるブランドとなった、トヨタ、SONY、ホンダなどは、世界屈指の海外ブランドに対抗することによってその地位を確立してきました。企業の発展は、はるか先をゆくリーディングカンパニーに追いつけ、追い越せというモチベーションに拠るとことが大きいものです。
このままだと、大相撲のように、幕内力士が海外出身者ばかりになってしまう、そんな状況になりかねません。
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